ヘッドラインニュース

追放ゾーン拡張へ

徳山駅前の放置自転車

 周南市が歩行者の安全確保のため、徳山駅前の放置自転車追放ゾーンを4月から大幅に広げることが明らかになった。駅前賑わい交流施設の建設に伴って整備された同施設の東西にある駐輪場の利用を呼び掛ける。
 現在の追放ゾーンは1996年に定められ、旧德山駅ビル前と東西の歩道だけだったが、4月からは現在、整備がほぼ終了している北口広場、同施設東側のみなみ銀座の駐輪場周辺、銀座通の歩道の1部も追放ゾーンにする。

徳山駅東側駐輪場

徳山駅東側駐輪場

 拡張後は放置されている自転車に移動を呼び掛ける文書を張り付けて長期間、移動されない時は拾得物として周南署に保管してもらい、引き取り手がない場合は処分する。
 駐輪場は同施設の建設に合わせて整備され、駐車場1階にある西側駐輪場が296台、東側は450台収容できてまだ余裕がある。追放ゾーン拡大は25日に開かれた市議会中心市街地活性化対策特別委員会で生活安全課から報告があった。

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10年がかり、60億円

古川跨線橋掛け替え

 周南市の山陽本線をまたいで県道下松新南陽線(旧国道2号)と県道徳山新南陽線(産業道路)を結ぶ古川跨線橋の架け替え工事の概要が明らかになった。2019年度から着工、10年がかりの工事になり、事業費は60億円を見込んでいる。

古川大橋

古川大橋


説明を聴く委員

説明を聴く委員


 この跨線橋は新南陽駅の構内にあるが、市道で現在の跨線橋は1964年に建設されて老朽化しており、架け替えるためJRなどと協議していた。
 市建設部の中村一幸部長や道路課職員が21日に開かれた環境建設委員会(長嶺敏昭委員長)で事業の概要を説明した。17日に富田東地区の自治会長を対象に説明会を開いたことも報告した。
 現在の橋の長さは177メートルだが、新しい橋は132メートルになる。三角形を組み合わせた橋げたのトラス橋で橋脚の数も減らす。北側から中央部までは自転車歩行者専用道路も車道と並行するように設置する。住民から要望があったエレベーターは、用地が確保できないため設置しない。
 工事期間のうち5年間は現在の橋の撤去、後半の5年間が新しい橋の建設にあてられる。鉄道施設の移転や橋の設置もJR西日本、JR貨物が施工するため、60億円のうち35億円はJRに支払い、25億円は市が発注する。財源は事業費の55%が国からの補助金で、残り45%の9割は起債でまかなう。
 議員からは10年間、跨線橋を利用できないことから、その間の通勤時の渋滞対策や通学の安全対策、工事期間が短縮できないかなどの質問があった。
 これに対し、期間は10年が現在考えうる最短で、渋滞対策では周辺企業の通勤経路として周南大橋を使用することや、富田東小などへの通学は富田川沿いか、新南陽駅近くの王司地下道を使用すると説明した。
 近く近隣住民向けの説明会を開く予定で、議員から周辺だけでなく広範囲の住民に文書で事業の概要を知らせてほしいなどの提案もあった。

【きょうの紙面】
(2)徳山駅前再開発で5月中旬に都市計画審
(3)県倫理法人会が20周年で講演会
(4)節分の和菓子、節分の行事
(5)郡市で周南市2位、一般の武田薬品5位入賞

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需要低迷で発電中止

中電下松発電所
設備は緊急用に存続

 下松市平田の中国電力下松発電所(国広哲生所長)が2月1日から発電業務の運用を見直し、発電そのものを当面中止する。県内の電力需要が伸びないためで、以後はLNG(液化天然ガス)火力の柳井発電所や、石炭火力の新小野田と下関両発電所が県内の電力供給を担う。下松発電所の設備は緊急時のバックアップ用に存続させるが、現在53人いる従業員は5分の1の10人前後に削減する。(山上達也)

国広所長「地域貢献は続ける」

 下松発電所は1964年8月、塩田の跡地約32万平方メートルに建設した。当初は出力15.6万キロワットの1号機のみだったが、73年7月に2号機(37.5万キロワット)、79年9月に3号機(70万キロワット)を次々に稼働し、周南地域を中心に県内の家庭や事業所の電力需要を満たした。
 しかし省エネの浸透や人口減少による電力需要の低迷に伴い、89年に1号機を廃止し、2007年には2号機も廃止。近年は太陽光発電の普及もあり、3号機は電力需要が増える夏場や冬場だけに稼働する形にしていた。
 今後は燃料の重油10万キロリットルを貯蔵するタンク10基から重油を抜いて清掃し、空にする。所内組織も2課体制から1課体制に縮小するが、関連企業の中電テクノス、中電プラントの従業員ら約60人の異動は未定。

中国電力下松発電所

中国電力下松発電所

平田川をまたぐパイプライン

平田川をまたぐパイプライン

 国広所長は「あくまで発電所としての事業は継続する。限られた人員になるが、地域貢献活動はできる範囲で続ける」と話している。
 一方、燃料の重油を日本石油精製下松製油所(現JXTGエネルギー下松事業所)から発電所に送っていたパイプラインはすでに使われていない。切戸川や平田川をまたぐパイプラインには有刺鉄線を張りめぐらし、立ち入り禁止の表示をしている。

発電機増設で市の財政再建を短縮

 下松発電所の歴史を語る上で忘れてはならないのが、財政再建時の下松市を事実上「救った」役割だ。下松市は23億3千万円の赤字を抱えて76年3月に財政再建団体に転落したが、同年8月に中電は3号機の増設を決定。市史によるとこれによって市は80年度から3年間、計20億円の固定資産税収入が計上できたため、財政再建8カ年計画を1年短縮して83年3月で完了でき、財政構造の健全化も達成できた。
 幸いなことに国から電源立地交付金5億6千万円が見込まれたことで公民館や図書館の建設、学校の増改築、市道整備などが再建期間中にもかかわらず一挙に促進できた。
 さらに中電は76年12月、3号機増設の協力に感謝するという名目で市に3億円を寄付した。市は社会福祉団体や教育団体の活動資金に充当させたため、各団体は財政再建前以上に活発な活動が展開できたという。
 このように中電は市の財政再建期間の短縮や再建期間中の福祉、教育の充実に大きな貢献をしており、その役割は今後も語り継がれるだろう。

【きょうの紙面】
(2)周南市長選に出馬の現職、木村陣営が始動
(3)徳山駅前図書館1周年できさらぎ文化祭
(4)JAと百合建設が笠戸島の県道で清掃奉仕
(5)和光保育園に黒井さん、絵本誕生の秘話語る

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市長選表明せず

[県議選 周南市長選 市議補選]
新人松並氏が県議選へ
26日・島津陣営「集い」

 元周南市長の島津幸男市議(73)=毛利町=の後援会新春の集いが26日、市徳山保健センターで開かれ、島津氏の後援会の支援で3月29日告示、4月7日投票の県議選同市区(定数5)に自民党籍を持つ新人の松並弘治氏(41)=呼坂=の擁立が明らかになった。一方で島津氏は市長選(4月14日告示、21日投票)の自身の去就は明言を避けた。

支援を求める松並氏(左)と島津氏

支援を求める松並氏(左)と島津氏

○✕クイズで盛り上がる参加者

○✕クイズで盛り上がる参加者

 集いには島津氏の支持者約150人が出席し、宇都宮陽一後援会長のあいさつに続いて島津氏は「市長選に向けてどうするかは、まだこの場では明らかにできない。皆さんのご意見をしっかりうかがいながら検討したい」と述べた。
 しかし会場には「もういい加減にしろ! うそのない市政を」「公平公正な市政を」などののぼりが立てられて、市長選の出馬表明と見間違うかの雰囲気を醸し出していた。
 松並氏は島津氏が主催する政治塾「周南みらいカフェ」の第1期生。「若い世代のリーダーとして育てたい」と参加者に支援を要請。松並氏は光高出身で、野球部に所属して甲子園に出場した経験があり、当時の監督で島津市長時代の教育長の坂本昌穂さんも登壇して「彼ほど優しくて強い男はいない。必ず当選させてほしい」と頭を下げた。
 このあとアトラクションで「市政○×アンケート」があり、「しゅうニャン市キャンペーンの賛否は?」の問いにはほぼ全員が「✕」のカードを掲げた。
 松並氏は勝間小、熊毛中、光高、北九州大学文学部卒。JA共済連を経て現在はプルデンシャル生命保険山口支店第5営業所長。後援会長は勝間地区自治会連合会長の龍泉仁之(たつみ・ひとし)さん(71)。選挙戦は無所属で戦う意向を示し、2月4日に呼坂本町5-4に事務所を開く。
 松並氏の出馬表明で同市区の立候補予定者は定数と同じ5人になった。

【きょうの紙面】
(2)引退前に河村敏夫県議が感謝の集い
(3)周南3市の観光連携推進協議会開催
(4)排水機場に迷い込んだ猫を“救助”
(5)華陵高生が花岡小5年生の英語サポート

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「市民の声が届く市政を」

藤井氏が周南市長選出馬宣言

 4月14日告示、21日投票の周南市長選に出馬する藤井律子県議会議員(65)=栗屋=の後援会の緊急集会が24日、ホテル・サンルート徳山で開かれ、藤井氏は「市民の声が届く市政の実現を目指し、必ず勝ち抜きます」と支持者約200人を前に市長選出馬を表明した。市長選には3期目を目指す木村健一郎市長(66)=周陽=も出馬を表明しており、市長選の出馬表明者は藤井氏で2人目。

支持者と気勢を上げる藤井氏

支持者と気勢を上げる藤井氏

 集会で箱崎寿美枝後援会長は「県議5期目の椅子を前に、いばらの道を歩もうとする律子さんを全力で応援しよう」と支持を呼びかけた。藤井氏は前日の23日に自民党県連に県議選の公認辞退を申し出たことや、村岡知事や弘中勝久副知事に市長選出馬のあいさつをしたところ「共に頑張りましょう」と激励されたことを紹介。
 「市民の皆さんから“よくぞ決断してくれた”と大きな励ましをいただいた。退路を断ち、新しい時代の新しい幕開けを信じて出馬を宣言します」と言い切り、市職員から逮捕者が出た官製談合事件や“しゅうニャン市”キャンペーンなど現市政の問題点を指摘して市政刷新を訴えた。
 高村正大衆院議員の有田力秘書や、青木義雄、友田秀明、福田健吾、福田文治、古谷幸男市議、各地区の藤井氏の後援会長が壇上に立ち、須金地区後援会の二家本興治会長の発声でガンバローを三唱して気勢を上げた。
 終了後、報道陣の取材に応じた藤井氏は、3月上旬と見られる2月定例県議会の閉会日まで県議を続けることや、県議選に後継者は擁立しない考えを明らかにした。
 藤井氏は出馬表明の記者会見を2月上旬に開く。活動の拠点となる後援会事務所は2月12日に秋月3-2-15に開設する。

【きょうの紙面】
(3)生活保護世帯の子にランドセル、かばん贈る
(4)周南市美術博物館に長谷川利行の絵など寄贈
(5)夜市小で丸太切り体験、林業グループ指導
(6)西京銀行桜木支店で梶谷さんがビーズ展

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県議選、市議補選に連動?

[記者レポート]
一躍注目の周南市長選
下松、光の県議選は無投票濃厚

 3選を目指す木村健一郎市長(66)だけと思われていた周南市長選(4月14日告示、21日投票)に突如、自民党の藤井律子県議(65)が出馬の意向を明らかにした。それに伴って県議選(3月29日告示、4月7日投票)周南市区(定数5)も若手市議など新人出馬の機運が高まってきた。一方で下松市区、光市区(ともに定数2)は現職以外に出馬表明者がなく、無投票の雲行きだ。3市の情勢を追った。(山上達也)

木村市政2期のあり方問う機会に

 周南市長選が無風から一転、激戦の様相を帯びているのは、市職員から逮捕者が出た官製談合事件や「しゅうニャン市」キャンペーンなど木村市政のあり方に潜在的な疑問を抱く人たちの層が形成されつつあったところに、県議選で連続4期トップ当選という「選挙巧者」の藤井県議が名乗りを上げたためだ。
 藤井県議の後援会は後援会員の名簿管理など日常活動が充実している半面、木村市長の後援会は日常的な動きが見えない。木村氏が現職の強みをどこまで生かすか、藤井氏が木村氏をしのぐ支持層を獲得して心をつかめるかが勝敗を決しよう。
 木村市長と過去3回戦った元市長の島津幸男市議(73)の市長選擁立論もあり、26日に市内で開く島津氏の後援会の新春のつどいで方向性を打ち出す。島津氏の動向も市長選の情勢を左右しそうだ。

190124h1

市議補選は公明、共産は候補立てず

 半面、無風なのが市議補選(欠員1)だ。当選しても任期は1年余り。現時点で立候補表明者はいない。
 公明党の故金井光男氏の死去による欠員だが、同党は独自候補は立てない。前回補選に公認候補を立てた共産党は県議選山口市区の現職の再選の運動で手いっぱい。保守系新人に立候補を模索する動きがあるが不透明だ。
 しかし県議選に市議が立てば欠員が増え、立候補者が増える可能性もある。
 一方で下松市や光市の県議選は無投票の雲行き。下松市は前回次点の元市議が再挑戦を模索していたが断念。光市も現職の2人以外に出馬の動きはない。
 県議選も3市とも県政と市政の連携のあり方、防災対策、子育て支援、公共交通網の確保などテーマはたくさんある。なぜ下松市と光市は無投票状態なのか。選挙は政治家だけのものだろうか。

意外と低い「供託金没収点」

 選挙に立つことは難しいことではない。日本国籍を有し、公職選挙法が定める年齢要件や住所要件(地方議員選のみ)を満たせば可能。立候補に必要な供託金も当選すればもちろん、落選しても公選法が定める「供託金没収点」以上の得票があれば全額返還される。
 供託金返還の候補者はポスター制作費や選挙運動用はがきの郵送料、宣伝カーの費用などの選挙運動費用が公費負担になる。候補者の資金力で選挙戦が左右されないためだ。
 選挙は主権者たる国民一人一人のもの。選挙に立つ“被選挙権”の行使の意義を今一度かみしめたい。

190124h2

【きょうの紙面】
(2)東洋鋼鈑の社内駅伝大会に80チーム
(4)(5)「笑顔をありがとう」徳山・新南陽商議所互礼会
(6)26日、絵本作家、黒井さんの子育て講演会

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内容は部外秘

[官製談合事件]
職員逮捕で倫理研修
対象は周南市の全職員

 官製談合の疑いで昨年11月に幹部職員が逮捕、起訴された周南市で22日、法令順守などをテーマにした「公務員倫理・コンプライアンス研修」が始まった。会場は市文化会館大ホール。午前、午後を合わせて800人が参加したが、詳細な内容は「部外秘」で、講師が誰かも明らかにされなかった。
 この研修の対象は非常勤を含めた約1,500人の全職員。この日午前中に450人、午後は350人が受講した。24日にも同様の研修会を開き、残りの700人が参加する。全職員参加の研修会は同市で初めて。

あいさつする木村市長

あいさつする木村市長

参加した職員

参加した職員

 最初に木村市長があいさつして「この研修をきっかけに公務員に重要な倫理観とは、コンプライアンスとは、市役所で働くとはどういうことか、考えて実践してほしい」と述べ、信頼回復に取り組もうと呼び掛けた。
 小林智之行政管理部長は同市の服務規定、利害関係者からの贈与、接待など禁止行為、違法行為を見つけたときのための公益通報制度などコンプライアンス体制を説明した。
 そのあと約2時間、職員研修を請け負う㈱インソースから派遣された講師が公務員による不祥事の現状、コンプライアンス違反の影響、起きる原因、不祥事を起こさないための行動指針などを話したとしているが非公開だった。
 この業者選定は3社から見積もりを取り、最も低額だった同社が選ばれた。講師は「豊富な実績に基づきリスクマネジメントやコンプライアンスなどの研修講師として活躍している」としているが氏名は明かされず、契約額も公開されていない。
 11月に逮捕、起訴されたのは市都市整備部次長兼区画整理課長だった職員で、技監兼検査監だった2017年当時、徳山動物園のリニューアル工事で落札した建設会社の社長に設計金額を漏らした疑いで社長と同時に逮捕され、市役所も家宅捜査を受けた。12月にも、周南緑地の整備工事で同様にこの社長に設計金額を漏らした疑いで再逮捕、起訴された。

【きょうの紙面】
(2)30日、周南市で水素イノベーション講演会
(3)末武地区で認知症見守り声かけ訓練
(4)光市駅伝、下松駅伝で力走
(5)光市のひったくり現行犯逮捕に感謝状

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削りくずを燃料に

スギタニがmokko

 周南市西松原の木材加工・販売のスギタニ(杉谷一則社長)が木材の削りくずの圧縮固形機を導入した。切りくずを直径、高さが6センチほどの円筒形にすることができ、mokko(モッコ)と名付けて今月から薪(まき)ストーブの燃料用などに販売している。

mokkoを持つ杉谷社長

mokkoを持つ杉谷社長

ドイツ製の圧縮固形機

ドイツ製の圧縮固形機

 同社は木材を住宅用などの部材に加工してハウスメーカー、工務店向けに販売。年間で13トンの削りくずが出るが、以前はストックヤードで保管してまとまった量になると産業廃棄物として処理料を支払って業者に引き取ってもらっていた。
 このため以前から経費削減の一環として削りくずの有効利用を考えていたが、ドイツ製の高性能の圧縮機があることを知り、今回、中古品を購入できた。
 削りくずだけで固めることができ、乾燥させた主に杉、ヒノキなどを加工しているため乾燥の手間も不要で、すすや灰も少なく、よく燃える。同社の事務所に置いているストーブで使ってみて燃料として使用できることがわかり、今回、売り出した。
 杉谷社長(54)は「捨てていたものを再生して使っていただくことができるだけでうれしい」と話している。円筒形のモッコが75個入った12キロ入りが600円。同社の店頭と戸田の道の駅「ソレーネ周南」でも販売する計画。問い合わせは同社(0834-21-8371)へ。

【きょうの紙面】
(2)鉄道車両部品のスミヨシ下松工場起工式
(3)㈱トクヤマで地震想定の消火訓練
(4)蓮生・まこと幼稚園でこども報恩講
(5)柳哲雄さんの「大島干潟を里海に」掲載

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中国人留学生を採用

中特ホールディングス
就職交流会受け

 周南市の廃棄物処理業「中特ホールディングス」(橋本福美社長)は中国人留学生の袁夢(えん・む)さん(25)を正社員として採用した。留学生の山口県内の企業への就労を促す就職交流会「DISCOVER YAMAGUCHI」で雇用に結び付いた。袁さんは「仕事を覚えて早く一人前になりたい」と張り切っている。

職場で同僚と談笑する袁さん(中央)

職場で同僚と談笑する袁さん(中央)

 袁さんは中国湖北省出身。日本に興味があり、母国の大学で日本語を学んだ。2016年に来日し、山口県立大大学院(山口市)に入学。昨年9月に修了し、翌月に同社に入社した。CS営業部に配属され、先輩社員に同行して営業先を回っている。
 「まじめで一生懸命」と職場の評判は上々。正月休みには学生時代にアルバイトをしていた老人ホームが「職員の休暇で人手不足になる」とボランティアで入所者の身の回りの世話をした。
 「DISCOVER YAMAGUCHI」は西京銀行(本店周南市)と山口大、県の進める事業で、県内企業への就職を望む留学生と、外国人を雇い入れたい県内企業をつなぐ交流会を開き、採用に結び付ける。
 同社の外国人の新卒採用は初めて。同社は海外進出を見据え、外国人採用率の向上を経営目標に掲げている。
 山口労働局によると、周南地区の外国人労働者は昨年10月現在、887人で前年同期の1.7倍に増えている。外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法が4月に施行され、外国人労働者は急テンポで増加する見通しだ。
 袁さんは「先輩は仕事を覚える時間を与えてくれるので気持ちに余裕を持って臨める。会社と社会の役に立てる社員になりたい」と抱負を述べる。
 同社企画広報室の吉本妙子室長(51)は「誠実な性格で好感が持てる。コツコツ積み重ねれば必ず花は咲くと信じ、海外事業で中核を担う人材に育ってほしい」とエールを送っている。

【きょうの紙面】
(2)市長の給与半減、周南市議会に提案へ
(3)29日、ほしらんどくだまつで認知症講演会
(4)徳山大学などで大学入試センター試験
(5)小川元徳山市長の葬儀、300人が参列

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突如!藤井県議出馬!

周南市長選に大波乱

 アッと驚く大波乱になったのは周南市長選。現職県議の藤井律子氏(65)が立候補を決意、近く記者発表する模様になった。無風と思われていただけに、関係者の衝撃は大きい。

「夢が持てる市政を」 近く記者会見

藤井氏

藤井氏

 藤井県議は故藤井真県議の妻で、2003年に真氏の後継者として出馬し初当選。現在4期目。この間、自民党県連総務会長、県監査委員などを歴任、15年からは同党県連副会長をしている。
 昨年秋ごろから有力後援者などが市長選に出馬をと要請していた。かたくなに断り続けていたが、市政の沈滞は許されないと、現職県議の座を投げ捨てての出馬を決意したようだ。
 立候補の詳細は近く記者会見を開いて発表するとしているが、「将来に夢を持てる周南市にしなくては」と話している。
 県議用パンフレットも作成済みで、後援会のメンバーも驚いているが、後援会関係者は「今のままでは周南市の方向がはっきりしない。藤井県議には市民に分かりやすい、希望が持てる市政運営を願っている」とようやくの出馬決意に喜んでいる。
 木村陣営の反応は複雑で、「困ったな」と頭を抱える後援者も続出する気配。島津幸男元市長(73)の動きもまだ未確定で、木村陣営にはもともと反島津で結集した人が多いだけに、どう動くか未知数だ。
 市議の1人は「物事を前に進める意味では木村市長よりましかもしれない。しゅうニャン市キャンペーンの不評が大きく響いている。市民の不満は大きい」と語っていて、立候補を歓迎する声は早くも広がりつつある。

県議選無投票回避か?

 藤井氏の県議続投断念に伴い、県議選予定立候補者が一人欠員になることから、新たな候補者が名乗りを上げる可能性も高い。若手市議の中から数人の名前があがっており、今後1カ月の間に動きが出てくる模様。複数以上だと県議選も投票に持ち込まれる事態に。

《解説》
 突然の藤井県議の市長選出馬決定は、巷(ちまた)では早くも話題沸騰だ。自身が新人の掘り起こしに奔走していただけに、「責任を取った」との声も聞かれる。木村市政が県議たちと接触することなく市政運営をしていたことも、木村市長への不信感を増幅させたと思われる。特に「しゅうニャン市キャンペーン」は後援者からの不満が多く、「頼むからやめさせてくれ」と懇願されていたようだ。
 「共に」など抽象的な言葉しか発しない木村市政への不満も高まっていた。市民が要望した箱モノは日の目を見ず、役所主導の大型箱モノだらけに不安を感じた市民も多い。とりわけ木村市政は親しい人たちの話に耳を傾けることが少ないと話す人がいるのも気がかりだ。
 県議選の無投票が有力視されていた中で、藤井県議が現職市長に挑む苦難の道を選択したことに、一般市民からどんな反応が示されるのか、どんな希望を市民に示すことができるか、一気に注目される選挙になりそうだ。(中島 進)

【きょうの紙面】
(2)小川元徳山市長追悼、周南の将8に布石
(4)8年前の自分に再開!島田小でタイムカプセル
(6)ゆめタウン徳山で特別支援学校作品展
(6)「世界の映画の最前線」、市山さん講演

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