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【周南】市議会議員の政務活動費は?

周南市25,000円、光市20,000円、下松市11,000円、透明性へ情報公開進む
 市議会議員や県議会議員に対して調査研究活動のために支給されている政務活動費。全国的に不正な使われ方が明るみに出て問題となるケースもたびたび報じられているが、周南3市の議会では市民から不審感を持たれないよう、領収書の閲覧など情報公開をそれぞれ進めている。金額は周南市は月額25,000円、光市は20,000円、下松市は11,000円とは差があるが、いずれも会派(1人会派を含む)の活動を対象に交付されている。支出の状況などを調べた(延安弘行)

【周南市議会】
 3市で最も金額が大きい周南市議会。年間では1人当たり30万円で、定数の30人に満額が交付された場合900万円。会派ごとに前渡しされ、収支報告、視察などの旅費に使った場合はその視察内容の報告書、領収書とともに残金を返還する仕組み。
 使途は2015年度の場合で調査旅費と広報費が最も多く、9会派のうち8会派が旅費に、6会派が会報の発行、配付など広報費に使った。
 表にまとめた項目のほか、使途基準では広聴費、人件費、事務所費にも使えるが、15年度は使った会派がなかった。使い切った会派は1会派だけで、共産党は3分の1近く、公明党も4分の1以上を残した。
 情報公開では15年度分までは会派ごとの収支報告書だけをホームページに掲載し、領収書などは市議会事務局で閲覧できるようにしていたが、16年度分からはより透明性を高めるため、領収書もホームページに掲載することを全会一致で決め、公開に向け準備が進められている。
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【光市議会】
 光市議会は定数18で、年間1人24万円のため総額は432万円。使途は旅費、調査研修費で、視察の費用が大半。広報費の項目はないが、印刷などは需用費として使うことができるという。15年度は全会派で支出が交付額を上回っていて残額はなかった。
 各会派から出された収支報告をもとに事務局でまとめた表をホームページに掲載しているが、領収書などは情報公開条例で開示を請求しなければ閲覧できない。このため16年度分から自由に閲覧できるよう準備している。
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【下松市議会】
 下松市は定数20で、1人当たり年額は13万2,000円、総額は264万円。15年度は1人欠員で19人だった。
 使途は調査研究費、研修費が大半で、視察などの旅費に使われている。周南、光市に比べて交付金額は少ないが、6会派のうち5会派が使い切らずに一部を返還。民主クラブ(現政友会)では3分の1以上を残した。同市は交付額に利息分も加えて公表している。
 ホームページには光市と同様、会派が提出した収支報告書をまとめた表だけを掲載している。領収書などは事務局で自由に閲覧できるが、コピーするには情報公開条例に基づく申請が必要になる。
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質の高い議会活動へ
 不適切、不自然な支出には市民の厳しい目が向けられる政務活動費。首長の行政運営を監視する機能を果たすために使われるのであれば有権者の理解も得られるし、より透明性を高める取り組みは評価できるといえるだろう。
 適正な支出でより質の高い議会活動を望みたい。