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がんの治療に支障?

新設の放射線科は常勤医不在
光総合病院が完工、5月開院へ

 光市が光ケ丘に建設していた新しい市立光総合病院(桑田憲幸院長、210床)が2月28日に完工、新しい元号が始まる5月1日に開院する。ところが新設の放射線科で常勤医師が確保できず、開院してもがんの放射線治療が十分にできないままスタートを切る可能性が大きい。

交渉していた教授が異動

 新病院は現在の13科体制に放射線科、総合診療科を加えて15科体制とし、急性期医療の中核病院に位置づけ、がん治療に力を入れる。大規模災害に備えたスペースを確保し、ヘリポートも設けた。

完成した新しい光総合病院

完成した新しい光総合病院

 2月26日の市議会一般質問でも新病院を取り上げた大田敏司議員(こう志会)に西村徹雄病院局管理部長は「病棟を東と西に分けて、それぞれの病棟の中心にスタッフステーションを設けて患者の見守りに配慮するとともに、施設全体をバリアフリー、ユニバーサルデザインとし、患者中心の満足度の高い利用が提供できる施設になっている」と特徴を説明した。
 一方で市を悩ませているのが放射線科の医師が開院当初から不在なことだ。がん治療では手術による外科療法、抗がん剤による化学療法、放射線療法が三大療法。
 しかし一般質問の答弁で西村部長は「放射線治療医の派遣の交渉を進めてきた山口大学医学部の放射線腫瘍学教室の教授が他大学に転出し、予期せぬ事態になった。開院とともに(放射線関係の)治療ができないことを心苦しく思っている。新しく就任する教授が決まり次第、一刻も早く交渉し、早期に放射線治療が開始できるように努力する」と説明して理解を求めた。

24日に完工式、内覧会

 新病院は一昨年7月に着工し、総事業費は96億7千万円。ひかりソフトパーク内の市有地3万1,385平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート4階建て1万8463平方メートルを建設。昭和・巽設計共同企業体が設計し、戸田建設・時盛建設・末延建設特定建設工事共同企業体が施工した。
 開院と同時に中国バスネットサービスの市内循環便「ひかりぐるりんバス」をはじめ、防長交通や中国ジェイアールバスの路線バスも病院前に乗り入れて、車を持たない患者や来訪者の足を確保する。
 24日に完工式を開き、一般公開の内覧会は午後1時から4時まで。問い合わせは病院局(0833-72-1000)へ。(山上達也)

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