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周南地域の駅トイレ

くみ取り式は櫛ケ浜駅だけ!?
久保駅は下松市が新設

kinrepo

 「ポットン便所」「ポッチャン便所」などとも呼ばれるくみ取り式のトイレは、においや衛生面の問題、転落の危険性もあることから近年、公共下水道の整備や合併浄化槽の普及に伴って水洗化が進んでいる。多くの人が利用する駅のトイレでも時代の流れに沿って今ではほとんど水洗式となっているが、周南地域では下松市の周防久保駅が3月1日から水洗式へと変わり、くみ取り式が残るのは周南市の櫛ケ浜駅だけとなっている。周南の鉄道の駅のトイレ事情を探った。(安達亮介)

くみ取り式で和式の櫛ケ浜駅のトイレ

くみ取り式で和式の櫛ケ浜駅のトイレ

JR管理は老朽化
 周南地域にはJR山陽本線、岩徳線の計15の駅があり、そのうち市がトイレを管理しているのは7カ所、JR西日本は6カ所。停留所である周南市の大河内駅、下松市の生野屋駅にはトイレがないが、大河内駅は目と鼻の先にある公園のトイレが代替となっている。
 JRが管理しているトイレは改札内にある徳山駅を除いてすべて和式。いずれも旧国鉄時代に整備されて老朽化が進んでいるが、JRとしては、改札の外では新たなトイレ整備は「基本的にしない」方針で、自治体に期待が寄せられている状況。

久保駅のトイレ

久保駅のトイレ

下松市はすべてが市管理に
 下松市の周防久保駅は1934年に建てられて老朽化し、くみ取り式であることなどから近年はほとんど利用もなく、地元からの要望を受けて市が建て替えた。事業費は837万円で、このほか電気代や浄化槽管理などの費用として年間数万円を見込む。土地は無償で借り受けている。
 市は下松、周防花岡駅でもすでに整備していることから、トイレがない生野屋駅を除いて市内の駅トイレはすべて市の管理による水洗式となった。

180413h

望まれる櫛ケ浜駅整備
 周南市は戸田、高水、勝間駅ではJRがトイレを撤去するなどしたことを受けて新設しているが、新南陽駅や福川駅は昔のまま。光市も岩田駅は市が整備ずみだが光、島田駅はJRの和式トイレのみとなっている。
 中でも櫛ケ浜駅は通学にも多く使われ、近くのキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターやその周辺のテニスコート、野球場、陸上競技場などで大会がある際は市内外から多くの人が利用し、今では珍しいくみ取り式であることもあって、とりわけ整備の要望が多い。
 現時点では具体的な整備計画はないが、周南市都市政策課公共交通対策室長の藤井良明さんは「交通結節点として、JRと協議しながら利用者が使いやすい形を検討していきたい」と話している。

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【きょうの紙面】
⑵大通理夢求の里交流館に農水大臣表彰
⑵ヨロシクは山本周南市政策推進部長
⑶お店拝見は松原表具店
⑷光シーガルズ後援会員募集中


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