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周南3市の食糧、飲料水の備蓄

[金曜記者レポート]物資供給へ応援協定、3日分の準備も呼びかけ

 災害時、避難勧告、避難指示などの防災情報に従って市が開設した避難所に避難した場合、食事などが提供される。周南、下松、光市の備蓄食糧、飲料水の現状や、備蓄分を補う物資提供のための民間会社などとの応援協定を調べた。

防災用品の展示=下松市役所

防災用品の展示=下松市役所

 周南市の備蓄食糧は水を加えるだけで食べることができるアルファ米が1万4,950食。本庁分として旧清掃事務所にそのうち8,500食、新南陽総合支所に3,100食、熊毛総合支所に2,300食、鹿野総合支所に800食を置いている。今年2月末に賞味期限が来るものはすでに地域の防災訓練などで使っており、実数はこれより少ない。
 飲料水は500ミリリットル入りで3万4,560本。本庁分はそのうち20,040本、新南陽総合支所が9,384本、熊毛総合支所が3,600本、鹿野総合支所が1,440本となっている。
 下松市は県が同市で発生すると想定している最も大きな地震などで見込まれる避難者数をもとに算定。1万2千人が避難するが、食糧の提供が必要なのは3千人と推測、その3日分を市役所と羽山の学校給食センター、下松スポーツ公園内の備蓄用の倉庫で保管している。
 光市の備蓄食糧はアルファ米が3,100食、ペットボトルが3,050本。光ケ丘のテクノキャンパス、市役所近くのスポーツ館、大和総合公園、周防コミュニティセンターの4カ所の備蓄倉庫に置いている。

スーパーやコープと

 各市とも災害時の応援協定もさまざまな企業と結んでいる。下松市は県などの公共機関も含めて27件の協定の名称、締結先、概要などをホームページで公開している。食糧などの提供を求めている協定締結先には、コカコーラウエストジャパン、マックスバリュ西日本、キリンビバレッジ、ひろや、生活協同組合コープやまぐち、丸久、サンリブ、イズミなどがある。
 周南市は民間との協定だけで47件あり、食糧などはマックスバリュ西日本、キリンビバレッジ、フジ、丸久、イズミ、ポプラ、伊藤園、コープやまぐちなど。
 光市も40件ほどの協定を締結し、食糧などは丸久、マックスバリュ西日本、生活協同組合コープやまぐちなどがあり、避難所開設時には弁当などの提供も求めている。

支援の手届くまで

 各市とも備蓄や応援協定で災害にそなえる一方、市民には避難物資を届けることができない場合も想定して、3日間以上、生活を支えられる非常備蓄品の準備を呼び掛けている。
 下松市では市役所1階のロビーに食糧やそのほかの非常持ち出し品などを展示し、チラシも置いて呼びかけている。光市や周南市でも出前トークで呼びかけたり、市広報、ホームページにも記事を掲載している。周南市で作成中の市民向けの防災ガイドブックにも災害に備えて何を用意すればよいのか、具体的に説明することにしている。
 災害発生から3日間は人命救助を最優先しなければならない時期でもある。しかし、地震災害では余震が続き、豪雨災害も雨が降り続くなど二次災害の危険もあり、応援の手が届かないことも考えられ、食糧などは日ごろから市民自身が準備することが必要になってくる。行政に頼るべきところは頼るが、自助、共助でまかなえる部分は市民自身による準備が求められそうだ。(延安弘行)

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