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鹿野学園の男子棟完成

来春には女子棟 より快適に、改築工事進む
周南市北部の障害者福祉の拠点に

 周南市鹿野の障害者支援施設、鹿野学園(倉増幸生施設長)で成人部の改築工事が進められ、今春、男子棟が完成した。来春には女子棟の工事も完了する。これまで4人部屋だったのを1人部屋か2人部屋にし、より快適に生活できるようにしている。

完成した男子棟と管理棟

完成した男子棟と管理棟


 同園は戦後間もなく徳山湾の仙島に開設された養護施設、希望の家が前身。1968年4月に現在地に移転した。
 現在は社会福祉法人鹿野学園(山崎武夫理事長)の運営で、利用者は成人部が50人、第二成人部が38人。二つ以上の症状のある重複障害者も多く、全員が重度であることから入所期間も長いため、高齢化が進んで、平均年齢は成人部が52歳、第二成人部が42歳となっている。職員は71人。
 第二成人部はすでに2007年に建て替えを終え、1人、または2人部屋にしていたが、今回、建設から35年になる成人部も建て替えることにした。
 利用者が生活しながらの改築で、17年度の1期工事でこれまでグラウンドだった場所に男子棟と管理棟を建設。18年度の2期工事で男子棟を撤去して女子棟を建設する。費用は1期工事が3億9,000万円。そのうち1億4,670万円が国、県からの補助で、残りは自己資金。
 2期工事は4億500万円で、全額が自己資金。一部2階建てで、管理棟を含めて約2,400平方メートル。現在の1.5倍の広さになる。
 すでに完成した男子棟は居室18部屋と浴室など、管理棟には事務室、医務室、施設長室などと2階に50人が入れる会議室がある。車いす利用者のためエレベーターも設置している。窓を広くとって明るく、内装には壁などに木もふんだんに使っている。
 これから居室13部屋と浴室などの女子棟、食堂、調理室、レクリエーション室などを建てるが、食堂とレクリエーション室は隣り合っていて一体的に利用することもできる。
 男性利用者は4月20日から男子棟で生活しており、倉増施設長(69)は「1人部屋になったことで行動障害の利用者も心にゆとりを持つようになり、リラックスしていい状態になっている」と話し、改築後は通所の利用者も受け入れ、市北部の障害者福祉の拠点にすることを目指している。

【きょうの紙面】
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