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被災した写真を再生

下松市の藤井写真館で洗浄ボランティア

 西日本豪雨で泥水につかって汚れた写真の洗浄作業に下松市栄町の藤井写真館(藤井義社長)が取り組んでいる。岡山県笠岡市の被災者が地元の写真館に持ち込んだものを富士フイルム系列の写真業界団体、中国パイオニアグリーンサークル(PGC)を通じて引き受けたもの。同店の藤井絵理さんは「現地に行くのは難しいが、このようなボランティアの形もあると取り組んでいる」と話している。

写真を水洗いする子どもたち

写真を水洗いする子どもたち

 写真は水に濡れたり汚れたまま放置するとバクテリアやカビが繁殖して劣化が進む。笠岡市の写真館は「専門業者としてできるボランティアを」と自社のホームページやフェイスブックで洗浄の引き受けを始めたところ、約2万枚の持ち込みがあった。
 このため自店や笠岡市内の写真館だけでは作業が追いつかず、中国PGCを通じて山口、広島、島根、鳥取県の加盟店に協力を呼びかけた。多くの写真館が手を挙げ、県内でも藤井写真館など数店が引き受けている。
 7月31日には絵理さんと友人の親子など計5人が作業。アルバムから1枚ずつ丁寧に写真を取り出して水洗いし、陰干ししていった。
 作業した周南市岐山小6年の岩本翔太郎君(11)と妹の同2年の岩本和佳奈さん(7)、周陽小6年の杉原安咲さん(11)は「最初は水洗いが難しかったけど、だんだん慣れてきた」「写真がきれいになっていくので楽しい」と話していた。
 水洗いした写真はバクテリアやカビで縁の部分が白くなっているが、それ以外は無事で、笠岡市の写真館を通じて持ち主の手に戻る。

【きょうの紙面】
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