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1区 高村氏初陣飾る

【衆院選・小選挙区】2区 岸氏余裕の3選、県内は自民圧勝
 衆院選は22日投開票され、自民党が衆議院で単独過半数を超え、自民、公明両党で3分の2を占める与党の圧勝となった。熊毛地域を除く周南市などの山口1区は自民党新人の高村正大氏(46)が希望、共産、幸福各党の新人を抑えて初当選を決め、引退した自民党副総裁の父、正彦氏の議席を守った。下松、光市と周南市熊毛地域などの山口2区は自民党前職の岸信夫氏(58)が危なげない戦いで共産党新人を降して3選を決めた。投票当日は台風21号の接近で荒天となったが、投票率は1区が前回より3.8ポイント増の54.43%、2区は3.39ポイント減の53.88%だった。

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初当選を決め、万歳三唱する高村氏と選対幹部

初当選を決め、万歳三唱する高村氏と選対幹部

岸氏

岸氏

 今回は唐突な解散で幕開けし、野党が分裂する中、憲法改正や消費増税、安全保障、北朝鮮情勢、原発、森友・加計学園問題などを争点に政権選択の選挙戦が繰り広げられた。
 新人4人の争いになった1区は周南市出身の大内一也氏が希望の党から出て、有権者は小選挙区で4党から選択することになったが、2区では比例復活を含めて5期12年議席を得た旧民主党の後身、民進党が合流した希望の党は候補を立てず、初の自共対決になった。
 1区は中選挙区時代から当選12回を重ねて外務、防衛、法務大臣などを歴任した高村正彦氏の長男、正大氏が父親の後援会組織に乗って短期決戦を制した。
 高村氏を含む県内の4つの小選挙区の自民党候補は投票終了直後の午後8時過ぎに、そろってテレビ各局が当選確実を報じた。
 これを受けて高村氏の周南市川手の選挙事務所には山口、防府、周南市の自民、公明党の県議会議員や周南市議会議員、木村周南市長ら支持者約200人が集まって正大氏と優香夫人を拍手で迎え、周南地区選対本部長の藤井律子県議の司会、河村敏夫県議の発声で万歳を三唱した。
 高村氏は「子どもたちの未来のために安心安全で豊かな日本を守り抜き、すべての世代が活躍できる社会を作りたい。県内で最も若い国会議員として、しっかり働いてご恩返しをしていく」とお礼の言葉を述べた。
 さらに「県の発展が国をよくすることになる。地に足をつけた活動に徹したい」と話し、世襲批判には「選挙期間中、少なくとも私の耳には世襲への批判は入らなかった。しっかり仕事をすることで有権者に判断してもらうことと思う」と述べた。
 周南地区後援会の岡田幹矢会長は「今の初々しい気持ちを忘れず、ごう慢にならず、謙虚に政治活動に取り組んでほしい。きょうこの日から自分の地盤を作る努力もしてもらいたい」と注文をつけて祝福した。
 希望の党の大内氏、共産党の五島博氏、幸福実現党の河井美和子氏は支持の広がりを欠き、高村氏に迫れなかった。
 2区は厚い保守地盤を固めた岸氏が余裕で勝利したが、共産党の松田一志氏は自民への批判票を集める形で党の基礎票を大幅に上回る得票で善戦した。