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「北斎の龍は飛び立つ山清水」

徳山高が俳句甲子園で強豪 開成破り初優勝

 18、19日に愛媛県松山市で開かれた全国高校生俳句選手権大会「俳句甲子園」で周南市の徳山高(須藤恒史校長)の文芸部(西村陽菜部長、9人)が初優勝を果たし、27日、市役所を部員が訪れて木村市長に日本一の快挙を報告した。24日には山口市で県教育長も訪問した。

優勝旗、賞状と文芸部員たち

優勝旗、賞状と文芸部員たち

 大会は5人1組のチームで俳句の出来栄えや鑑賞力を競うもので、今年で21回目。地方大会を勝ち抜いた26チームと投句審査で選ばれた6チームの計32チームが出場する。徳山は6月に防府市で開かれた県大会で優勝し、5年連続5回目の出場。
 全国大会は予選リーグ、予選トーナメント、決勝リーグ、決勝戦を「草笛」「残暑」など計8つの題で事前提出した句で競った。決勝は、俳句部があり、過去10回優勝、3回準優勝して今年は3連覇を狙った強豪、開成(東京)と「清」の題で対戦した。
 徳山は先鋒の3年、神足颯人君(18)が「ゴールデンウィーク清流線の旅」と詠んで勝ちを収めたが、次鋒は2年、弘松準平君(17)の「夕立(ゆだち)来て欄干に染む清水寺」で敗れた。
 中堅は2年の浅原佑斗君(16)の「清流を示す歩荷(ぼっか)の腕太し」で勝利し、副将は1年の岡崎鼓子さん(16)の「秋の虹紆余曲折の清らかさ」で敗北。2-2で最後の大将戦にもつれ込んだ。
 大将の3年の西村部長(18)の句は「北斎の龍は飛び立つ山清水」。葛飾北斎の龍の絵を見た際、生命力あふれ、魂を持って飛び立つように感じたことから生まれた作品で、討論では開成から「画竜点睛を欠いている」などと指摘されたが「登龍門を表している」などと反論し、徳山に勝利の判定が下された。
 市役所にはこの5人と補欠で3年の大橋恵さん、部員の3年の沖大貴(ひろき)君(17)、山本勝海君(18)の生徒計8人が顧問の桑原範恵さん、須藤校長と訪れ、大会を振り返ったり、普段は句会や短歌の歌会、文豪の作品の読書会などをしていることを紹介した。
 西村部長は「非常にうれしく思っている。大会で見つけた言葉を大切にしながら、それぞれの創作活動に生かしていきたい」と話していた。

【きょうの紙面】
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⑵ボートレース徳山7年連続黒字
⑶アイテックスが在宅勤務制度導入
⑸IMAYAがベトナムに車椅子や奨学金

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