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ザ・モール周南イズミに売却

【下松】来年8月から“ゆめタウン”に 25年の歩み残し
 下松市のザ・モール周南がイズミ(山西泰明社長、本社・広島市東区)に売却され、来年8月1日から“ゆめタウン”の店舗に衣替えすることが決まった。2月1日に西友とイズミが売買契約に調印し、5月15日から改装のため全館休業する予定で、ザ・モール周南は1993年の開店以来、25年で姿を消すことになる。

イズミに売却されるザ・モール周南

イズミに売却されるザ・モール周南

 ザ・モール周南は通商産業省(現経済産業省)の特定商業集積法の第1号認定を受け、下松市などが整備した商業・文化集積施設の下松タウンセンターの商業施設として93年11月、旧日本石油精製下松製油所末武貯油所跡にオープンした。
 鉄筋コンクリート5階建てで、1~3階の売り場面積は28,620平方メートル。中核店舗の西友ザ・モール周南店、ザ・モール周南専門店街、食遊館、市出資の第3セクターの下松商業開発が運営する地元の商業者ゾーンの星プラザで構成。隣接の周南市に流出していた買い物客を回帰させてきた。
 市文化施設のスターピアくだまつや市保健センターとは建物が一体化しており、99年に映画館のMOVIX周南、2000年にヤマダ電機テックランドザ・モール周南店も開店した。
 店舗前の中央広場はくだまつ総踊りや花と緑の祭典など市や民間の多くのイベントが開かれ、周南地域全域から集客してきた。
 同店の開館後に、市内にはサンリブ下松をはじめイオン下松山田ショッピングセンターなど売り場面積が1,000平方メートルを超える大型店の進出が相次ぎ、現在も続いている。さらに周南市など商圏が重なる中に新しい大型店舗の開店が続き、最近は集客も頭打ちになっていた。
 また西友が西武セゾングループから切り離されて米国に本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーン、ウォルマートの日本法人になり、市出資の下松タウンセンター開発が会社設立の根拠法だった特定商業集積法の廃止で解散したことから、関係者の間では「西友はいずれ手を引くのではないか」と憶測が流れていた。
 ザ・モール周南の商業施設部分はもともと下松タウンセンター開発の所有だったが、現在は西友が所有。売却の方針は25日にスターピア会議室で開かれた下松商業開発の取締役会で説明された。売却額は不明。専門店街や星プラザのテナントには今後、説明していくという。
 星プラザゾーンは廃止されて全店舗一体の形になる可能性が大きく、下松商業開発の存続も注目される。同社を基盤に活動してきたくだまつ観光・産業交流センターや下松フィルムコミッションの今後も未知数だ。
 一方、同じ建物のスターピアくだまつも3月1日から8月31日まで大規模改修工事のため休館する。(山上達也)

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