一言進言

韓国の友人に感謝!

~民間交流が最大の武器~
20数年前、小野英輔サマンサジャパン会長などと日韓親善協会を立ち上げた。黒神公直遠石八幡宮名誉宮司を会長に頼み、韓国・慶尚南道の馬山市との民間交流が始まった。40年以上前には、徳山商工会議所と馬山市商工会議所との姉妹縁組が締結され、双方の議員たちが、訪問し合っていた。
まずは子どもたちの交流をと、馬山市市民マラソン大会に、中学生と、一般のランナーを連れて参加した。記録の取り方もいい加減な、市民が楽しむマラソン大会だった。馬山市民が伴走したり、和気あいあいのムードで、楽しい思い出いっぱいの交流になった。スポンサーがついて、1万人規模の大会になったので、参加を止め、中学生のサッカー交流に切り替えた。
馬山中央中学校という私立中学校が交流相手だった。中には日本が大嫌いと公言する校長もいたが、交流している間に、大の日本ファンになった校長もいたり、中学生たちは未だに貴重な体験を喜んでいる。資金不足で2年前で中断しているが、日韓共に、ニュースなどで知るイメージとの差に、子どもたちは素直に驚きの声を作文に記している。
慰安婦問題や、徴用工問題などで日韓の間がもめている。前には竹島問題で荒れた。10年以上前になるか、馬山市議会で竹島が韓国領だと決議、韓国のマスコミも大きく取り上げた。その最中に馬山商工会議所が徳山に訪問団を派遣することになった。当時キム・サンシルさんが会議所会長をしていた。なぜこの時期に日本に行くのか、と韓国マスコミから突っ込まれたが、「友達に会いに行くのがなぜ悪いのか」と突っぱねた。逆に予定の人数より多くの議員団を引きつれて徳山を訪れた。
このたび、小野さんなどと馬山市を訪れた。キムさんや仲間たちが歓待してくれた。古い友人として心から喜んでくれた。政治家の言い合いにはうんざりしている様子だった。報道だけ見ると、ほとんどの韓国の人たちは日本に反感を持っていると思わせる。日本もヘイトスピーチなどがあって、韓国のマスコミもそこだけ強調する。しかし私たちは長い間交流活動をしてきて、多くの友人を得た。韓国でも一部の人たちが大きな声を上げている。日本もネット右翼と言われる人は極少数派だ。
日本を訪れる韓国からの若者観光客は急増している。民間人の感覚と、政治家、マスコミの感覚が大きくずれていることは、韓国の友人たちと接したらよくわかる。民間外交が広がることが、唯一の日韓問題の解決策かもしれない。政治家にはメンツとプライドがある。国際交流を進化させることに、地方自治体も力を入れるべきだろう。(中島進)