ヘッドラインニュース

久米で野犬被害相次ぐ

昨年5月~今年1月
3人がかまれけが

 周南市久米政所地区で昨年5月~今年1月、住民が野犬にかまれてけがをする事故が3件起きたことが分かった。県周南環境保健所はおりを仕掛けて捕獲を試みているが、危害を加えた犬はつかまっていない。現場から半径600メートル以内に小学校と幼稚園があり、保健所は注意を呼びかけている。

住民に注意を促す看板と大型捕獲おり

住民に注意を促す看板と大型捕獲おり

 現場は3件とも沢田池の北側の路上。田園地に住宅が点在している。1件目は昨年5月17日午前7時20分ごろ、散歩していた70代女性に4頭の群れが近づき、1頭に右ふくらはぎをかまれて軽いけがをした。
 2件目は昨年11月6日午後7時過ぎ、40代男性が歩いて帰宅中、3頭が接近し、1頭に襲われて右ふくらはぎに軽傷を負った。3件目はことし1月23日午後4時過ぎ、歩行中の70代女性に3頭が忍び寄り、1頭に右足首をかまれてけがをした。
 「犯人」とみられる犬は茶系の毛をしているというが、同一犬なのかどうかは分かっていない。
 保健所は近くに大型と小型のおりを1基ずつ仕掛け、これまでに成犬3頭、子犬10頭を捕獲したが、毛色から当該犬ではないとみられる。
 現場から400メートル先に旭ケ丘幼稚園、600メートル先に久米小があり、保健所は現場に近づかないよう促している。
 現場付近では以前から「野犬が群れをなしてうろついている」と住民から不安の声が寄せられていた。近所の男性(77)は「近くに教育機関もあり、早くつかまえてほしい」と話す。
 周南保健所管内で2017年度に捕獲された野犬は1032頭で全県(1680頭)の6割を超す。保健所は捕獲活動を続けるほか、付近の道路に「野犬注意」と記した看板を立て、被害に遭わないよう呼びかけている。

【きょうの紙面】
⑵下松市公式キャラ決定へ、小学生が投票
⑶㈱トクヤマが今年も小中学校に御影文庫
⑷満開の光市の冠山総合公園で梅まつり
⑸徳山北分校生が通学のバス運転手にチョコ

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果たして投票率上がるか?

[金曜記者レポート]5回目の周南市長選

 周南市の誕生から5回目となる市長選挙(4月14日告示、21日投開票)が近づいてきた。合併後の新市建設計画も2018年度で終了し、新たな段階を迎える周南市のかじ取り役を選ぶ選挙は現職の木村健一郎氏(66)に新人で県議会議員の藤井律子氏(65)が挑む展開。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の市長選、市議会議員補欠選挙で、県議会議員選挙も直前にある。この春、転出する場合、投票するために必要なことを紹介し、これまでの選挙を振りかえる。(延安弘行)

転出者増える3、4月

 選挙がある4月は進学や就職などでふるさとをあとにする若者も多く、転出者が増える時期。周南市の昨年1月の転出者は283人、2月は335人だが、3月は1039人、4月は761人に増え、5月は359人と減少した。
 市長選、市議補選で投票するには選挙管理委員会が作成する選挙人名簿に登録されていることが必要で、今回登録される人は2001年4月22日までに生まれた人で、1月13日までに周南市に転入届を提出して市内に住んでいる人。
 投票日の翌日までに18歳の誕生日を迎え、告示日の3カ月前から同市に住んでいることが条件になり、今春、高校を卒業する人はもちろん、3年生になる高校生も4月22日までに生まれた人は投票できる。
 4月14日までに市外に転出した人は投票できないが、15日から20日までに転出する人は転出前に期日前投票ができる。21日に転出する人は期日前投票ができるほか、投票日当日も転出前であれば、入場券に記載された投票所で投票ができる。
 実際に住んでいるか、転出したのかは、市選挙管理委員会では住民票を移しているかどうかで判断することから、4月21日までに住民票を動かしていない場合は投票できることになる。
 県議会議員選挙(3月29日告示、4月7日開票)も同様に2001年4月8日までに生まれた人で、3月30日から4月6日までに転出する人は転出前に期日前投票ができ、7日に転出する場合も転出前であれば投票所で投票ができる。
 これに加え、県議の場合は転出先が県内であれば、引き続き県内に住んでいることの確認を投票所で受けるか、転出先の市町が発行する県内に住所がある旨の証明書があれば投票できる。政治に直接、参加できる機会を逃さないでほしい。

顔ぶれに変化

 周南市が誕生して最初の市長選挙は2003年4月21日の合併から約1カ月後の5月25日。5人が立候補したが、前徳山市長の河村和登氏が約6千票差で2位の島津幸男氏を振り切って初代市長に就任した。
 そのほかの立候補者は元新南陽市長の藤井正彦氏、元県議の福田恵一郎氏、元徳山市議で共産党の魚永智行氏。河村氏は新市建設計画の着実な実行を掲げ、自民党、公明党、連合や企業などの推薦を受ける万全の体制で臨み、勝利をつかんだ。このうち島津、魚永氏は今も市議会議員として市政に携わっている。
 2回目から4回目までは島津氏と木村氏の一騎打ちが3回続く。最初の対決は新人同士。大型学校給食センターの中止など「再生」を掲げた島津氏が草の根選挙を展開、元県議の木村氏に1万票の差を付け、2度目の挑戦で市長の座をつかんだ。
 2回目は、徳山駅の整備や道の駅の建設など大規模事業を進める島津氏に事業の見直しを主張した木村氏が1万3千票差で勝利。防災行政無線をめぐって市議会が百条委員会を設置、調査したことも現職の島津氏に不利になったと見られている。
 4年前の木村氏と島津氏の戦いも1万4千票の差をつけて木村氏が再選。木村氏は選挙戦の中盤以後、自民党や公明党の県議、企業関係者などの支援が拡大して大差となった。 
 同時に合った市議補選は女性候補3人が立候補。33歳と最年少の福田吏江子氏が当選。補選の盛り上がりもあって、下がり続けていた投票率は前回をわずか0・7%上回ったが、それでも投票した人は有権者の半数以下にとどまった。 
 木村市政の8年、規模は縮小したが島津氏が打ち出していた道の駅を開設、徳山駅の整備や新市庁舎の建設も進めてきた。その一方でシティプロモーションの「しゅうニャン市」プロジェクトの取り組み方法や防災対応、入札情報ろう洩容疑で市幹部逮捕など逆風も吹く。
 その中、前回は木村氏を応援した藤井氏が立候補を表明した。市主導の大型事業が一段落する中、保守分裂のこれまでと違った顔ぶれで今後の市政のあり方を問う選挙。多くの人に投票してほしい。

190215h

【きょうの紙面】
(2)岐山市民センター愛称「きーさんセンター」に
(3)下松市連合婦人会が新入生に交通安全カバー
(4)徳山高の呼びかけで県生徒環境フォーラム
(5)徳山大留学生がごみカレンダー3カ国語に

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12年ぶり、200億円台割る

光市新年度の当初予算案
未就学児の医療費所得制限撤廃
市長「災害関連に重点配分」

 光市は12日、新年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年比19億円減の199億9千万円(8.7%減)で、12年ぶりに200億円を下回った。4特別会計は前年度比8億4207万円減の133億6147万6千円(5.9%減)。市川市長は「災害関連経費の増加で財政規模が拡大する中、市民生活の安全や安心関連の事業には重点的に財源を配分する一方、市民サービスに影響を与えない経費は徹底的に削減し、直面する課題に迅速に対応する考えで予算を編成した」と方針を説明した。

予算案を発表する市川市長

予算案を発表する市川市長

大型事業一段落で財政安定

 一般会計の歳入は、歳入総額の39.1%を占める市税が前年度比1.4%増の78億1351万1千円。このうち個人市民税は1.1%減、法人市民税は市内企業の業績の見込みから6.3%減を見込んだ。歳入総額の19%を占める地方交付税は38億6千万円で、前年度比6千万円減。
 繰入金は財政調整基金から2億4800万円、減債基金から5千万円を取り崩し、新年度末の基金残高は17億5千万円の見込み。市債残高は246億628万円で、前年度比2.2%増の見通し。
 歳出は人件費が退職者の増加などで前年度比3.4%増の32億7804万3千円。4月完成の新大和コミュニティセンター、5月開院の新光総合病院で大型事業が一段落するため、投資及び出資金貸付金は前年度比85.6%減になり、一般会計全体の予算額縮小につながっている。
 目玉政策は未就学児の医療費助成の所得制限撤廃と、国保税の税率引き下げの継続。国保税は2016年度から2年間限定で引き下げ、18年度も継続したが、さらに19年度も続けることにした。

防災、医療、学校重視

 優先事業の防災関連事業は21事業で7億5501万8千円。今年度の補正予算の繰越明許設定で計上する防災関連の9事業、20億6138万4千円を含めると、30事業、28億1640万2千円。
 市役所本庁舎の建て替え以外の手法を検討する防災機能強化事業に911万円▽14カ所の避難所に物資の整備や島田中、三井小に避難者用テレビを配備するなどの避難所環境整備に318万円▽防災倉庫新設200万円▽島田川洪水ハザードマップ721万3千円などを計上。市長は市庁舎建て替え以外の手法について「防災センターの新設など多様な安全対策を考えていく」と説明した。 
 防災を含む新規事業は51件。防災以外では老朽化した束荷、塩田両コミュニティセンターの束荷小、塩田小との複合化に、実施設計費400万円を計上。
 新光総合病院の開院に合わせた高度医療機器購入費の4分の1を負担する7億2599万7千円▽ひかりぐるりんバス、防長バス、中国JRバスの同病院乗り入れに2622万円▽光駅の南北自由通路、南北駅前広場の基本計画など光駅拠点整備事業に430万8千円▽学校施設老朽化対策600万円▽消費税率引き上げに合わせ国が定める要件に該当する住民税非課税者と3歳未満の子どもを持つ世帯主を対象にしたプレミアム付商品券発行2億3156万2千円などを計上している。

実質公債費比率、財政力指数は良好

 財政指標は経常収支比率は前年度比2.8ポイント悪化して104.1%と2年連続で100%の大台を超えた。実質公債費比率は前年度比0.9ポイント改善して9%と比較的良好。財政力指数も前年度とほぼ横ばいの67.3%を見込んだ。
 牛島だけになっていた簡易水道や墓園の両特別会計は廃止し、一般会計に繰り入れた。

【きょうの紙面】
(2)県予算発表、島田川工業用水道に12億円
(3)笠戸島アイランドトレイル、村岡知事も完走
(4)光市議と高校生が意見交換、人口増テーマに
(5)建国記念の行事で今宿地区夢プラン発表

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一般会計は1.9%減の631億円

周南市・財源不足で基金減少
しゅうニャン市は民間主導に
櫛ケ浜、新南陽駅トイレ整備へ

 周南市は12日、2019年度予算案を発表した。一般会計の総額は631億800万円で前年度比1.9%減。同市は4月に市長選があるが骨格予算ではなく施策的経費を盛り込んだ通常予算。しかし財源不足から財政調整基金19億6674万3千円を取り崩すなど基金頼りの予算編成となった。

説明する木村市長

説明する木村市長

市債残高は減少

 この日、木村市長が記者会見して説明し、安心安全や子ども関連、にぎわい創出に配慮した「新たな種まき着々予算」と述べた。市民に関心が高いしゅうニャン市プロジェクトは質問に答えて市主導でなく、民間の活動を支援する考えを明らかにした。木村市長も市長選出馬を表明しており、市長選では新施策も問われることになる。
 同市は18年度で合併に伴う新市建設計画が終了、特例措置もなくなることから予算編成にあたっては「次世代につなげる持続可能なまちづくり」を目指した。
 歳入では市税が1.8%増の259億6344万5千円、地方交付税が13.6%減の59億6千万円、地方消費税交付金が前年度と同額の27億5千万円、国庫支出金が9.9%増の80億228万4千円、県支出金は5.9%減の41億7787万9千円。
 貯金の取り崩しにあたる基金からの繰入金は財政調整基金のほか、減債基金3億5千万円、子ども末来夢基金3億4590万円などを合わせて32億271万2千円。前年度比では0.7%減。借金となる市債は18.3%減の62億3130万円だが、臨時財政対策債を除くと39億6130万円で6.8%増。
 市税など自主財源の比率は55%で前年度の53.1%より上昇。年度末の基金残高は財政調整基金が前年度より半減して17億7897万3千円、基金全体でも63億3996万6千円で前年度の7割ほどになる。
 一方、市債残高は79億6206万円を償還するため、約17億円減って894億492万6千円になる。

建設事業費が大幅減

 歳出では人件費115億8378万6千円、扶助費122億3344万2千円、公債費84億7122万9千円を合わせた義務的経費が前年度より1.2%増で322億8845万7千円。歳出全体の51.2%を占めている。
 投資的経費のうち普通建設事業費は庁舎建設など大型事業が一段落することから29.9%減の66億4997万4千円、災害復旧事業費は昨年7月の豪雨災害などで3倍近くに増えて4億342万8千円で計70億5340万2千円。歳出全体に占める比率は11.2%で前年度の15%より減った。
 その他経費は物件費が3.4%増の96億6749万2千円、補助費は消費税対策のプレミアム商品券発行への助成が加わり11.5%増の62億6240万9千円などがあり、計237億6614万千円で4.2%増。歳出全体に占める比率も35.5%から37.7%に上昇した。

モーターボートは3.6%増

 特別会計の規模は国民健康保険が154億5203万3千円、国民健康保険鹿野診療所が5922万円、後期高齢者医療が24億2244万千円、介護保険が123億6932万5千円、地方卸売市場事業が1億3283万6千円、国民宿舎が8597万8千円、駐車場事業が5069万5千円。合計は305億7252万8千円で前年度比3.3%減とした。
 企業会計は水道事業が58億6477万千円、下水道事業が86億4069万2千円、病院事業が38億784万4千円、介護老人保健施設事業が4億2757万円、モーターボート競走事業が前年度比3.6%増の448億1761万5千円。企業会計の合計は635億4849万2千円で2.2%増になった。
 予算案は20日から始まる市議会3月定例会で審議される。同会には新年度予算関係13件、補正予算7件、人事関係1件、条例関係17件、その他11件の計49の議案が提出される。 

重点事業に少子化、再開発も

 施策は7つのプロジェクトと分野別の重点事業を説明。主な事業は次の通り。
 [少子化対策]子ども家庭総合支援拠点事業(予算額1913万9千円)▽不妊治療費助成の拡充(567万円)▽幼児教育無償化関連(27億5475万5千円)▽スマートフォンで予約できるようにする病児保育事業(6345万円)▽久米小校舎増築、トイレ回収など小・中学校改修事業(5億3990万2千円)
 [安心安全]河川のハザードマップ整備(2371万3千円)▽20年度の設置を目指す小学校普通教室空調設備整備(4208万7千円)▽古川跨線橋整備(1億9037万4千円)
 [自立した地域づくり]長穂、遠石市民センターなどの整備(1億450万4千円)
 [まちじゅう賑わい]徳山駅前地区市街地再開発推進(1億8530万円)▽櫛ケ浜駅トイレ実施設計、新南陽駅整備など交通結節点環境整備(7780万7千円)
 [産業活力・富の創造]市有林を活用した緑山バイオマス生産モデル事業(2500万円)
 [中山間地域振興]コミュニティ交通の運行など生活交通活性化(3648万5千円)▽わさび産地化推進(689万千円)
 [末来に向けた行財政経営]西部地区学校給食センター(仮称)建設(14億4888万8千円)▽鹿野総合支所のコアプラザかのへの移転、整備(1014万6千円)
 [分野別計画]回天記念館収蔵品のデータベース化(1961万6千円)▽風疹など予防接種(4億3640万円)▽生活習慣病健康診査(229万4千円)▽休日夜間急病診療所の移設建て替え(3256万2千円)▽プレミアム付商品券(8億6035万5千円)▽シティープロモーション事業(1691万3千円)

【きょうの紙面】
(2)徳山駅前ロータリーはシンプルに整備
(3)日立笠戸で開発中のJR東日本新幹線公開
(4)徳山大で地域ゼミ合同発表会
(6)県美展に周南から25点が入賞、入選

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木村、藤井陣営が事務所開き

[周南市長選・市議補選]

 任期満了に伴う周南市長選(4月14日告示、21日投票)に立候補を表明している県議会議員、藤井律子氏(65)の後援会は9日、現職で3期目を目指す木村健一郎氏(66)の後援会は10日、それぞれ選挙事務所にもなる後援会の新事務所の事務所開きがあり、両陣営とも市長選に向けて準備が本格化している。

「子、孫のため今変える」新人・藤井陣営

 藤井氏の後援会の事務所開きは60人が出席して開かれた。今回はこれまでの県議の活動を支えてきた「身内」の会合で、各小学校区単位に設置している各後援会の役員などが集まった。市議は青木義雄、福田健吾、長嶺敏昭、福田文治議員(六合会)、尾崎隆則副議長、古谷幸男、友田秀明議員(自由民主党嚆矢会)の7人が出席した。

玉串を捧げる藤井氏

玉串を捧げる藤井氏

 神事では祝詞奏上のあと藤井氏や後援会の幹部、各地域の代表らが次々と玉串を捧げた。あいさつに立った後援会の箱崎寿美枝会長は「改めてこれからやるんだという気持ちになってきた。ここが出発点。彼女を前に出し、やるべきことをやりたい」と述べた。
 藤井氏は県議選から市長選へ、自民党徳山支部長の辞任など1月中旬に鞍替えを決断してからの経緯を説明し「現職の壁は厚い」としながらも「結婚から40年、県議として16年、元号が変わる今年、第3の人生に挑戦します。どうしてもこのまちを変えたいという思いで決めました。子や孫のために今、変えなくてはならない」と思いを訴えた。
 国、県と協力して経済、産業振興に力を入れ、市民の声が届く開かれた行政にしたいと述べて「目指すべきまちをしっかりと伝えたい」と決意を表明した。今後、地区ごとに後援会の集会を開いて支持を広げる計画。参加者は事務所開きのあと、早速、集会などの打ち合わせをしていた。
 新事務所は秋月3-2-15で、アルク秋月店の北側。電話は0834-34-0526。

「このまちを託してほしい」現職・木村陣営

 木村氏の後援会の事務所開きは支持者と企業幹部、地域のリーダーなど300人が参加して気勢をあげた。新造健次郎県議会議員と市議会議員は小林雄二議長、田村隆嘉、得重謙二議員(刷新クラブ)兼重元、米沢痴達、田村勇一議員(自由民主党周南)清水芳将、土屋晴巳、山本真吾議員(アクティブ)藤井康弘議員(六合会)相本政利、金子優子、遠藤伸一議員(公明党)の13人が出席した。

気勢を上げる木村氏

気勢を上げる木村氏

 井本義朗議員(アクティブ)、田中和末議員(刷新クラブ)も木村氏を支持し、自民党新南陽支部が木村氏を推薦、徳山支部が県連に推薦願いを提出したことも披露された。
 後援会の近間純栄会長は「まだ相手の背中が見えているが、振り返ったら顔が見えるようにしたい」、小林議長も「主権在民を忘れてはならない。骨太な周南市の在り方を議論し、住みやすい周南市のためにともに頑張っていこう」と呼びかけた。
 木村氏は「官製談合の再発防止は市長の使命。しゅうニャン市事業は民間主導でやっていく」と述べ、ホテル誘致など駅前再開発の推進、小学校のトイレ改修、防災ガイドブックの全戸配布、櫛ケ浜駅のトイレの実施設計、鹿野総合支所のコアプラザかのへの移転、市民館跡地への国の総合庁舎建設など新年度に予定している事業を挙げて「このまちを木村健一郎に託して下さい」と訴えた。最後は全員のガンバローで盛り上げた。
 新事務所は五月町9-28、電話は0834-33-8816。

【きょうの紙面】
(2)ヤマウチスポーツ光店が学生服販売
(3)徳山湾の蛇島は観光資源、徳山高専生提案
(4)浅江小でふた回収、103人分のワクチンに
(5)光L.C.が障害者施設のひかり苑を訪問

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男女参画条例「空文化」

[金曜記者レポート]
周南市・女性登用進まず

 周南市の審議会の女性登用率が市男女共同参画推進条例で定める目標を条例施行後14年間1度も達成していないことが明らかになった。審議会の運営もお手盛りで、女性の社会進出推進の旗を振る市が自ら消極的な姿勢に終始している。(井藤進吾)

周南市役所の職場。女性登用が進んでいない

周南市役所の職場。女性登用が進んでいない

 「この場で出た意見は施策に反映されるのだろうか」「審議会の開催時期が遅すぎる」
 周南市役所で1月25日にあった市男女共同参画審議会で、委員から市の取り組みに対して疑問の声が出た。
 2018年度の同審議会はこの1回のみ。時期的に新年度の市の予算編成は事実上終わっていて、審議会で提案があっても新年度の施策に反映されず、第三者の声を市政に生かす審議会制度が形骸化している。
 審議会の議題は市が17年度に実施した施策の実績と18年度の方針に関する評価。18年度も終わりかけのこの時期に前年度の実績と当年度の見通しが議題に上がっても時機を逸し、意味を持たない。
 市は17年度に250の事業に取り組んだとしているが、ほぼすべての事業が前年度からの継続になっている。
 〈16年度「男女が共に生活しやすい環境を考えていけるようワークショップや講座などの内容を充実させ、意識啓発に努めた」〉
 〈17年度「男女が共に生活しやすい環境を考えていけるようワークショップや講座などの内容を充実させ、意識啓発に努めた」〉
 両年度の実績報告書を見比べると、ほとんどの事業の記述が「コピー・アンド・ペースト」と疑えるほど一字一句そろっている。各事業に取り組む4段階の意気込み評価も前年度と異なるのは250のうち4つしかない。

190208h

 審議会関係者の1人は「市は『法令に則ってちゃんと開いていますよ』というアリバイづくりのために審議会を開催しているとしか思えない」と指摘する。
 市は女性の社会進出を目指して04年、市男女共同参画推進条例を施行し、審議会委員の女性登用率を40%以上にする目標を定めた。
 しかし、施行から14年たった18年度も30.9%にとどまるなど、これまで1度も目標をクリアしていない。14~16年度、18年度は前年度を下回り、条例が空文化している。
 管理職に占める女性職員の割合も6.8%(18年度)で山口県内13市の中で2番目に低い。21年度に10%にする目標を掲げているが、女性登用への意識不足が続く限り実現は難しい。
 市男女共同参画室の松田紫室長は「現状を反省し、改善に努める」と話している。

【きょうの紙面】
(2)県議選周南市区に坂本市議出馬?
(4)久保小がボトルふた徳山東R.C.に託す
(5)33の野球スポ少がリレー・マラソン大会
(6)暖冬影響?冠山総合公園で梅咲く

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新人有田氏出馬で一転激戦

県議選周南市区・6人の争いに?
自民に公認申請提出

 立候補予定者がようやく定数と同数の5人になった県議選周南市区に、自民党の高村正大衆院議員の有田力秘書(53)=河東町=が出馬の意向を固め、5日、党徳山支部に公認申請を提出した。これで同区の立候補予定者は6人になり、無投票から一転、激戦の様相になった。
 同区で出馬を表明しているのは、現職が自民党の新造健次郎氏(54)=大神=、公明党の上岡康彦氏(58)=大内町=、国民民主党の戸倉多香子氏(59)=河東町=▽元職が自民党の友広巌氏(62)=速玉町=▽新人が自民党籍を持つ無所属の松並弘治氏(41)=呼坂=。
 有田氏は1989年に高村正彦前衆院議員の秘書になって東京の議員会館や選挙区の地元事務所に勤務。一昨年からは正彦氏の後を継いだ正大現衆院議員の秘書を続けている。新造県議や友広前県議とは正彦氏の事務所での元同僚だ。
 同区は現職の藤井律子氏(65)が市長選に出馬表明し、河村敏夫氏(79)は今期で引退を表明。前回の県議選で藤井氏は1万3,676票で1位、河村氏は9,766票で3位と底力を見せており、両氏とも後継指名はしない考えを示しているため「藤井票」「河村票」の争奪戦に加え、高村氏系の支持層の行方にも関心が集まりそうだ。

【きょうの紙面】
(2)住居表示で県内初の公聴会
(3)ボートレース徳山で子育て応援「あそらぼ」
(5)笠戸島アイランドトレイルに村岡知事参加
(6)9日に岐山市民センターの愛称発表

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グラマシー跡にフジ

12月開店、0時まで営業

 スーパーのフジ(本社・愛媛県松山市)は12月、周南市桜馬場通3丁目のホテル「ザ・グラマシー」跡にスーパー「フジ桜馬場店(仮称)」を開店する。
 同社によると、敷地面積は3,278平方メートルで売り場面積は1,269平方メートル。鉄骨平屋で71台分の駐車場を備える。着工は5月。営業時間は午前7時~午前0時。
 周南市への同社スーパーの進出は「フジ新南陽店」に続き2店目。大園文彦店舗開発部長は「周南市は人口規模が大きく、需要が見込める。建設計画地は中心市街地でアクセスもいい」と出店理由を述べている。

スーパーフジの建設計画地

スーパーフジの建設計画地

 計画地は県道下松新南陽線と昭和通の交わる二番町交差点角で飲食店街と住宅街に近い。ザ・グラマシーは昨年春に閉店し、建物は取り壊され、更地になっている。
 4日には山口県の「大規模小売店舗の立地に関するガイドライン」に基づく住民説明会が市徳山保健センターで開かれ、同社は地元雇用の確保、地域産業の活性化など出店のメリットを強調した。住民からは買い物客の車の出入りに伴う交通事故と渋滞、店舗建設時の振動と騒音について質問が出た。
 同社は愛媛県を中心に中国、四国地方で96店を展開している。山口県内では新南陽店のほか、岩国、山口市などで8店を営む。
 計画地の半径約1キロ圏には「ゆめタウン徳山」「アルク」「たから」の競合店が立地し、集客競争が活発化する。

【きょうの紙面】
(2)インドネシアの若手行政官5人が光市訪問
(3)周南市のピピ510で観光フォト作品展
(4)若者サポステがペットボトルのふた寄贈
(5)周南市和田の三作神楽保存会が50周年

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しゅうニャン市に「税金使わず」

[周南市長選・市議補選]
再開発でホール建設
藤井氏が政策発表

 周南市区選出の県議会議員、藤井律子氏(65)=栗屋=は4日、ホテル・サンルート徳山で記者会見して周南市長選(4月14日告示、21日投票)に無所属で出馬することを表明し「品格と誇りを忘れず、夢と希望を持てる周南市を実現したい」と述べて政策の一部を明らかにした。

会見する藤井氏

会見する藤井氏

 なぜ、立候補を決意したかでは、昨年11月から県議選に向けてあいさつ回りをする中で「周南市をどうにかして下さい」という声が多く寄せられていたが、官製談合事件が逮捕された幹部職員だけの問題ではないと考えたことや、7月豪雨への木村市長の対応、「しゅうニャン市」プロジェクトに疑問を感じている市民が多いことなどが要因と述べた。
 これからのまちづくりでは市政を透明化し、市民に取り戻すこと、「夢を描き、実現する力」「一つになれる市政」が必要だと訴えた。
 ビジョンとして産業力、地域の魅力、教育力の強化、女性や若者が活躍する街づくりの実現、健康で長寿のまち、安心・安全なまちづくり、持続可能な社会の実現、豊かで美しい海を次の世代へ、スポーツと文化の振興をあげた。

県とともに「産業力」強化

 質問に答える中で、シティプロモーションではしゅうニャン市プロジェクトには予算をつけず、替わって誰もが共感できる活動を展開すると述べた。中心市街地の再開発などの動きはよりスピーディーに進め、再開発地区への公設ホール建設も検討するとした。
 市政を市民に取り戻すためには、事業は地元の声を聴きながら進め、市職員が地域に出て地域と行政をつなげたいと述べた。
 最初に取り組むこととして産業力の強化をあげ、県とともに進めたいと意欲を見せた。福祉分野では障害者の社会参加や定年後、周南市に永住したいと思える医療体制の整備などを進めたいとした。
 選挙に向けては、自民党に推薦願を出すかどうかは検討中、自民党徳山支部長は辞任する考えも明らかにした。県議辞職の時期は2月定例会後だが、日付は県議会事務局と調整したいとした。
 藤井氏は須金出身で徳山高から広島大学付属看護学校を卒業、同大学病院に勤務後、市議、県議を務めた故藤井真氏と結婚、その活動を支えた。真氏の死去後の2003年に県議に当選し、現在4期目。自民党県連副会長などを務めている。
 市長選に向け、秋月3丁目2-15に12日から事務所を開設する。電話は0834-34-0526。

【きょうの紙面】
(2)周南市が水素テーマに講演会
(3)徳山駅前図書館の入館者200万人に
(4)日刊新周南ミニバス交歓会チーム紹介スタート
(5)遠石八幡宮の節分祭で奉射演武

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市長「調査考えていない」

[官製談合事件]事件前の入札に疑惑

 周南市の木村市長は1日、徳山動物園リニューアル工事などの入札で公契約競売等妨害の罪に問われている福谷産業元社長、福谷徳三郎被告の公判で、今回の事件以前から福谷被告が市の幹部から入札情報を聞き出していたことがわかったことについて、現在調査中の2016年、17年度より前まで遡って調査する考えがないことを明らかにした。

記者会見する木村市長

記者会見する木村市長

 この事件は17年12月の同工事の北園広場修景工事と16年11月の周南緑地メインエントランス工事で当時、技監兼検査監だった国沢智己被告から設計金額を聞いて落札し、国沢被告は官製談合防止法違反などの罪に問われている。
 1月30日に国沢被告、31日に福谷被告の公判が山口地裁であった。国沢被告は犯行を否認、福谷被告は認めている。記者会見では、記者が公判で元建設部長の職員の氏名もあげて情報提供が常習化されていた実態が示されたことから市としての対応を質問。
 公判に対しては「公判が始まり、審理が継続中なのでコメントは差し控えたい」と述べた。また市は16、17年度の入札について不審な入札がなかったか、調査しているが、これよりさかのぼって調査することについては「考えていない」と述べた。

【きょうの紙面】
(2)地域課題の解決策、周南市こども議会で提言
(3)大型クルーズ船初入港の下松市で振興協
(5)大相撲周南場所の収益から200万円市に寄付
(7)ゆめタウンがEPA発効記念でワイン値下げ

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