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山口から全国へ!

コンクリートの進化へ“混和剤”の底力示す
コンクリよろず研が報告会

 コンクリートの品質向上を支える薬剤“混和剤”について2年間にわたって周南市の徳山高専で勉強を続けてきた「コンクリートよろず研究会」(会長・田村隆弘徳山高専教授)の研究報告会「山口から全国へ~コンクリートの底力」が25日、同高専メディアホールで開かれ、混和剤の適正な使い方の説明や実演もあり、出席したコンクリート工事に関係する産学官の約150人の関心を集めた。
 同研究会は山口、広島県が中心の20社・団体で作り、2004年には「コンクリートのひび割れ対策」を研究して冊子にまとめ、その成果は全国各地でのコンクリート構造物の品質確保を高める動きの引き金になった。
 混和剤はコンクリートが進化を続ける要因となっているが、正しい使い方が周知されないために問題になっていることを受け、2年前から2カ月に1回、研究会を開き、このたびコンクリート業界全体へ情報を発信しようと冊子を作成した。

生コンクリートの実演=手前が混和剤入り

生コンクリートの実演=手前が混和剤入り

あいさつする田村会長と研究会メンバー

あいさつする田村会長と研究会メンバー

 報告会には東北、関東、関西など全国のコンクリート関連業者、研究者らが参加し、国立高等専門学校機構研究推進室長でもある田村会長ら研究会のメンバーが混和剤を使う際の注意点など冊子の内容を解説、企業や大学関係者による研究発表会などもあった。
 そのあとは駐車場で実演もあり、コンクリートの空気量を確認するなど試験の方法を紹介。2種類の生コンクリートを同時に枠に流し込む実験もし、混和剤を加えた方が滑らかで早く固まり、作業時間の短縮につながることなどを確認した。
 田村会長は「薬を混ぜることで強度や流動性が増すが、理解されないままオーダーがあって混乱している現場もある。少しでも正しい使い方などが伝わればいい」と話していた。

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