ヘッドラインニュース

議場に赤ポロシャツ

周南市議会でSG競走PR

 6月19日から周南市のボートレース徳山で開かれるSG競走「グランドチャンピオン」を盛り上げようと、29日、市議会議員や木村市長ら市幹部が宣伝用の赤いポロシャツを着て6月定例市議会の本会議に臨んだ。

赤いポロシャツを着た議員ら

赤いポロシャツを着た議員ら

 SG競走はボートレースの最高グレードで、徳山で開かれるのは64年ぶり。ポロシャツは6月議会中に希望者が着用することをこの日の議会運営委員会(福田健吾委員長)で決め、特にレース直前の6月14日の本会議を着用推奨日としている。
 ポロシャツには背中に「BOAT RACE 徳山」「SG第28回グランドチャンピオン」の文字と6月19~24日の開催日が書かれ、議場はいつもとは違った趣き。
 この日は一般質問があり、6人が登壇したが、議員や市長、住田英昭副市長ら一部市幹部もスーツの下に着るなどしてPRに協力した。
 本会議はケーブルテレビやインターネットでも放映されるため、効果も抜群?

【きょうの紙面】
⑶ヨロシクは奥野㈱トクヤマ徳山製造所副所長
⑷下松スポーツクラブがサッカーのキッズスクール
⑷片づけテーマにチャリティーセミナー
⑸花岡スポ少が交通遺児募金

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多様な働き方へ柔軟に

【下松・周南】企業主導型保育所 相次ぎ開設

 企業主導型保育所は国の企業主導型保育事業の助成で企業が従業員向けに設立、運営する認可外の保育所。国は保育士の配置基準を認可保育所より緩くして開設を促しており、延長、夜間、休日保育や短時間の利用など多様な働き方に応じた保育を提供する。
 定員の49%まで従業員以外の子どもを受け入れる地域枠を設けられる。

180530h

 県内で待機児童が発生しているのは下松と山口市の2市。下松市では4月1日時点ではゼロだったが、5月1日現在で3人。昨年度は4月1日現在で8人、5月1日で10人で最高は10月の14人。その後、民間の認可保育所の開設や定員増で減少してきている。
 企業主導型保育所は3月末現在で全国に2,597あり、定員は合計59,703人。設置パターンも商業施設内などの大型施設型や事業所内設置型、住宅地型、駅等近接型、病院や介護施設や学校内設置型などさまざま。県内は31施設あり、市別では宇部市の7施設が最多。周南地域は下松市に5施設、周南市は2施設のほか、10月に1施設がオープンを予定している。

さくらのテラス

さくらのテラス

 このうち下松市西豊井のさくらのテラス(木村由貴子園長)は総合リハビリテーション研究所(大谷道明社長)が経営。木造2階建て231平方メートル。同社の小規模保育園太陽のテラスの隣で、切戸川やJR山陽本線に近い。
 定員19人に対し現園児は6人。同社は市内で通所介護施設やリハビリ訪問看護ステーション、自立訓練・機能訓練施設などの福祉施設を経営しており、木村園長は「地域福祉の一環で心豊かな子どもたちを育てたい」と話している。

HUG GARDENほしのさとKids

HUG GARDENほしのさとKids

 下松市生野屋南のHUG GARDENほしのさとKids(原田洋美園長)は社会福祉法人くだまつ平成会(岩本昌樹理事長)の運営。木造平屋172.48平方メートルで、同法人が経営する特別養護老人ホームやデイサービスセンターと渡り廊下でつながり、これら施設を利用する高齢者と園児が行き来して交流することができる。
 定員19人で、園児は4人。原田園長は「情操豊かに育つよう、特養やデイサービスと連携して多世代の交流を図りたい」と話す。
 各園とも見学を歓迎している。問い合わせは県労働政策課働き方改革推進班(083-933-3229)へ。

【きょうの紙面】
⑵周南市の移住相談3年前の4倍
⑵国民民主党山口が講演会
⑶光商議所工業部会が聖光高で交流
⑸光R.C.がJOCSに使用ずみ切手

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山口から全国へ!

コンクリートの進化へ“混和剤”の底力示す
コンクリよろず研が報告会

 コンクリートの品質向上を支える薬剤“混和剤”について2年間にわたって周南市の徳山高専で勉強を続けてきた「コンクリートよろず研究会」(会長・田村隆弘徳山高専教授)の研究報告会「山口から全国へ~コンクリートの底力」が25日、同高専メディアホールで開かれ、混和剤の適正な使い方の説明や実演もあり、出席したコンクリート工事に関係する産学官の約150人の関心を集めた。
 同研究会は山口、広島県が中心の20社・団体で作り、2004年には「コンクリートのひび割れ対策」を研究して冊子にまとめ、その成果は全国各地でのコンクリート構造物の品質確保を高める動きの引き金になった。
 混和剤はコンクリートが進化を続ける要因となっているが、正しい使い方が周知されないために問題になっていることを受け、2年前から2カ月に1回、研究会を開き、このたびコンクリート業界全体へ情報を発信しようと冊子を作成した。

生コンクリートの実演=手前が混和剤入り

生コンクリートの実演=手前が混和剤入り

あいさつする田村会長と研究会メンバー

あいさつする田村会長と研究会メンバー

 報告会には東北、関東、関西など全国のコンクリート関連業者、研究者らが参加し、国立高等専門学校機構研究推進室長でもある田村会長ら研究会のメンバーが混和剤を使う際の注意点など冊子の内容を解説、企業や大学関係者による研究発表会などもあった。
 そのあとは駐車場で実演もあり、コンクリートの空気量を確認するなど試験の方法を紹介。2種類の生コンクリートを同時に枠に流し込む実験もし、混和剤を加えた方が滑らかで早く固まり、作業時間の短縮につながることなどを確認した。
 田村会長は「薬を混ぜることで強度や流動性が増すが、理解されないままオーダーがあって混乱している現場もある。少しでも正しい使い方などが伝わればいい」と話していた。

【きょうの紙面】
(2)冠山総合公園で“カープちゃん”効果
(3)JA周南に青年部発足
(3)きらりトータルサポートが共同募金に141,700円
(4)児玉源太郎顕彰会が総会

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光高、光丘高 20年度に統合

県教委・新高校は光高の校舎で
6月9日に地域説明会

 県教委は24日、県庁で教育委員会議を開き、光市の光高(国清賢一校長、405人)と光丘高(大塚泰二校長、343人)を統合して2020年度に新しい高校を現在の光高の施設を使って開校させる案を示した。普通科と総合学科を置く。普通科は光高を、総合学科は光丘高を引き継ぐ形。6月9日午後6時からあいぱーく光で再編統合に関する地域説明会を開く。
 案によると20年度と21年度は新高校と既存の光高、光丘高が併設され、20年度は1年生は新高校だけで、2、3年生は光高、光丘高に在学。21年度は新高校に1、2年生が在籍し、光高と光丘高は3年生だけになり、3年生の卒業とともに両校を廃校とする。
 新高校の位置を光高とする理由は、市中心部に位置して市内全域からの通学に適していること、専用野球場や公認陸上競技場が完備されているため。新高校の名称や定員は未定で、光丘高の跡地利用も決まっていない。
 新高校に置く普通科は生徒の進学希望に応じたコースを設定し、大学入学者選抜改革にも対応させる。総合学科も多様な進路希望や学習ニーズに応える系列を設定する。
 開校と同時にコミュニティー・スクール(CS)を導入して市内各小中学校のCSや、地域や大学、企業、団体と連携、協働した取り組みを進め、社会参画を考えるキャリア教育も導入する。部活動は可能な限り両校にあるものを継続させる。
 この再編統合案で室積高等女学校と旧制光中学を前身に1948年の新制高校発足で開校した光高、生徒の急増対策から83年に開校した光丘高とも新高校に引き継がれることになる。
 地域説明会の問い合わせは県教委高校教育課(083-933-4620)へ。

【きょうの紙面】
⑶ヨロシクは徳田㈱トクヤマ徳山製造所副所長
⑷“教えて”は蔵田徳山歯科医師会長
⑸周南「絆」映画祭のゲストに升毅さん
⑸周南市櫛ケ浜の住宅地に猿

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3市で10年間に117件

【金曜記者レポート】
公用車の事故根絶に全力
ペナルティーや市長辞令

 周南3市で公用車の交通事故を抑止する取り組みが進んでいる。損害賠償を伴うため市議会に報告されるが、3市の交通事故件数は2008年度からの10年間で117件にのぼる。事故の現状と事故抑止の取り組みを探った。(山上達也)

 公用車は各市の本庁や支所、公民館(市民センター、コミュニティセンター)などの出先機関に配置されている。3市ともほぼ全職員が運転免許証を持ち、各市とも安全運転の励行の啓発に力を入れているが、損害賠償を伴う事故は残念ながら起きている。
 事故に伴う賠償費用は基本的に全国市有物件災害共済会から支払われるため市財政に直接の影響はなく、保険の掛け金も事故の有無にかかわらず変わらないシステムという。
 市の業務は多岐にわたり、各市とも多くの職員を抱えていることから一定数は避けられないともいえるが、限りなく事故をゼロにする努力が求められ、各市とも職員の交通安全への意識の向上に力を入れている。

【周南市】
課全体で公用車洗車ペナルティー

周南市の「交通安全運転の心得10カ条」

周南市の「交通安全運転の心得10カ条」

 市域が広範囲で350台の公用車を運用する周南市は、公私を問わず交通違反で違反点数が1点でもついた場合、その職員が所属する課全体が「連帯責任」で全員で公用車の洗車をする。
 行政管理課の穴田典子主幹兼行政安全対策室長は「安全運転の意識付けが大切。連帯責任を負うことで多くの職員に安全運転の意義が伝わる」という。各職場に「交通安全運転の心得10カ条」を掲示しているが、議会に公用車の事故が報告されなかった年度はない。
 損害賠償を伴う事故を起こした場合、過失割合や事故の程度によって訓告などの処分が科される場合もある。

【下松市】
市長名で「安全運転」辞令

下松市長が全職員に発行している辞令

下松市長が全職員に発行している辞令

 2005年に5件の損害賠償を伴う公用車事故があった下松市は同年、井川成正市長自身が約500人の職員一人々々に毛筆で書いた「安全運転の励行」を求める辞令を発行した。その成果もあり、翌年度は1件に激減。国井市長が就任して以後も市長名の辞令を各職員に発して安全運転の徹底を図っている。
 それでも初歩的な事故が多いのも事実。交通事故を起こした職員に対するペナルティーはなく、議会では「民間並みに懲戒処分は課さないのか」と厳しい声が上がる。
 職員は5年ごとに交通安全研修を受けているが、藤本泰延総務部長は「交通安全の要綱を他市の事例を含めて研究、検討する」と話している。

【光市】
公私問わず減点で交通立哨

 光市の取り組みもユニーク。公私を問わず交通事故や違反で点数が1点でもつけば所属長を通じて市長に報告し、市役所本庁前の交差点で始業時間前までに立哨活動をしなければならない。もし所属長への報告を怠れば、判明した時点で1.2倍の処分が科される。
 それでも事故は根絶できない。昨年は運行を民間に委託している市営バスが乗用車に接触する事故も起きた。
 小田哲之総務部長は「全庁的な対策をとり続けるしかない。軽微な違反でも必ず市長まで報告を上げるのは、交通安全の意識付けの徹底のため。この繰り返ししか予防策はない」と話している。

180525h

【きょうの紙面】
(2)東ソーが組織改正
(3)徳山駅前図書館に「えき・まちスタンド」
(3)人は吉村文子梅田病院看護師長
(4)回天搭乗員の肉声を再生

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7人の偉人イラストで!

伊藤博文、児玉源太郎、長岡外史
JR西日本・周防地区の7駅にパネル

 周南市のJR西日本徳山地域鉄道部は明治維新150年を記念し、日本の近代化に尽力した周防地区に関係する7人の偉人を描いたイラストパネルとポスターを作成した。22日からは、パネルは岩国市の岩国駅、柳井市の大畠駅、柳井港駅、光市の岩田駅、下松市の下松駅、周南市の徳山駅、防府市の防府駅の計7駅で、ポスターは和木町の和木駅から防府市の大道までの山陽本線の各駅で展示している。

お披露目されたパネル

お披露目されたパネル

 他地域に比べて埋もれがちな周防地区の偉人に焦点を当て、明治維新を身近に感じてもらおうと企画した。
 偉人は七つの駅に対応させて描き、岩国駅は奇兵隊総督の赤禰武人▽大畠駅は浄土真宗本願寺派の僧侶の大洲鉄然▽柳井港駅は海防を訴えた僧の月性。
 岩田駅は初代内閣総理大臣の伊藤博文▽下松駅は軍人、政治家で日本のスキーと航空機の父とされる長岡外史▽徳山駅は日露戦争で活躍、台湾総督も務めた軍人、政治家の児玉源太郎▽防府駅は初代群馬県知事の楫取素彦。
 パネルでは各人物のほか、各市の観光地や特産品なども描き、徳山は徳山動物園、下松は笠戸島、岩田は象鼻ケ岬が登場している。
 デザインは周南市のYICキャリアデザイン専門学校の学生が担当。昨年、40人がそれぞれ考案したものを駅に展示して来訪者に投票してもらい、パネルは今春に卒業したマンガ科の北野綾さん、ポスターはデザイン専攻科を今春卒業した横尾広貴さんの作品が採用された。
 22日は徳山駅で各市の観光関係担当職員らが参加してお披露目式があり、徳山駅の杉村誠駅長は「あまり知られていない周防の偉人を知っていただき、たくさんの人に訪れてほしい」と話していた。

クイズが書かれたポスター

クイズが書かれたポスター

 パネルは改札内、ポスターは改札の内外に展示。ポスターには駅にちなんだクイズも書かれ、これに答えると抽選で各市の特産品が計30人に当たる。
 応募は岩国、柳井、徳山、防府駅の改札付近に置かれている応募用紙を各駅の応募箱に入れるか、ハガキに答えと住所、氏名、年齢を書いて、6月30日までに、〒745-0034・周南市御幸通2-28、JR徳山地域鉄道部「維新周防巡り」クイズ事務局に送る。問い合わせは同鉄道部(0834-31-5101)へ。

【きょうの紙面】
(2)ヨロシクは岡本徳山商議所青年部会長
(3)旧日下医院内の雑貨店が移動販売車
(3)防長トラベルが台湾へチャーター便
(5)ACT SAIKYOが中国実業団2連覇

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駐車場は休日、夜間も有料

周南市・来年4月完成の新庁舎

 周南市の新庁舎は6月末に一部、来年4月にはすべての施設が利用できるようになるが、4月から駐車場は原則有料となり、市役所に「用務」がある間だけ無料になる。有料化に必要な条例も昨年12月に議会で制定されているが、市広報などで市民に知らせる時期は「今後」としていて決まっていない。

工事中の新庁舎

工事中の新庁舎


平日2時間までは無料
 条例や市議会への説明資料などによると、有料化の対象は徳山保健センター駐車場の39台分、市民館跡地の「周南市役所臨時駐車場」の70台分、現在の本庁舎跡に作られる「周南市役所本庁舎駐車場」の159台分の計268台分。
 これらの駐車場は24時間使用できるが、パーキングシステムを導入して出入り口にゲートを設置する。使用料はいずれも平日の昼間(午前8時~午後6時)は最初の2時間以内は来庁者の手間や職員の事務量軽減のため無料で、これを超えた時は1時間ごとに100円。土、日曜は「用務」以外は1時間ごとに100円の使用料を徴収する。

市議会議員にパスカード
 無料になる「用務」は各課の窓口での手続き、相談、市主催の会議への出席、議会などの傍聴、徳山保健センターでの健診や健康増進室、健診ホールの利用、市民利用会議室の使用や中央図書館の利用、報道機関の取材活動も入る。
 平日、「用務」のための使用で2時間を超える場合や、夜間、休日でも「用務」は無料になるが、これには無料化の処理が必要になる。担当課で確認、総合窓口で無料化処理をするか、中央図書館や徳山保健センターを利用した場合、窓口で利用した時間を申告して無料化の処理をする。
 庁内の飲食店利用者はレジで2時間分、売店利用は1時間分が無料になる処理をする。市議会議員は市役所を訪れることが多いことからパスカードを発行するが、議員活動以外では使わないようにしてもらう。

長時間の使用料は駐車場所で違い
 長時間利用の場合の使用料は本庁舎、徳山保健センター駐車場は入場後12時間以内は1,000円を上限とし、以後、12時間を超えて利用する場合は1時間ごとに100円を加算する。以降も12時間の上限は千円になる。
 臨時駐車場は24時間以内は600円が上限で、24時間以後は1時間ごとに100円を加算し、以後24時間ごとに600円を加算した額が上限となる。このため隣り合った駐車場でも長時間、駐車した場合は使用料が大きく異なることになる。
 使用料収入の見込み額は年間657万7千円。一方、パーキングシステムの設置、管理業務の費用は年間で約1千万円で、使用料で足らない分は市が支払う。
 市は用務外での駐車が制限されることで、用務者の駐車区画を確保でき、一方、用務外の利用者にとっては使用料さえ負担すれば24時間、365日いつでも利用可能になる効果があると説明している。

【きょうの紙面】
(2)ヨロシクは上村正剛下松商議所青年部長
(3)事業所訪問はあらなほーむ
(3)ランドセル商戦スタート
(4)松田素子さんが故郷で講演

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末武の住宅にクマ侵入

大型店に近接
2時間後捕獲
「もう1頭」の情報も

 21日午前8時42分ごろ、下松市末武中の末武川にかかる和田橋の近くでツキノワグマ1頭がうろついていると住民から110番通報があり、下松署員が捜索したところ、9時半ごろ望町の民家に逃げ込むのを確認した。

騒然とした住宅の周辺

騒然とした住宅の周辺

様子をうかがう動物園の職員

様子をうかがう動物園の職員

大型店の前で見守る人たち

大型店の前で見守る人たち

180522m

 クマはそのまま縁側に座り込み、同署や市農林水産課、周南市農林課、徳山動物園、下松猟友会のメンバーが住宅を包囲し、11時15分に動物園職員が麻酔銃を撃って同33分に捕獲した。
 住宅内には82歳の女性がいたため2階に避難させた。現場は大型店も並ぶ末武地区の中心部で、一時騒然となり、住宅の隣の大型店にいた客なども心配そうに見守った。
 同署や市農林水産課、県自然保護課によるとクマは雄の成獣で、体長115センチ、体重39キロ。県は学習放獣することも検討したが、地域住民の不安が極めて強いことから午後零時10分に市内で殺処分した。
 近くにクマがもう1頭いたという情報もあり、校区となる中村小は地域住民に見守りを要請した上で全校児童318人を集団下校させた。
 市教委は市内の全小中学校に「下校時間の厳守」や「できるだけ複数で下校する」「クマなどの野生動物に出会っても追いかけたり触ったりしない」と指導を徹底するよう要請した。
 市農林水産課の松井淳課長は「これまで山間部の米川地区だけに流していたクマ警戒情報を今後は市広報などを通じて市内全体にしたい」と対応を見直す考えを明らかにした。
 今年度の県内のクマの捕獲はこれで5件の6頭目。20日には山口市徳地の山中で63歳の男性がクマに襲われて軽いケガをしている。

【きょうの紙面】
(1)橋上型駅舎の下松駅に念願のエレベーター
(1)新駅ビル開業に中心市街地活性化協が意識調査報告
(2)ヨロシクは八木東山口信用金庫遠石支店長
(3)オープンはCHA CHA DO
(5)周南市出身の宮崎進画伯逝去

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惜しむ声も

15メートルのメタセコイア5本伐採
下松市役所前の大木倒壊対策

 下松市役所の本庁舎前に植えられていた高さ約15メートルのメタセコイアの木5本が19日、駐車場整備工事のため伐採された。市民から惜しむ声も出ている。

伐採直前のメタセコイア=17日

伐採直前のメタセコイア=17日

 メタセコイアはヒノキ科の落葉樹。公園や並木道、学校に多く植えられており、成長が早く、秋になるとたくさんの実をつける。同市のものは現庁舎が完成した1985年に植栽。3メートル前後だったのが、2000年には約10メートルになった。
 堂々とした姿で木陰も提供していたが、秋には大量の落ち葉で駐車中の車に積もって苦情が出ていた。さらには、幹は直径1メートルにもなって植栽ますに収まり切らなくなり、強風時などには木全体が大きく揺れ、倒壊への対策が必要になっていた。
 このため本庁舎隣の旧消防庁舎跡地を造成して、現在の60台分から109台分に拡張する駐車場整備に合わせて5本とも伐採し、低木に植え替えることにした。駐車場整備は八木組が2,780万円で施工。工期は8月5日まで。
 大木が切り倒されることに「先端を切ることで倒壊の危険性を低くすることは考えられないのか」と憤る市民もいるが、市は「安全上、止むを得ない。愛着を持っていただいた市民には申し訳ないが、新しく植える木々の成長を温かく見守ってほしい」と理解を求めている。

【きょうの紙面】
(2)人は藤田政子下松中央病院看護部長
(3)オープンは抹茶カフェ「KISSAKO」
(4)S.I.徳山が周南市中央図書館に洋書寄贈
(5)三作神楽、韓国で初の海外公演へ

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周南3市の生活保護現状は?

【金曜記者レポート】
世帯数 ほぼ横ばい
周南3市の生活保護現状は?

 病気など何らかの原因で働けなくなるなどして収入が途絶え、生活が立ち行かなくなった場合のセーフティーネット(安全網)となる生活保護制度。厚生労働省によると、全国的には2007年以降の世界金融危機で受給者が急増したが、近年はほぼ横ばいになっている。周南3市ではどうなっているのか、現状をまとめた。(安達亮介)

周南市は「2級地-2」
 生活保護制度は生活困窮者に憲法で定められた“健康で文化的な最低限度の生活”を保障するとともに自立を助ける公的扶助制度。必要に応じて生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の八つに分けて支給される。
 受給者の大半が対象となる食費、光熱費などの生活扶助は地域によって基準額が変わり、6階級の上から4番目の「2級地―2」の周南市の場合、30代の夫婦と3歳の子ども1人の3人世帯で約14万1,000円、65歳の単身世帯の場合は約7万円。級地が上から5番目の「3級地―1」の下松、光市ではこれよりわずかに低くなる。
 加えて医療扶助や家賃の住宅扶助も受給者の大半が利用している。これらに伴い、3市の2016年度の扶助費は1世帯当たり年間200万円(月額約16万7,000円)前後となっている。

周南減、下松横ばい、光増
 厚労省によると、2017年2月時点の生保受給者数は全国で約214万人で、15年の約216万人をピークに減少に転じている。しかし65歳以上の高齢者世帯は増加傾向にあり、被保護者のうち約45.5%は高齢者。
 周南3市では周南市が12年度は世帯数1,263世帯、被保護者1,594人だったのが16年度は1,212世帯、1,469人と減少。生活保護の開始世帯数で見ると、09年度は275だったが減少傾向が続き、16年度は122で廃止世帯数144を下回っている。
 下松市は12年度の349世帯、433人から16年度は351世帯、443人と大きな変化はない。一方、光市は12年度が305世帯、431人だったのが16年度は365世帯、455人と微増している。
 保護率は全国平均が1.7%なのに対して山口県は1.07%(14年度)。県内19市町別では宇部市が1.83%で最も高く、周南市は1.08%、光市は0.8%、下松市は0.79%で、阿武町が0.46%と最も低い(13年度)。
 近年、保護率が安定状態になったのは、人手不足から就業しやすくなっていることや、15年に生活困窮者自立支援制度が始まったことなどが要因と考えられる。しかし世界金融危機以前に比べるといまだに高い水準にあり、高齢者の受給が増えて、65歳以上が半分近くを占めていることから、少子高齢化社会の中では今後大きな減少は見込めない現状となっている。
 国による扶助額の減額も進められて影響が懸念される一方、一部の人の不正受給の発覚は、働いて税金を納めている市民に不公平感を与えている。
 正しく運用されれば貧困の連鎖を断ち、犯罪抑止にもつながる大事な制度。よりよいあり方を検討しつつ、制度を維持していくことが求められるだろう。

180518h

【きょうの紙面】
⑵「小さな親切」運動光支部が大会
⑶事業所訪問はさわやか工房
⑶人は村田佳奈徳山めぐみ幼稚園長
⑸山口人物伝10巻に女子教育の毛利勅子

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