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防げ!!あおり運転

【金曜記者レポート】ドライブレコーダーに関心

 昨年6月、神奈川県の東名高速道路で追突されたワゴン車の夫婦が死亡した交通事故から1年。この事故以来、危険な「あおり運転」が社会問題化し、山口県内でも県警による取り締まりの強化、市民の意識の変化などにつながっている。あおり運転をめぐる現状をまとめた。(安達亮介)

あおり運転の注意を促す電光掲示板=周南市

あおり運転の注意を促す電光掲示板=周南市


■車間距離、イラストで訴え

 県警によると、あおり運転と呼ばれる行為は、前方の自動車に激しく接近する車間距離保持義務違反▽不必要な急ブレーキをかける急ブレーキ禁止違反▽執拗(しつよう)にクラクションを鳴らす警音器使用制限違反など、さまざまな違反が適用され、場合によっては暴行罪が成立することもある。
 県警では神奈川の事件などを契機に、あおり運転などの悪質、危険な運転に対する取り締まりを強化。高速道路交通警察隊は7日にも山陽自動車道で航空隊ヘリコプターと連携して取り締まりをした。
 また道路の電光掲示板には「いいね 車間距離」「ダメ!あおり運転」の文字を車のイラストと共に表示させて注意を呼びかけている。
 免許の更新時に渡す冊子にもあおり運転の罰則内容、あおり運転を受けた場合は避難して110番通報することなどの記載を新たに追加している。
 各警察署でも高齢者、企業向けなどの講習に署員が出向いた際、あおり運転の対策を話しており、下松署の行徳祐二交通課長は「取り締まりや指導に力を入れ、悲惨な事故がなくなるようにしたい」と話す。

■ドライブレコーダーが人気に

 あおり運転などの危険な運転に不安が高まる中、自動車に装着して走行中の映像を記録できるドライブレコーダーに関心が集まっている。
 周南市横浜町のオートバックス山口周南店の西岡潤之店長は「1年前に比べて2倍以上が売れるようになった」と話し、前方だけでなく後方も録画できる人気商品は一時期、注文が殺到して3カ月以上の入荷待ちになったこともあった。同店のドライブレコーダーの棚には現在も約20種類が並んでいる。

ドライブレコーダーのコーナー=オートバックス山口周南店

ドライブレコーダーのコーナー=オートバックス山口周南店


 取材の中で、県内の人身事故の4割以上は追突事故という話も聞いた。ひとたび事故が起きれば基本的には追突した側に過失があるとされ、仮に軽微な物損であっても、修理ほかその処理に、費用も労力もかかる。急な割り込みをされたなどでカッとなることがあっても、車間距離はしっかり取ることを心掛けたい。

【きょうの紙面】
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(3)女性活躍推進事業者に周南の3社
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