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光市新田の稲葉地区で小水力発電

7月から農業用水路で、電気柵、LED街灯に利用
 光市塩田の稲葉地区の農業用水路に7月にも市内初の小水力発電設備が設置されることになった。11日には水路の近くで市竹林会(神田公司代表)が現地報告会を開き、住民ら20人に発電した電力を鳥獣対策の田畑の電気柵や新設するLED(発光ダイオード)街灯の電力に使う計画を説明した。

神田代表と発電を実演するピコルくん

神田代表と発電を実演するピコルくん

 同会は塩田を拠点に竹林の伐採、整備活動に取り組んでおり、小水力発電は事業費46万円全額をセブン―イレブン記念財団の助成で設置することにした。県農村整備課によると県内では、これまで周南市の井谷地区を守る会と四熊農地保全会など6団体が同様の小水力発電を始めている。
 発電機は柳井市の大晃機械工業製の簡易型小水力発電機“ピコルくん”で、幅35センチの水車を用水路の水で回し、内臓の自転車のライト用のモーターに動力を伝えて4.5ワットを発電する。稲葉では水路に堰(せき)を設け、固定した塩ビパイプで取水して水車を回す。昼間は電気柵に使う以外は蓄電し、夜間のLED照明に使う。
 現地報告会には導入に尽力した田中陽三市議会議員や県農村整備課、市農業耕地課の担当者も出席。7月中旬に完成する予定で、神田代表(71)は「関係各位の協力に感謝したい。電力の地産地消をさらに進めていきたい」と話していた。