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新徳山駅ビル・周辺への影響は?

【金曜記者レポート】
客足は「増えた」「減った」
120万人突破に可能性と課題

 周南市の中心市街地の活性化へ、その効果が期待されている新徳山駅ビルの徳山駅前賑わい交流施設は29日、年間目標の120万人を突破した。2月3日のオープンから7カ月足らずでの目標達成となったが、周辺の店舗にはどのような影響が出ているのか。飲食店や物販店などに聞いてみると、恩恵を受けている店舗もあれば「全く変わらない」「お客さんが減った」と答える店舗もあり、にぎわいの周辺への波及の可能性と課題が見えた形となった。(安達亮介)

新徳山駅ビルと整備工事が進む駅前広場

新徳山駅ビルと整備工事が進む駅前広場

銀座通

銀座通

 新駅ビルは総事業費約55億円で旧駅ビルの跡地に建て替えており、核施設となる徳山駅前図書館や蔦屋書店、周南地区初出店のスターバックスコーヒー、フタバフルーツパーラーなどが入居。併設の1時間無料の徳山駅西駐車場も同時に整備されている。
 新駅ビルの利用者を商店街に誘導しようという物販イベント「徳山あちこちマルシェ」も開館前から市民団体が定期的に開いている。

 今回、11の店舗や団体に取材したが、こうしたイベントは来店客増につながっているという声も聞くことができた。 各店舗などの声をまとめた。

○まちのポート・市観光案内所(みなみ銀座、特産品販売)=「家族連れなどが増えてきてはいるが、期待していたほどではなく、もうちょっと利用者が流れてきてほしい」

○富士事務器(みなみ銀座、文具・事務用品販売)=「人はこっちまで来ておらず、売上は増えていない。(商店街で計画が進められている)再開発事業が実現したらまた変わるのでは」

○水木菓子舗(有楽町、和菓子店)=「1時間無料の駐車場も近く、多くなるかなと思っていたが、影響はない」

○たわら(銀座、特産品販売)=「通行人は増え、ふらっと店に訪れる人もいて売上の下げ止まりになっている。少しでも取り込めるようにしたい」

○徳山商店連合協同組合・ピピ510(糀町、駐車場運営)=「全く影響はない。駅ビルや徳山駅西駐車場とは距離が遠いからではないか」

○天満屋周南ショップ(みなみ銀座、百貨店サテライトショップ)=「増えたという感じはない。(自店の)商品が50~70歳くらいのミセス向けで、若い人が多い駅ビルとマッチしていないのでは。もう少し通りの人が増えれば変わるかもしれない」

○山口井筒屋周南ショップ(銀南街、百貨店サテライトショップ)=「多少は増えたが、年配の女性がほとんどという(自店の)客層には合っていないと思う。イベントの際には増えている」

○珈琲紅茶館ルシア(銀南街、喫茶店)=「減っている。駅ビルにカフェがあることや、駐車場もカフェ、図書館を利用すれば1時間経つため、ここまで人が来ていないのでは」

○はりま太鼓(銀座、大判焼き販売)=「オープンして最初のころは多かった。駅ビルから歩いてここの店の場所を知ったという人もいた」

○手打ち蕎麦日本(銀南街、そば店)=「オープンした2月は前月に比べてお客さんが3割くらい多くて忙しかった。マルシェの時も来店が増えるため、イベントをやってほしい」

○ジェラテリア クラキチ(銀座、ジェラート販売)=「家族連れなどが増えており、イベントの際にも恩恵を受けている。駅ビルがブームで終わることがないよう、継続的な取り組みがあるといい」

【きょうの紙面】
⑵周南市議会に33億円の補正予算
⑶人・自治会長編は田中義啓さん
⑷石川さんのミュージカル来夏上演へ
⑸大津島ポテトマラソン今年は中止

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