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マレーシアでWPC住宅製造

ニッシンイクス、日本ハウスが合弁会社設立、7月に工場着工
 周南市鼓海の建材輸入販売などのニッシンイクス(加藤洋社長)と沖見町の住宅設計・施工などの日本ハウス(河野正幸社長)はマレーシアの大手開発業者、マトリックス・コンセプツ・ホールディング社との3社で合弁会社「マトリックスIBS社」をマレーシア・スレンバン市に設立した。7月に着工する工場で来年4月からWPC(ウォールプレキャストコンクリート)住宅のコンクリート壁を製造し、年間700棟のプレハブ住宅を供給していく。

調印式の加藤社長、河野社長ら=ニッシンイクス提供

調印式の加藤社長、河野社長ら=ニッシンイクス提供


 IBS社は現在、マトリックス社が開発中の住宅、商業、工業、レジャー、学校などを備えた総面積2,100万平方メートルの街の住宅地にプレハブ住宅を供給し、組み立て施工までするプロジェクトとして設立したもの。街はスレンバン市とクアラルンプール国際空港の間に位置し、マレーシアの中でも長期成長が見込まれている。
 このプロジェクトはニッシンイクスが海外市場開拓に向けて2年前から東南アジアでの市場分析をしてきた過程で持ち上がり、マトリックス社から工期短縮化や住宅品質向上などを目的にWPC工法を要請され、WPC工法に豊富な実績を持ち東南アジアで事業展開もしている日本ハウスの協力が決まった。
 WPC工法は工場で製造された高強度な鉄筋コンクリートパネルを組み立てるもの。
 総投資額は約7億5,000万円で、うちニッシンイクスが約9,000万円、日本ハウスは約6,000万円。事業は年間延べ床面積約21万平方メートルの住宅建設をし、年間売上高は約15億円を目標としている。
 13日には首都、クアラルンプール市内のホテルで調印式があり、マレーシア政府内閣担当大臣や投資開発庁長官も立ち会い、加藤社長や河野社長らが設立の文書に調印した。
 今後、ニッシンイクスはプロジェクトの計画や工場のマネジメントなど事業の円滑な運営に努めてさらなる海外展開も図り、日本ハウスも“日本品質”を武器に東南アジア各国に市場開拓を進めていきたいとしている。