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島津氏の動向が情勢左右

[周南市長選・市議補選]
周南市長選はまるで「市議争奪戦」
政策論争はどこに?

 3選を目指す木村健一郎市長(66)=周陽=に新人の藤井律子県議(65)=栗屋=が挑む構図の周南市長選(4月14日告示、21日投票)は、29人いる市議の争奪戦も熱気を帯びてきた。両陣営の自民党推薦の獲得戦も熾烈。“水面下の選挙戦”が展開されているが、そこに政策論争は見えず、前哨戦に課題を与えている。    (山上達也)

会派内の市議行動がバラバラに

 藤井陣営は1月24日に後援会緊急集会をホテル・サンルート徳山で開いて支持者約200人が気勢を上げ、木村陣営も27日に五月町の後援会事務所に支持者約200人が集まって必勝を誓った。
 注目されるのは出席した市議の顔ぶれだ。七つある会派のうちで一致した行動をとっているのは小林雄二議長も所属する革新系の刷新クラブ(4人)だけ。全員が木村陣営集会に出席した。
 最大会派の六合会(6人)は藤井陣営に3人、木村陣営に1人が出席と割れ、残る2人はどちらにも出席しなかった。

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目立つ藤井県議系の市議離反

 さらに注目されるのは藤井県議を支持してきた市議の一部が木村陣営集会に顔を出したこと。藤井県議はこれまで県議選で1万3千~1万7千票を獲得して連続4期トップ当選したが、市長選の当選ラインは約3万6千票。県議時代の地盤を固めた上での支持拡大が求められる中、従来の支持市議の「離反」は痛い。
 逆に木村陣営は「市議が多いだけだと安泰ムードが流れる」と上滑りを警戒。市議の多さを単なる「顔出し」に終わらせない取り組みが求められる。
 今後はどちらにも出席しなかった12議員に誰を支持するか決断と行動を迫る両陣営の動きが強まりそう。この中には県議選で一貫して藤井県議を支持してきた市議もおり、動向に影響を与えそう。

「自民党推薦」はどちらに?

 さらに両陣営の「自民党推薦」を巡る争いも激しく、市長選に過去4回出馬して2万2~3千票の固定票を持つ前市長の島津幸男市議の動向も注目だ。島津氏は「自身が出馬」「藤井氏支持」のどちらかにかじを切ると見られ、それは島津氏自身が県議選に擁立する新人、松並弘治氏(41)=呼坂=の動向とも連動して左右しそうだ。
 そんな中で、選挙戦の柱であるはずの政策はどうなっているのだろう。少なくとも「市議の争奪戦」では政策はそっちのけ。今後はいかに市民感覚に寄り添い、政策本位で立ち位置を模索するかが各市議に問われることになろう。そこにこの選挙の本当の焦点が隠れている。

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