一言進言

3市長座談会大きな成果

~調理学科や介護学科新設を~
何年かぶりに周南3市市長の座談会を開いた。国井下松市長の誕生で、新たな3人の個性がどう出るか楽しみでもあった。3市が連携したらもっと効果的なことも随分あるはずだ。結果から言うと、大成功だった。観光は以前から取り組みを始め、周南市の周南観光コンベンション協会が先導しながら、マップづくりまではこぎ着けた。中身はこれからだが、周南七福神などのパワースポット巡りなど、今までの代表的な施設を並べただけのマップから、焦点を絞った、一歩も二歩も抜け出した企画が待望される。
今回の大きなテーマは高校の再編成だった。校区がなくなり、高校選びの範囲が広がった。一方、県教委は昨年末に計画案を示した光高と光丘の再編成をはじめ、華陵、南陽工も統廃合の検討対象にしている。華陵高の生徒は、下松市からは30%。周南地区が一つの校区の状況だ。
それぞれ特色を持った高校が旧来の高校に統合されるのは、選択肢を奪う施策だが、少子化の波には逆らえない。地域の最大の課題は、子どもたちが地域で生活できることだ。市川光市長から素晴らしい提案があった。3市で必要とされている若者を育てる学科を要望しようと言うものだ。市川市長は他校の例を挙げて、料理学科、調理師を育てる学科がほしいと提案した。
今、周南地区で最も不足しているのが若い世代の人材だ。特にサービス業では調理師が圧倒的に足りないし、介護士など福祉関係も深刻な人材不足だ。看護師も柳井か防府まで行かないと、高校教育が受けられない。市川光市長が言うように、これこそ3市が連携して要望を集約、県に提案するべきテーマだ。統廃合を受け入れる代わりに、これらの学科の新設を求めて行くことに、もろ手を挙げて賛成したい。周南3市の若者に職業選択の幅を広げることが、どれだけ地域に大きな効果をもたらすか、想像しただけで楽しくなる。
併せて周南3市選出の県議会議員との連携の話も出た。高校教育に市境がなくなった今、3市共通の課題に市長、県議が力を合わせて取り組むステージは、市民からも絶賛の声が上がるだろう。木村市長が唱える「共に。」を発揮する、それこそ共創の世界だ。
先の周南市議会で、新人の山本真吾議員が新人らしい質問をした。市役所職員で市外居住者は何人かという問いに、150人を超える職員が下松や光市に住んでいることがわかった。3市連携の旗振りは、まさにそうした市外居住の職員たちが率先して取り組むべき課題だろう。今年は春から縁起が良い。(中島 進)