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後進に“匠の心”伝えたい

[秋の褒章]黄綬褒章に大谷時博さん(日立笠戸)

 秋の褒章の受章者が2日発表され、周南地域からは下松市の日立製作所笠戸事業所の上級監督者で、一昨年、厚生労働省の“現代の名工”に選ばれた大谷時博さん(56)=光市千坊台=が黄綬褒章を受章する。県内からは大谷さんら黄綬褒章4人と藍綬褒章5人の計9人。全国では819人だった。

大谷さん

大谷さん


 黄綬褒章は業務に長い間精励し、他の人の模範となる人に贈られる。14日に東京の厚生労働省で褒章が伝達され、この日、天皇陛下に拝謁する。
 大谷さんは聖光高機械科を卒業して1981年に入社。以来37年のほとんどは車両製造部で鉄道車両の製造に従事。数値制御(NC)フライス加工などで精密機械加工に精通し、新幹線の先頭形状のような3次元曲面の機械加工で優れた技能を発揮して鉄道車両の先頭構体パネル加工方法を確立した。
 現在は鉄道車両製造現場で作業員約1,000人を指揮し、安全、品質、工程、効率を指導している。2013年に創意工夫功労で文部科学大臣表彰、14年に優秀技能者で県知事表彰を受けた。同事業所に2人だけ、全社でもわずかしかいない同社の技術者最高の“工師”。
 仕事の信条は「安全で安心して働ける職場づくり」。受章に「会社の幹部や同僚の皆さんの支えがあってこそ」と喜び「自分で考え、判断し、行動することからいい仕事は生まれる“匠の心”を若い人に伝えていきたい」と話している。

【きょうの紙面】
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