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県議選、市議補選に連動?

[記者レポート]
一躍注目の周南市長選
下松、光の県議選は無投票濃厚

 3選を目指す木村健一郎市長(66)だけと思われていた周南市長選(4月14日告示、21日投票)に突如、自民党の藤井律子県議(65)が出馬の意向を明らかにした。それに伴って県議選(3月29日告示、4月7日投票)周南市区(定数5)も若手市議など新人出馬の機運が高まってきた。一方で下松市区、光市区(ともに定数2)は現職以外に出馬表明者がなく、無投票の雲行きだ。3市の情勢を追った。(山上達也)

木村市政2期のあり方問う機会に

 周南市長選が無風から一転、激戦の様相を帯びているのは、市職員から逮捕者が出た官製談合事件や「しゅうニャン市」キャンペーンなど木村市政のあり方に潜在的な疑問を抱く人たちの層が形成されつつあったところに、県議選で連続4期トップ当選という「選挙巧者」の藤井県議が名乗りを上げたためだ。
 藤井県議の後援会は後援会員の名簿管理など日常活動が充実している半面、木村市長の後援会は日常的な動きが見えない。木村氏が現職の強みをどこまで生かすか、藤井氏が木村氏をしのぐ支持層を獲得して心をつかめるかが勝敗を決しよう。
 木村市長と過去3回戦った元市長の島津幸男市議(73)の市長選擁立論もあり、26日に市内で開く島津氏の後援会の新春のつどいで方向性を打ち出す。島津氏の動向も市長選の情勢を左右しそうだ。

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市議補選は公明、共産は候補立てず

 半面、無風なのが市議補選(欠員1)だ。当選しても任期は1年余り。現時点で立候補表明者はいない。
 公明党の故金井光男氏の死去による欠員だが、同党は独自候補は立てない。前回補選に公認候補を立てた共産党は県議選山口市区の現職の再選の運動で手いっぱい。保守系新人に立候補を模索する動きがあるが不透明だ。
 しかし県議選に市議が立てば欠員が増え、立候補者が増える可能性もある。
 一方で下松市や光市の県議選は無投票の雲行き。下松市は前回次点の元市議が再挑戦を模索していたが断念。光市も現職の2人以外に出馬の動きはない。
 県議選も3市とも県政と市政の連携のあり方、防災対策、子育て支援、公共交通網の確保などテーマはたくさんある。なぜ下松市と光市は無投票状態なのか。選挙は政治家だけのものだろうか。

意外と低い「供託金没収点」

 選挙に立つことは難しいことではない。日本国籍を有し、公職選挙法が定める年齢要件や住所要件(地方議員選のみ)を満たせば可能。立候補に必要な供託金も当選すればもちろん、落選しても公選法が定める「供託金没収点」以上の得票があれば全額返還される。
 供託金返還の候補者はポスター制作費や選挙運動用はがきの郵送料、宣伝カーの費用などの選挙運動費用が公費負担になる。候補者の資金力で選挙戦が左右されないためだ。
 選挙は主権者たる国民一人一人のもの。選挙に立つ“被選挙権”の行使の意義を今一度かみしめたい。

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