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[振り返る2018](2)

駅前賑わい交流施設オープン
周南市庁舎完成

 周南市では2月3日、徳山駅前図書館などの駅前賑わい交流施設がオープンした。18日現在で174万6,606人が利用し、すでに目標の年間120万人を突破している。市役所の新庁舎は1期工事が終わり、6月から業務が始まった。引き続き2期工事に着工したが、トラブルが重なり、来年3月だった完成時期は5月に延期された。オープンは明暗を分ける形となったが、中心市街地の再生へ、大きく一歩を踏み出した年となった。(延安弘行)

賑わい交流施設のオープン=2月3日

賑わい交流施設のオープン=2月3日

市民や商店街とも連携
 徳山駅前賑わい交流施設は3階建て、延べ床面積5,256平方メートル。御幸通側の壁面はガラス張りで2、3階にはデッキがある。事業費は54億円。
 カルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理者の図書館、同社が運営する蔦屋書店、スターバックスコーヒー、フタバフルーツパーラーのほか、周南署の交番や市民活動支援センターなどが入る。
 来館者は最初の1カ月で23万人4,440人、7月27日に100万人に達した。交流室などを使ったイベントも活発で、オープン記念に市ゆかりのアーティスト、山崎まさよしさんのライブがあり、著名人の講演会も開かれた。
 商店街や市民団体も一緒になって、開館前から続く“徳山あちこちマルシェ”や、8月には科学体験などのクリエイティブキッズキャンプも開かれた。
 開館に合わせてまちづくり会社のまちあい徳山は中心市街地の情報を提供するホームページ「とくやまっぷ」を開設。8月1日には駅前に情報発信のため大型ディスプレイを設置した。

解体中の旧庁舎

解体中の旧庁舎

2期工事が2カ月遅れ
 旧庁舎跡に建てられた新庁舎は総事業費110億円。1期工事では6階建ての本館、2期工事で2階建てで市民が利用できる会議室やレストランが入るシビックプラットホームと駐車場を建設する。
 本館は中央部が4階まで吹き抜けで、その周囲に執務スペースが並ぶ構造。5階は市議会議場など、6階は機械室。各部署は新庁舎の完成まで、8カ所の分庁舎に分かれていたが、6月25日から引っ越しを終えた部署から順次業務を開始し、8月18日までに全部署が入った。
 使い始めてすぐ、1階の市民課の照明の不具合、道路を隔てて東側の駐車場から横断歩道を渡らずに道路を横断する人が絶えない問題などが浮上した。
 10月には油圧機器メーカーのKYBとその子会社が製造した免震・制振オイルダンパーで検査データが改ざんされていた問題で、周南市の免震装置も該当する装置が設置されていることがわかった。
 さらに11月には新庁舎に使われているセントラル硝子の強化ガラス53枚が発注仕様にあるヒートソーク処理をしていない可能性があることがわかり、取り替えることになった。
 1階の待合スペースなどのイタリア製家具も当初、市が設定した条件では市内に引き受ける業者がなく、入札が不調になり、条件を変更。業者が決まってからも台風21号で大阪港が被災して荷揚げができなくなり、5カ月遅れで11月にようやく届いた。
 2期工事は旧庁舎の解体工事で、設計図書に記載のないもみ殻や仕上げ剤が見つかったことで53日間延長、作業員の死亡事故で8日間休止したこともあり、工期は5月15日まで延ばされた。
 それでも来年には完成し、駅前でも北口広場が5月、バスの待合シェルターも9月にはできる。
 駅前地区市街地再開発準備組合も3月にホテルやコンベンションホールなどを盛り込んだ基本計画を作成。市は再開発推進課を新たに設置した。2022年度の完成を目指し、都市計画決定に向けた事前協議を県と進めている。

【きょうの紙面】
(2)㈱トクヤマが市にペットふた51万9千個
(3)ちょい乗りバス運行開始
(3)明治の酒と食で維新150年の宴
(4)周南西R.C.が徳山動物園に絵本118冊

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