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新徳山駅ビルオープンで9団体が連携

【周南(徳山)】駐車場無料サービスやマルシェ、魅力発信の情報サイトも
 周南市の新徳山駅ビルの徳山駅前賑わい交流施設が2月3日に開業する。そのにぎわいや交流を中心市街地や市内全域に広げていこうと市内のさまざまな団体が新たな取り組みを始めており、1月29日には関係9団体の11人が徳山商工会議所で合同記者会見を開いて活性化への意気込みを話した。

あいさつする宮本会長ら

あいさつする宮本会長ら

 同施設には徳山駅前図書館や蔦屋書店、スターバックスコーヒー、フタバフルーツパーラーなどが入居し、年間120万人の来館を見込んでいる。
 この日は市中心市街地活性化協議会の宮本治郎会長、同会TM会議の黒神直大委員長、徳山商店連合協同組合の清水芳将副理事長、周南観光コンベンション協会の原田康宏会長、JR徳山駅の杉村誠駅長、徳山駅前図書館の桜沢圭一館長、徳山商議所おもてなし向上委員会の近間純栄委員長、同商議所まちなか活性化プロジェクトの藤村圭生さん、まちあい徳山の河村啓太郎社長、徳山あちこちマルシェ実行委員会の松本健一朗委員長、市中心市街地整備部の小野卓令部長が出席した。
 新たな取り組みとして、徳山商店連合協同組合はオープン後の混雑緩和へ利用者を対象に510台の駐車場があるピピ510の1時間無料サービスを2月3日から5月6日まで続けること、徳山駅前図書館は1階でまちの情報を得られるインフォメーションを設置し、商店街の商店主を招いての内覧会で連携策を提案することも説明した。
 中心市街地活性化協議会はまちの回遊に向けたスタンプラリーやお勧めショップを掲載した冊子やクーポンを発行。まちあい徳山はまちの魅力を紹介する記事や、日曜・祝日営業などの店舗を検索して見ることもできるインターネット上の情報発信サイト「Tokuyamap(とくやまっぷ)」を1月29日に開設した。
 徳山あちこちマルシェ実行委はまちと駅を結ぶイベントとして過去5回、商店街で開いたマルシェを2月26日に開く。
 中心市街地活性化協議会の中にこの9団体などで作る新たな専門委員会を2月に発足させ、連携を進めていくことも報告された。
 宮本会長は「今を絶好のチャンスとして、活性化につなげていきたい」と話していた。

周南市初のご当地ビール誕生

「島麦酒SUDAIDAI」
【周南(徳山)】大津島のスダイダイ原料に周南料飲組合と地元

 周南市大津島で栽培されているかんきつ類のスダイダイの果汁などを使ったビール「島麦酒SUDAIDAI」が完成し、25日、築港町のホテル・サンルート徳山で披露会が開かれ、約70人が同市初の地ビールの誕生を祝った。2月8日から周南料飲組合(藤麻幸雄組合長)に加盟する居酒屋など飲食店で提供される。

記念撮影する参加者

記念撮影する参加者

 このビールは周南料飲組合青年部(三浦晃義会長)と大津島地区コミュニティ推進協議会(安達寿富会長)による「地ビール開発プロジェクトチーム」が作ったもの。
 人口約270人で、高齢化が進む大津島で困難になっている特産のスダイダイの収穫を同組合が担い、ビールにすることで、スダイダイの知名度向上につなげ、さらに同組合加盟飲食店だけで提供することで閑散期対策や会員の拡大を図ろうと1年前から進めてきた。複数の団体による地域の価値を高める活動に100万円を補助する市の「共創プロジェクト」の採択も受けている。
 スダイダイは島内のほとんどの家の庭先や畑に植えられ、現在も100本以上があるという。昨年11月末に青年部の5人が島民と一緒に200キロを収穫し、山口市の山口地ビール(中川弘文社長)が330ミリリットル入りの瓶ビール6,000本を作った。

完成した「島麦酒SUDAIDAI」

完成した「島麦酒SUDAIDAI」

 ラベルなどのデザインは昨年、東京から大津島に移住した松田翔剛さん(32)が担当した。
 披露会では藤麻組合長が「キレのいいおいし地ビールができあがった。発展していくことを願う」とあいさつし、徳山商工会議所の宮本治郎会頭の発声で乾杯した。
 安達会長(79)は「島では大正時代からカキなどに搾って食べていた。周南の特産、大津島の活性化の源になればうれしい」と話し、三浦会長(44)は「飲むとかんきつの香りが広がり、渋皮の苦みとビールの苦みがうまくマッチしておいしい」と勧めていた。
 SUDAIDAIの取り扱い店舗は24日現在で34店あり、値段は店ごとにつけている。同組合は60店舗を目標に募集を続けている。
 問い合わせは同組合事務所(0834-22-1279)へ。

新人・森繁さん無投票当選

【県議補選・下松市区】
「県政に若さと行動力を」新人・森繁さん無投票当選

 県議会議員下松市区補欠選挙(欠員1)は26日に告示され、自民党新人で前市議会議員の森繁哲也さん(38)=駅南=以外に立候補の届け出がなく、無投票で森繁さんの当選が決まった。任期は2月8日から来年4月29日まで。

万歳三唱する左から幸恵夫人、森繁さん、竹中会長、岸衆院議員

万歳三唱する左から幸恵夫人、森繁さん、竹中会長、岸衆院議員

 森繁さんの出陣式はこの日朝、大手町の選挙事務所前で開かれ、肌を刺すような寒風の中で支持者約250人が気勢を上げた。
 竹中喜久美後援会長のあいさつに続いて、自民党下松支部長の守田宗治県議会副議長、同党県連副会長の藤井律子県議、公明党東山口総支部長の上岡康彦県議が激励の言葉を述べた。幸恵夫人にたすきをかけてもらった森繁さんは「若さと行動力で下松と周南地域、県全体を発展させたい」と第一声を上げた。
 市議会からは浅本正孝議長ら議員計7人も出席し、周南市、光市の市議も姿を見せた。
 森繁氏は選挙カーで市内を1巡して支持を求め、午後5時に無投票当選が確定すると選挙事務所近くのビル1階で当選報告会を開き、支持者約50人が祝福した。
 自民党県連会長の岸信夫衆院議員は「県政の場で広い見地で力を尽くし、来年の本選に向けてしっかり働いてほしい」と祝福し、竹中会長の音頭で万歳を三唱。幸恵夫人の友人の櫛山加奈さんが花束を贈った。
 森繁さんは「来年の本選でも再び市民の皆さんから“森繁に任せてみよう”と思っていただけるよう一生懸命精進したい」と決意を述べていた。

ものづくりの現場

【下松】日立笠戸、東洋鋼鈑が交流会 相互訪問で研さん【金曜記者レポート】
 下松市の2大企業、日立製作所笠戸事業所(川畑淳一事業所長)と東洋鋼鈑下松事業所(荒瀬真事業所長)の現場管理監督者同士の交流が昨年から始まっている。異業種ながら“ものづくり”に携わっている共通点があり、互いの生産現場の見学や懇親会で得たヒントを職場の活性化に生かそうとしている。(山上達也)

創業97年、83年で初の交流

 日立製作所笠戸事業所は97年前の1921年、東洋鋼鈑下松事業所は83年前の1935年の創業。共に戦前からの長い歴史があるが、これまで一度も生産現場の管理監督者が交流することはなかった。
 しかし日立は英国向け高速鉄道車両の大量受注で空前の活況を見せ、東洋鋼鈑も抗がん剤による副作用回避が期待される遺伝子解析キットを山口大学と共同で開発して初めて医療分野に進出を果たし、「互いに交流して学び合いたい」という機運が生まれた。

東洋鋼鈑を見学する日立笠戸の人たち=東洋鋼鈑提供

東洋鋼鈑を見学する日立笠戸の人たち=東洋鋼鈑提供


ものづくりの「本音の会話」

 交流しているのは日立が社内資格の工師や工師補、工匠の資格を持つ製造現場責任者の特称会(大谷時博会長、76六人)、東洋鋼鈑は製造現場の責任者の職長会(有馬徹会長、150人)。

東洋鋼鈑の有馬職長会長

東洋鋼鈑の有馬職長会長

日立笠戸の大谷特称会長

日立笠戸の大谷特称会長

 1回目の交流は昨年9月13日と15日に東洋鋼鈑が日立を訪問し、2回目は11月2日と6日に日立が東洋鋼鈑を訪ねた。毎回参加者を変えて多くの責任者が参加できるようにし、4回の合計で日立40人、東洋鋼鈑46人計86人が参加した。
 日立ではさまざまな国内外向けの鉄道車両の製造現場を見学。有馬会長(51)は「予想していた自動化された生産ラインではなく、技術を持つ作業者の腕で多くの材料や無骨な部品が洗練された美しい鉄道車両に形作られていく姿に驚いた。作るものは違っても目指すところは同じだと理解し合えた。今後も現場で戦う力を互いに養う場にしたい」と話す。
 東洋鋼鈑では冷延や焼鈍、表面処理、フィルムラミネートなどスチールの製造工程を見学。厚生労働省の「現代の名工」に選ばれ、笠戸事業所内でただ一人の工師の大谷会長(55)は「ものづくりの本音の会話ができた。目の前でものができていく過程で、機械を扱う作業者によって品質も効率も左右されることを知った」と話している。

「大量退職のノウハウを」「刺激ある交流を」

 見学後は飲食をともにする懇親会が開かれ、製造現場での苦労や工夫を紹介し合った。中には30年ぶり、40年ぶりに再会する高校などの同級生もおり、これをきっかけに社の壁を超えた付き合いが復活したケースもあるという。

懇親会=東洋鋼鈑提供

懇親会=東洋鋼鈑提供

 両社は今後も定期的に交流していく予定。有馬会長は「間もなく直面する技術者の大量定年退職に現場としてどう対応するか、一足先それを経験した日立のノウハウに学びたい」▽大谷会長も「下松でものづくりに携わる者同士の交流は互いに大きな力になる。刺激のある交流を今後も続けたい」と意欲を見せている。

最新鋭機で省エネ、効率アップ

日立の“英国特需”で導入【下松】日立協力会社の弘木工業、弘木技研
 英国向け高速鉄道車両の大量受注で好況にわく下松市の日立製作所笠戸事業所(川畑淳一事業所長)の協力会社、西豊井の弘木工業(弘中伸寛社長)と葉山の弘木技研(弘中善昭社長)に最新鋭のファイバーレーザー搭載のパンチレーザー複合加工機が導入された。1台約2億円で、ともに国の補助を受けた。従来のものより効率的に精度の高い製品が生産でき、作業時間短縮、電気代、メンテナンス費用も縮減できる。(山上達也)

弘中弘木工業社長

弘中弘木工業社長

弘中弘木技研社長

弘中弘木技研社長

 両社はともに1950年に市内で創業した家具製造業の弘中木工所が源流。伸寛社長の義父と善昭社長の父親は兄弟で、伸寛社長は下松商工会議所で会頭、善昭社長は副会頭。

弘木技研が導入した最新鋭機

弘木技研が導入した最新鋭機

金型の自動選択装置

金型の自動選択装置

 弘中木工所は日立の鉄道車両の内装に家具製造で培った木材加工技術を生かして進出、61年に弘木工業に改称した。その際、家具部門は弘木家具店として分離独立したが、やはり鉄道車両の内装部門に進出して92年に弘木技研に発展した。
 弘木工業は鉄道車両の天井や床下部分の部品製造、弘木技研は配電盤ユニットやトイレ、客室の荷物棚など乗客や乗務員に身近な内装を手がけている。弘木工業の従業員は97人、弘木技研は74人。
 今回導入したのはアマダ製で、金属板にさまざまな形状の穴をあけたり切断する機械。奥行き10メートル、幅16メートル、高さ5.8メートル。これまでの加工機では300種類の金型から作業員が探して機械に取り付けるなど人手を要し、機械の作業スピードも速いとはいえなかった。
 新しい加工機では金型の選定から取りつけまでをプログラミング通りに機械がこなし、作業時間は従来機の5分の1。電力消費量は30%減り、メンテナンス費用も5分の1になるという。
 さらに“バリ”と呼ばれる金属切断時に加工面に生じる小さな突起も従来より少なくなり、その分、人の手に頼る溶接もしやすくなった。
 弘木工業は昨年10月に中小企業庁のものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業を利用して導入、弘木技研は1月11日に資源エネルギー庁の省エネルギー投資促進に向けた支援補助金を受けた。
 弘木工業の山田義則下拵え課長は「作業効率が上がった分、従業員がほかの仕事をこなせるようになった」と喜び、弘木技研の浜崎雄介下拵えリーダーも「技術を一層向上させて、より高品質の製品を世の中に送り出し続けたい」と話している。

伊方原発ストップへ

【光】原告団が結成総会 団長に木村さん互選
 昨年12月27日に愛媛県伊方町の四国電力伊方原発の2、3号機の運転差し止め訴訟を山口地裁岩国支部に起こした県内の原告らが20日、光市の島田コミュニティセンターで原告団の結成総会を開いた。

発言する参加者/あいさつする木村団長

発言する参加者/あいさつする木村団長

 原告団は一昨年12月に光市民ホールで映画「日本と原発四年後」や昨年10月に映画「日本と再生・光と風のギガワット」を上映した実行委員会の委員長で、前市議会議員の木村則夫さん(61)=千坊台=を中心に結成したもの。
 伊方原発は瀬戸内海に面し、直線距離で光市まで約60キロ。伊方原発をストップさせることが中国電力の上関原発建設計画の阻止につながると運動に力を入れている。
 訴訟は県内外の原告147人が起こし、伊方原発は自然災害や北朝鮮のミサイル攻撃で重大事故が起こる可能性が高く、安全性が保障されていないと主張している。第1回口頭弁論は3月15日午後2時半から同支部で開かれるが、この取り組みを一層強化して輪を広げようと結成総会を開いて約80人が出席した。
 事務局長の周南市の戸倉多香子県議会議員の司会で進行、田布施町や周防大島町の町議会議員の姿もあったが、光市議会議員の出席はなかった。
 木村団長は「私たちが3.11から学んだ教訓は原発に絶対的な安全はないということ。子どもが安心して暮らせる未来のために、日本からすべての原発をなくすために強い信念で戦おう」と訴えた。
 続いて原告弁護団の弁護士で、周南市の周南法律事務所の中村覚さんが地裁岩国支部で審理が続いている3号機の運転差し止めを求める仮処分の経過を報告した。

55年の思い出を梅の木に

【光ライオンズクラブ】冠山に記念植樹
 光市の光ライオンズクラブ(河崎聡会長、54人)は18日、認証55周年を記念して冠山総合公園の梅の里に30年もののしだれ梅、呉羽を市に贈った。

根元に土をかける市川市長(右)と河崎会長

根元に土をかける市川市長(右)と河崎会長

梅の木と看板を囲む参加者

梅の木と看板を囲む参加者

 同クラブは1963年に徳山LCを親クラブに発足。55周年を記念してこのほかにも3月1日に市地域づくり支援センター前に薬物乱用防止啓発看板を設置、同15日にホテル松原屋で認証55周年記念例会を開く。
 梅の木は高さ約3メートルあり、ピンクの花をつける。この日、冠大橋の近くのあずまやの前で市川市長と植樹式をして寄贈した。
 河崎会長は「55年の歴史の中で会員同士が苦楽を分かち合ってきた証にこの木を植えて、10年後、20年後、30年後の未来の希望につなげたい」とあいさつ。市川市長も「梅の香りとともにたくさんの人々が集う市のシンボルになってほしい」と感謝した。
 続いて2人で一緒に根元に土をかけ、ステンレス製の「光ライオンズクラブ認証55周年記念植樹」と書かれた看板を除幕して祝った。看板の裏には現会員54人全員の名前も刻まれている。
 河崎会長は「たくさんの人に親しまれる木になってほしい」と話していた。

徳山駅前交番 新駅ビルに移転

【周南署】2月3日・中央交番を統合
 周南署の徳山駅前交番が周南市の新徳山駅ビルの徳山駅前賑わい交流施設のオープンに合わせて2月3日から同施設1階に移転する。同時に桜馬場通にあった中央交番を徳山駅前交番に統合する。

徳山駅前交番

徳山駅前交番

 徳山駅前交番は旧徳山駅ビル内にあったが、駅ビルの解体に伴って2015年3月に中央交番内に移転し、2つの交番が同居していた。
 新しい交番は新駅ビル1階の蔦屋書店の西側。警察官4人と交番相談員が24時間体制で勤務する。執務室のほか待機室や相談室もある。旧駅前交番や中央交番にも市民用の駐車場はなかったが、新交番は同施設の西側に建設された同施設の125台の駐車場を利用できる。
 新交番の電話は0834-31-0105。問い合わせは同署地域第一課(21-0110)へ。

周南市のシンボルに定着

《金曜記者レポート》【周南(新南陽)】永源山公園のゆめ風車
 周南市の永源山公園の山頂にある「ゆめ風車」は高さ24メートル、羽根の直径24.66メートル。オランダ製の8角形の本格的バルコニーつきの粉ひき風車では日本最大規模を誇り、手作業で帆を張って羽根を回転させる。旧新南陽市時代の1995年に完成して20年以上が経過したが、夜のライトアップも続けられ、山上のランドマーク、周南市のシンボルとして定着している。改めて概要や管理方法などを聞いた。(安達亮介)

デルフザイル市との交流から誕生
 ゆめ風車は90年に東ソーの関連会社の縁などから旧新南陽市とオランダのデルフザイル市が姉妹都市提携を結んだのをきっかけに、国際交流の場と機会の提供、地域活性化へデルフザイル市に実際にある風車「エオリス」をモデルに建設されたもので、名称は全国に公募して決めた。

a=標高89メートルの山の上にあるゆめ風車/b=1階のストリートオルガン/c=オランダの衣装や日用品が並ぶ2階の展示室

a=標高89メートルの山の上にあるゆめ風車/b=1階のストリートオルガン/c=オランダの衣装や日用品が並ぶ2階の展示室

 鉄筋コンクリート造で特注のレンガタイルなども使われ、部品をオランダから輸入し、オランダの職人も訪れて現地で組み立てる方式で93年9月に着工、95年3月に完成し、8月から供用開始された。建設費は2億7,295万円。
 直径約1.5メートルの石臼が2基あり、粉ひき部屋で1日に1基当たり約1トンの穀物の粉をひく能力も持つ。しかし同公園では、偏西風の風力が得られるオランダのように安定的に羽根を回すことは難しいため、実際に粉をひいたのは完成当初に試行した時くらいだという。

回転は休日に、風まかせ
 維持・管理は同公園の指定管理者、グリーン環境協同組合(藤井東総括責任者)が担当。指定管理料は年間約5,000万円で、広大な公園内の樹木のせん定や夏のプールの運営などもしている。ゆめ風車にかかる費用は定期的な点検など人件費以外は駆動部に塗る油代など軽微だという。

羽根に登っての点検作業=グリーン環境協同組合提供

羽根に登っての点検作業=グリーン環境協同組合提供

 開館時間は午前10時から午後3時まで、火曜と年末は休み。羽根が回るのは土、日曜、祝日の開館時間だけで、風車守が羽根に登って風の向きに合わせて帆も張っているが、風が弱い時はそれでも回らないこともある。
 内部の1階にはオランダ伝統のストリートオルガンがあり、後ろにあるハンドルを手で回すと日本やオランダの曲が流れ、イベントの時などにも演奏している。2階には20世紀初期のオランダの衣装や日用品を集めた展示室もある。
 毎日、日没から午後9時までライトアップもされ、国道2号など周辺道路からも目を引く。

市内外に人気広がる
 風車はオランダでも19世紀には全土で9,000基を数えていたのが約1,000基ほどに減り、保護文化財として保存が進められている貴重な建造物。永源山の山頂に立つ姿は目を引き、最近では広島から来た人がゆめ風車を見かけたことで同公園に訪れるなど、市内外に人気が広がっている。
 藤井さん(62)は「全国でも珍しいオランダ製風車。市のシンボルとして守っていきたい」と話す。
 同公園には年間約27万人が訪れるが、ゆめ風車まで来る人は、山の上という立地のためかその一部。しかし風車のそばには展望台もあって市街を一望でき、ゆめ風車に至る歩道は緑に囲まれてウオーキングにぴったり。
 オランダのもう1つの名物、チューリップも、姉妹縁組で球根が贈られたのを始まりに、毎年、園児らの手で植えられており、春にはチューリップが園内や風車のある国際交流広場を彩る。
 身障者や高齢者などは同公園管理事務所に連絡すれば乗用車で山頂まで登ることもできる。オランダの雰囲気を感じに訪れてみてはいかが。同事務所の電話は0834-63-7899。

AIで取引先紹介

【山口FG】日立の鉄道車両工場向け実証実験
 山口フィナンシャルグループ(FG)(吉村猛社長)と山口銀行、日立製作所は、地域活性化を目的に同行の取引先を提案するビジネスマッチングサービスの高度化へ、同行や民間の信用調査機関、帝国データバンクが所有するデータなどを日立のAI(人工知能)「Hitachi AI Technology/H」で分析して最適なビジネスマッチング候補を抽出し、鉄道車両を製造している下松市の日立製作所笠戸事業所に提案、有効性を検証する実証実験を始めた。

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 ビジネスマッチングサービスは金融機関が取引先企業をビジネスパートナーとして紹介し、販路・仕入れ先の拡大などを通じて新規取引の促進など、企業を支援する業務。山口FGでは地域創生につながる施策として積極的に取り組んでいる。
 今回の実証実験の期間は昨年12月25日から3月31日まで。2016年2月に日立、山口銀行、YMFG ZONEプランニングの3社で締結した山口県とその周辺地域の鉄道用車両製造に携わる協力企業の支援を目的とした包括的連携協定の取り組みの一つ。
 業務の効率化や、マッチング成立の精度が向上する先進的な手法の導入を目指し、将来は日立以外の企業への提案などさまざまな可能性へ、どのていどのマッチング先を抽出、提案できるかなどを探る。