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64年ぶりSG競走に期待

【この人に聞く】
周南市モーターボート事業管理者・競艇事業局長
山本 貴隆さん(63)

6日間で93億円

 ――グランドチャンピオン戦は“SG競走の中のSG”と言われているそうですね。
 山本 SG競走は8大会ありますが、このレースはファン投票などはなく、SG競走で活躍している超一流の選手が出場して、スピード感もテクニックも、一般のレース以上のレースを展開します。

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 ――どうして64年ぶりの開催が実現したんですか。
 山本 徳山が売上を伸ばしていることが大きいと思います。以前は24場で最下位の24位ということもありましたが、モーニングレースの開催をきっかけに売上が増え、一昨年が12位、昨年も436億円を売り上げて、13位と真ん中ぐらいです。今回のSGレースの売上予想は93億円前後ですから、これが加わればもっと上位に入れます。

ニーズ重視で売上増

 ――すごいですね。6日間で93億円ですか。経済的な波及効果もあるでしょうね。
 山本 6日間で県内外から約3万人の来場者を見込んでいます。スポーツ新聞、テレビの報道関係者だけで2、300人になります。この人たちはレースの前後も含めて滞在し、仕事を終えたあとは飲みに出るといったこともあるでしょう。バスやタクシーなど移動手段への波及効果も大きいと思います。
 ――今年だけでなく、来年以後もSGが開かれ、多くの人がレース場に足を運ぶようになってほしいですね。
 山本 最近は売上面では電話投票が多いですが、来場した人からは明るくなったと言ってもらっています。昔のギャンブル場のイメージはありません。若くてかっこいい選手も多く、選手を見るために来場する人も多いようです。
 ――中央スタンド完成後は芝生の広場ができて、子どもと一緒に参加できるイベントも増えていますね。先日の市議会の一般質問で大型連休中の「ボートキッズパーク」も取り上げられました。
山本 この時は大型遊具・知育玩具を置いた「ボーネルンドのあそび場」を開催しましたが、子ども4,600人、大人4,700人の計9,300人が来場しました。うちの孫も長時間、遊んでいました。SG競走中の23、24日にも設置します。
 ――長期的にはレースのファンだけでなく幅広い市民がレース場を訪れ、子どもを遊ばせながらその合間に舟券も買うようになればこれからもボートレースが続くことになりますね。
 山本 本場では年間198日レースがありますが、徳山は瀬戸内海国立公園の中にあって景観もいいし、多くの人に来ていただけると思います。次のスタンドの改修時には人気のボルダリングができる壁面を作ることも考えています。
 ――売上が伸びると市の一般会計への繰り入れも増えますが、市ではこれを子どもたちのために使うそうですね。
 山本 ボートレースは一時、売上が少なくなっていましたが、最近は近隣のレース場が連携して互いに舟券を売ることでお客さんに喜んでもらい、全体としても売上が伸びています。近くのレース場の舟券を扱うなど、以前にはなかったお客さんのニーズにあった取り組みをするようになったからでしょうね。
 ――健全なレジャーとしてこれからも続いてほしいですね。ありがとうございました。

[山本 貴隆(きよたか)さんプロフィール]
 1978年に徳山市役所に入り、売上の低迷期にも競艇事業部に3年間、課長補佐として勤務した。周南市になってからは徳山動物園長や商工観光部次長を経て競艇事業部長を5年務めた。事業の企業会計への移行に伴って2015年4月から特別職のモーターボート事業管理者に就いた。
 本場のほか、駐車場内の外向け売り場「すなっちゃ徳山」、徳山商店街の場外売り場「オラレ徳山」、田布施町の「オラレ田布施」と、広島県では宮島ボートと一緒にポートピア呉を運営している。

【きょうの紙面】
⑵光、光丘高再編統合で説明会
⑶3社が西京コンサートに中学生100人招待
⑷周南市でよい歯のコンクール
⑸17日に下松FC製作「ただいま!」上映会

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