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[振り返る2018](1)

既存店再生のモデルケースに
ゆめタウン下松オープン

 1993年のオープンから四半世紀、下松市に広域から集客してきた大型商業施設、ザ・モール周南が5月に閉店し、10月には西友から買い取ったイズミがゆめタウン下松をオープン。ザ・モール周南が担ってきた役割はゆめタウン下松に引き継がれ、市や消費者、経済界を安心させた。

オープンでテープカットをする山西社長(左)ら

オープンでテープカットをする山西社長(左)ら

 ザ・モール周南は特定商業集積法の第1号認定を受け、下松市などが整備した商業・文化集積施設の下松タウンセンターの商業施設としてオープン。西友はその後、米国のウォルマートの傘下に入って全国のザ・モールの売却を進めたため、昨年秋あたりから「西友はザ・モール周南も売却するのでは」との見方が話題になっていた。
 その中で2月1日にイズミと西友がイズミへの売却を正式発表。5月15日にザ・モール周南が閉店し、10月13日にゆめタウン下松として生まれ変わった。
 イズミ広報課によると開店後の客足は順調に伸びており、具体的な集客数は非公開としながらも「予想を上回る客足の伸び。来年2月にフードコートが完成すれば、さらなる伸びが予想される」と手応えを話している。
 消費者の反応も良好で、西友時代より青果や鮮魚など生鮮食品の品ぞろえが充実したという声が多い。この反応はサンリブ、アルクなど他の大型店やスーパーにも波及し、品ぞろえと価格競争が一層激しさを増している。
 専門店と食遊館は計88店舗、地元ゾーンの星プラザも41店舗が入り、西友時代と大きな変わりはない。
 ザ・モール周南の建設の経緯による“官民一体”の側面もイズミは継承。市とイズミは地域活性化包括連携協定を締結しており、イズミは中央広場を市主催の総踊りや福祉健康まつり、下松商工会議所の商工まつりなど公共的なイベントの会場に引き続き提供。市や商工会議所との関係は良好に推移している。
 ひとまずは順調に滑り出したゆめタウン下松だが、周南3市全体を商圏に取り込む姿勢が今後どう推移していくのか。10月5日、開店前の記者会見でイズミの山西泰明社長は「西友から引き継いだものを成功させたい」と意欲を見せた。
 来年2月の県東部では最大級というフードコートオープンまでに計約26億円を投じるが、既存店舗を継承し再生させるモデルケースとなるか注目される。(山上達也)

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