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周南市熊毛地区の新水道スタートへ

周南市熊毛地区の新水道スタートへ
光市から浄水を配水
通水式で祝う

 周南市は簡易水道で供給している熊毛地区に、新たに光市から送水を受けて家庭などに水を供給することになり、21日、この水道事業のために新設した清尾の樋口配水池で周南市の木村、光市の市川市長が出席して通水式をして祝った。7月末から来年3月にかけて13ある団地ごとに新たな水道水に切り替えていく。

完成した樋口配水池

完成した樋口配水池


 八代を除く熊毛地区では約9,500人に井戸水を水源とする13の簡易水道で給水しているが、一部で水不足や水質悪化などが起きていた。これは旧熊毛町時代からの課題の1つで、住民は2市2町の合併で問題が解決されることを期待していた。
 このため周南市はこの解消へ取り組み、当初は市独自で浄水場を建設する予定だったが、建設費や維持管理費の縮減を考えて島田川を水源とする光市の林浄水場から配水する方法に決め、2012年に両市で覚書を締結して整備を進めてきた。
 総事業費は林浄水場と同地区を結ぶ水道管や容量2,700立方メートルの樋口配水池、今年度中に完成させる700立方メートルの太刀野配水池の整備などにかかる約61億円。そのうち国庫補助金が12億円、企業債が47億円。
バルブキーを回して握手する木村市長(左)と市川市長

バルブキーを回して握手する木村市長(左)と市川市長


 通水式で木村市長は「全国でも珍しい形態の事業。光市と共においしい水道水を安定的に供給していきたい」とあいさつ。市川光市長も地下4メートルの島田川の伏流水を使っているとして「きれいで飲みやすい水を愛飲してほしい。光市の水を提供できるのは誇りで喜びでもある」と祝辞を述べ、2人でバルブキーを回して祝った。
 来賓としてあいさつした熊毛自治会連合会の龍泉仁之副会長は「これまではマンガンが混入したり、濁った水が混ざることも多く、非常にうれしく思う」と話していた。