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周南市旧庁舎の活用は?

[金曜記者レポート]
市教委→売却 上下水道局→倉庫 徳山港町庁舎は作業場に

 周南市はこれまで9カ所に分散していた市庁舎から岐山通の新庁舎への移転を8月までに終え、旧本庁舎の解体も始まった。あとに残った仮庁舎として使われていた建物やこれまでの庁舎はどうなっているのか、主な旧庁舎を調べてみた。(延安弘行)

 まず新庁舎を建設中、仮庁舎として借りていた銀座の旧近鉄松下百貨店はすでに返却。徳山駅前再開発準備組合が進める再開発事業の対象区画に入っており、2022年度の完成を目指す再開発に向けて解体を待っている。
 市が所有する建物では、売却が予定されているのが毛利町の市教育委員会の建物。1957年に建てられ、敷地面積は660平方メートル、2階建てで、延べ床面積は723平方メートル。
 施設マネジメント課によると、老朽化が進み、市役所庁内に利用の希望がないことから、10月1日に行政財産から売却が可能な普通財産に移し、今年度中に入札方式で建物ごと売却する方向で作業が進められる。
 そのほかの建物は再利用や継続使用中。新庁舎近くにあり、仮庁舎別館として契約監理課などが入っていた旧勤労福祉センターは、新庁舎の会議室などがあるシビックプラットホームが完成する来春まで、市民利用会議室として6部屋を貸し出している。
 70年の建設で地下1階、地上5階、延べ床面積は2,290平方メートル。来春以後は解体して中央図書館の駐車場にする方針だが、時期や駐車場の規模もまだ決まっていない。
 地域振興部、経済産業部が入っていた徳山港町の徳山港町庁舎は96年建設と比較的新しく、2階建てで延べ床面積は1,596平方メートル。
 現在は市教委が管理し、土器など市内で発掘された埋蔵文化財の整理、修復などの作業場として使われている。また一部は周南保護区保護司会の更生保護サポートセンター、県農業共済組合の周南支所として貸し出している。
 速玉町の上下水道局だった建物は59年の建設で、4階建て、延べ床面積は2,831平方メートル。現在も管理は上下水道局だが、1、2階を中心に市長部局の書類の倉庫として使われている。
 旧新南陽市役所の庁舎で、新南陽総合支所と建設部の建築課、道路課、河川港湾課が入っていた富田の新南陽庁舎は60年の建設で、4階建て、延べ床面積は5,454平方メートル。新南陽総合支所もすでに古市のイオンタウン周南の仮庁舎に移り、間もなく市消防本部の西消防署建設のため取り壊しが始まる。

旧近鉄松下百貨店

旧近鉄松下百貨店

仮庁舎別館(旧勤労福祉センター)

仮庁舎別館(旧勤労福祉センター)

旧市教委

旧市教委

旧徳山港町庁舎

旧徳山港町庁舎

旧新南陽庁舎

旧新南陽庁舎

旧上下水道局

旧上下水道局

 それぞれの事情から解体されたり、売却や貸し出されたりとさまざまだが、旧上下水道局は倉庫以外に有効な利用方法はないのか、議論の余地がありそう。
 旧市教委は徳山小や緑と文化のプロムナードの隣接地。売却後も文教地区にふさわしい利用が望まれる。旧徳山港町庁舎も市民活動団体の拠点にできないかなどを検討し、市民の財産としてより有効に活用したい。

【きょうの紙面】
(2)下松市観光・産業振興協議会発足
(3)1日から「素敵なブックマーク」配付
(3)1日、徳山あちこちマルシェ
(4)周陽中が科学の甲子園ジュニア出場

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