ヘッドラインニュース

下松市新年度予算案

一般会計3.8%増の217億円
下松市新年度予算案・基金残高は半減

 下松市は6日、新年度の当初予算案を発表した。一般会計は過去2番目の規模の217億円で、前年度比3.8%増。基金積立金は1993年以降で最低、地方債は最高額になった。国井市長は「市民の安全安心の確保を最重点に組んだ」と方針を説明した。予算案は15日開会の3月議会に提出される。

説明する国井市長

説明する国井市長


市債残高は過去最高
 市長は市役所で開いた記者会見で「安全・安心対策に特化し、ハードとソフトの両面から事業を加速化する予算編成に取り組んだ」と説明し「地域力の向上、にぎわいの創出、魅力度の充実に向けて諸施策を進めたい」と述べた。
 一般会計は前年比8億円増。2016年度の224億円に次ぐ規模になった。
 歳入では法人市民税が伸びて市税全体で2.1%増の93億4,040万円だったが、そのほかの税収の伸びは鈍化。基金からの繰入金は5.3%増の17億5,928万円、市債は臨時財政対策債を合わせると23億3,830万円で12.4増。
 この結果、基金残高は21億5,963万6,000円で、前年比17億302万2,000円の減。最高額だった13年の80億1654万円から5年間でほぼ4分の1に激減した。市債の残高は過去最多の333億4,444万3,000円になる。
 財政指標は依然良好で、実質公債費比率は県内13市中、最良の3.2。しかし、経常収支比率は101.7と依然100台を切れていない。

栽培漁業センター建て替えに15億円
 新規事業は30件。主な事業のうち笠戸島の栽培漁業センター新種苗棟建設事業は新年度分に8億1,000万円を計上。総事業費は15億円で19年度に完成。魚介類の種苗の安定供給と笠戸島の観光交流拠点化を図る。
 プレミアム商品券発行事業は2,750万円。「子育て支援」を主眼に18歳以下の子どもがいる子育て世代を中心に販売することを検討する。
 保育士の保育現場復帰を後押しするため短期間のパート勤務で職場体験してもらう保育士トライアル雇用制度を27万9,000円で創設するほか、私立保育園や使用規模保育施設の保育士就業促進を図る。
 約100台の公用車のうち、まず20台にドライブレコーダーを40万円でとりつけ、安全運転と防犯対策の向上を図る。
 ザ・モール周南中央広場の屋外ステージ屋根設置は5,516万6,000円。玉井哲郎企画財政部長はザ・モール周南の西友からイズミへの経営譲渡もこの事業には影響ないと説明した。
 国井市長も経営譲渡問題にふれ「西友は経営状態が変わったころからいつかは撤退するのではないかと思っていた。中国地方で一店という中でよくやっていただいた。今後はイズミと一緒に街づくりを進めたい」と期待を込めた。
 そのほか教育関係では下松小建設1億3,920万円、中村小体育館改築2,500万円、スターピアくだまつ改修3億6,000万円、旧消防庁舎跡地の防災棟新築5,551万6,000円などを計上した。
 公共下水道整備は花岡広石、浴地区を中心に24億7,043万1,000円で進め、人口普及率は87.5%になる。

特別会計は7.8%減
 特別会計は国民健康保険が55億円▽介護保険(保険勘定)が50億9,700万円▽同(サービス勘定)が1,400万円▽後期高齢者医療が9億3,800万円▽国民宿舎が7,800万円で、総額は116億2,700万円で7.8%減。
 各事業の企業会計は水道が23億2,196万1,000円▽工業用水道が2億3,316万4,000円▽簡易水道が2,659万円▽公共下水道が24億7,043万円。
 主なその他の新規事業次の通り。
 [ハード]
 認定こども園(末光幼)建設補助5,385万円▽納骨堂の旗山閣のトイレ移設170万円▽第2花岡児童の家設計470万円
 [ソフト]
 公共交通網形成計画推進730万円▽米川地区コミュニティバス試験運行220万円▽路線バス運賃減額実験56万円▽バスロケーションシステム負担金67万円▽犬の散歩をする人に地域パトロールを委託する“わんわんパトロール隊”募集78万1,000円▽家庭児童相談システム導入192万円▽健康ウオーキング50万円▽産婦健康診査375万円