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広帯域移動無線のBWA

Kビジョン Wi-Fi網充実へ
11月1日から下松市中心部で

 下松市が本社のケーブルテレビ局、Kビジョン(杉田昌士社長)は11月1日から県内で2例目となる電気通信業務用無線の広帯域移動無線アクセス(BWA=ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス)事業を下松市中心部で始める。2.5ギガヘルツ帯の周波数の電波で地域の公共サービスの向上や離島、山間部など電波が届きにくい地域の解消を目指す電気通信業務用無線システムで、来年度には光市でも始める見込み。
 BWA事業は総務省が有線放送事業者を対象に全国的に進めており、許可区域内に基地局を置き、無線LANによる高速インターネット回線を通信容量無制限で提供するため、インターネットやスマートフォン、Wi-Fiのアクセスが容易になる。自治体や学校、病院など閉域的な通信回線も構築する。
 全国では8月末現在で52社、県内では山口ケーブルビジョンが山口、防府、宇部市で展開している。
 このほかにも暮らしや防災情報の配信、児童や高齢者に発信個体ビーコンを持たせることによる見守り、学校などのネット利用、交通機関の運行情報、街頭に設置する監視カメラの映像伝送、電波の条件が不利な地域の解消など地域住民のサービスもできる。

契約者に配布するルーターとKビジョン本社屋上の発信基地

契約者に配布するルーターとKビジョン本社屋上の発信基地

 Kビジョンは5月20日に免許を取得。下松市内に美里町の社屋、天王台、古川町のマンションの屋上の3カ所に発信基地を設置した。さらに中村総合福祉センター、末武公民館、市民体育館、市役所、きらぼし館、豊井公民館にWi-Fiスポットを設ける。総事業費は約1,500万円で全額同社の負担。
 サービスの利用にはKビジョンが提供する“Air-Knet”に加入の申し込みが必要。月額2,500円で、提供される専用のルーターを置くだけで家庭内、事業所内のWi-Fi環境が整備される。
 同社は「スマホのギガが足りない、手軽なWi-Fi環境がほしい、引っ越しが多く工事が面倒、ネット利用料を見直したい人には最適」と利用を勧めており、土本耕三技術部長は「気軽に問い合わせてほしい」と話している。電話は0833-44-4936。