ヘッドラインニュース

69年の歴史に幕

光市連合婦人会が解散総会

 光市連合婦人会(小林富江会長、148人)の解散総会が27日、室積コミュニティセンターで開かれ、31日付の解散を承認した。1950年の結成から女性の地位向上や社会奉仕に取り組んだ69年の歴史に幕を降ろした。

あいさつする小林会長

あいさつする小林会長

 総会には約60人が出席。小林会長は「諸先輩方が築かれたこの会が、私たちの代で終わってしまうことを申し訳なく思う。これまでご指導いただいたすべての皆さんにお礼を申し上げたい」とあいさつ。来賓の市川市長は「会員お一人お一人が培われたご見識を今後もどうか市のため地域のために役立ててほしい」と述べ、西村憲治市議会議長もあいさつで長年の活躍をねぎらった。
 議事では今年度の活動報告と残余金ゼロの会計報告を承認。閉会後は光マンドリンクラブの演奏や、桝野文子、河野伊和両元会長を招いた懇親会があり、解散後も会員同士が連絡を取り合っていこうと申し合わせた。
 同会は終戦から5年後の1950年に結成以来、食生活改善など女性の視点から活動を続けた。しかし最近は若い人の入会が皆無で会員の高齢化が進んだ上、単位会も減って現在は島田婦人会と室積婦人会だけになり、昨年の総会で解散の方針を決めていた。

【きょうの紙面】
(2)塩クッキーなど周南ものづくりブランドに
(3)田中組が「やまぐち木の家」推進工務店に
(4)「回天記念館と人間魚雷『回天』」刊行
(4)高校生が電気自動車を分解、組み立て

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県議選あす告示

周南市は5議席に7人の激戦
下松、光は無投票の公算

 任期満了に伴う県議選が29日に告示される。周南3市では周南市区(定数5)は7人が出馬を予定している激戦区だが、下松市区(定数2)と光市区(同)は現職以外に出馬の動きはなく、下松市区は8年ぶり、光市区は24年ぶりに無投票の可能性が大きい。(山上達也)

人口減少対策など論戦の注目点多く

 県議選は統一地方選の前半戦に組み込まれており、人口減少対策や少子高齢化対策、産業振興や、上関原発建設計画、米軍岩国基地問題、迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の萩市、阿武町配備など県政の課題は多く、県議選でこれらの課題に候補者がどう論戦を展開していくか、注目点は多い。
 周南市区はベテラン議員2人の引退、鞍替えで現職3人、元職1人、新人3人が名乗りを上げて激しい前哨戦を展開。7人中6人が国政与党の自公勢力が占め、高村正彦衆院議員秘書経験者が3人もいること、4月14日告示の周南市長選が県議選候補者に複雑に絡み合っていることが混戦に拍車をかけている。
 下松市区は前回落選した元市議が再起を狙ったが断念、現市議の一人も出馬を模索したが出馬に至らなかった。光市区は自民、非自民で議席を分け合っている上に、過去2回の「反原発候補」の擁立の動きも見られなかった。

選挙公報、公費負担チラシ発行へ

 立候補届け出は29日午前8時半から各市役所で受け付ける。期日前投票は、周南市は市役所本庁舎1階多目的室、イオンタウン新南陽内の新南陽総合支所、ゆめプラザ熊毛、鹿野総合支所▽下松市は市役所1階ロビー▽光市は市役所3階で、いずれも30日から6日までの午前8時半から午後8時まで。
 光市大和コミュニティセンターは1日から6日までの午前8時半から午後8時まで▽牛島コミュニティセンターは4日から6日までの午前10時から午後3時まで受け付ける。
 今回から候補者の経歴や政見を掲載した選挙公報が発行されて全戸配布され、候補者のチラシ1万6千枚が公費負担で制作できることになり、選挙の公営化が進んだ。
 問い合わせは周南市選管(0834-22-8521)▽下松市選管(0833-45-1875)▽光市選管(72-1597)へ。

【きょうの紙面】
(2)下松駅に横5メートル、縦1.6メートルの観光ポスター
(3)しゅうなんブランド「極」に鹿野高原豚
(4)周南市の案内本「しゅうなん散歩」発刊
(6)兼崎地橙孫の句碑そばに小学生の俳句掲示板

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[16年目の視座~周南市の課題]

【官製談合事件】実態解明なく幕引きへ

見栄切った後に強制捜査

 「公平、公正、透明性を高めて厳格に執行した結果と認識する」
 昨年2月27日。周南市議会定例会。
 市発注工事の入札で落札業者の偏りを指摘する会派質問を受けた木村健一郎市長は答弁で見栄を切った。
 その9カ月後、市都市整備部次長(60)が官製談合防止法違反の疑いで県警に逮捕された。財政部技監兼検査監だった2017年12月6日に入札のあった市発注の徳山動物園北園広場工事の入札で、市内の福谷産業社長(66)に事前に設計金額(予定価格)を漏らした容疑だった。
 市役所に家宅捜索が入り、建て替えで真新しくなった新庁舎に早々と傷が付いた。
 社長は教わった金額を生かして判断基準額を割り出し、基準額を980円上回る価格で落札した。
 入札は落札額の上限に当たる予定価格を超えるか、下限の判断基準額を下回ると失格になり、入札参加業者は両者の間で積算競争にしのぎを削る。その間で最も入札額の低い業者が落札する仕組みで、基準額により近い価格で札を入れられるかどうかで腕が問われる。
 設計金額を知れば特定の算式で判断基準額を突き止められ、福谷産業は他社を出し抜いて8千万円の工事を手に入れた。
 不正が明るみに出たのは単純な理由からだ。発注者の市が大本の積算を誤り、価格が正確な額より低めに出ていたのだ。各社は市のミスに気づいていないため本来の額を目指して見積もり、結果として入札額も全体的に高めに張り付いた。
 そうした中、福谷産業1社だけが判断基準額に近い低価格で入札した。同社も積算ミスを知らず、他社同様に高い金額で札を入れるはずなのにと疑いの目が向けられた。

徳山動物園ペンギンエリア。事件の舞台となった北園広場工事と同様に疑惑が浮上している

徳山動物園ペンギンエリア。事件の舞台となった北園広場工事と同様に疑惑が浮上している

 北園工事の入札日、動物園関連でもう1つ入札があった。ペンギンエリア工事。市内の共同産業が判断基準額を「ドンピシャ」で当て落札している。この工事も市の積算ミスがあり、北園工事と同じように不自然さが際立っている。
 県警はペンギンエリア工事についても事態を把握しているが、強制捜査の動きは今のところ見せていない。立件するかどうかは証拠次第でペンギンエリア工事も事件化するとは一概には言えないが、同種事案で一方が立件され、もう一方が不問に付されたら不公平感は否めない。

190327h

監視委は実態解明せず

 「再発防止に真摯に取り組み、公正で公平な入札契約を図り、市民の信頼回復に寄与することを希望する」
 今月6日、市入札監視委員会が再発防止策を報告書にまとめ、木村市長に答申した。
 答申は(1)職員コンプライアンスの徹底(2)技監権限の分散と相互監視態勢の構築(3)設計価格の適正管理(4)入札制度の多様化(5)事後チェックの強化―の5項目を提言している。
 「落第点」「入札実務を知らない人が考えそうな結論だ」
 答申に対する地元建設業界の評価は厳しい。
 理由は1つ。事件の実態解明が手つかずのまま結論を出しているためだ。
 委員会は事件が公判中で市次長が否認していることと捜査権を持たないことを理由に「事実関係を究明するのは難しい」と実態解明を諦めている。
 再発防止策は実態解明があって初めて成立する。徹底的に解明し、問題点を浮かび上がらせ、それに応じて対策を打つ。家造りで基礎ができていないのに上物を建てても倒れるように、実態解明抜きの再発防止策は説得力を持たない。
 市の建築、土木工事の入札結果に一通り目を通すと、各社の入札額は判断基準額寄りに張り付き、基本的に競争原理が働いている。各社とも新鋭の積算システムを取り入れ、入札額を探る企業努力をしていると見ていい。今回の事件は積算争いについていけない業者が発注元の市職員を頼ったと考えられる。
 市は実態解明が不十分なまま答申を受け入れた。業界では「4月の市長選の前に木村市長が浄化姿勢をアピールしたかったのではないか」とささやかれている。
 市が事件の進展に応じて実態解明を進める動きは見られない。答申に基づいて対策を講じ、それでおしまいにするのだろう。実態解明が生煮えのまま幕引きになる公算が大きい。(井藤進吾)

【きょうの紙面】
(2)県議選出馬予定者アンケート(下松・光市区)
(3)光市異動は中規模119人
(4)地域づくりへ、共創プロジェクト発表会
(5)光市大和コミュンティセンターが完工式

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選挙戦想定し準備怠らず

[県議選]光市区立候補予定者インタビュー 
(五十音順=聞き手・山上達也)

豪雨災害の早期復旧に全力
無所属・現(5)(国民民主党推薦)
秋野 哲範さん(58)

190326akino

 ――6期目への挑戦ですね。
 秋野 昨夏の豪雨被害の復旧は大きな課題です。土木建築委員長の経験もあり、ここ一番のお役に立とうと6期目に挑みます。今後も県と市民の距離を縮め、市民の思いや課題の解決に尽くします。
 ――所属政党が民主党、民進党、国民民主党と変わりましたね。
 秋野 国政と連動しているのでとやかく言う立場ではないのですが、今回も地域の仕事に幅広く取り組むスタンスから党推薦の無所属で出馬します。
 ――村岡知事はどう評価されますか。
 秋野 若くて行動力があり、人口減少対策や徳山下松港の戦略バルク港湾も懸命に取り組んでこられました。
 ――市川市長はどう評価していますか。
 秋野 新光総合病院や新大和コミュニティセンターの建設など今までの課題を着実に解決していますね。
 ――上関原発計画はどう考えますか。
 秋野 エネルギー政策は国がしっかり方向性を出すべきです。地方自治体は国の政策を尊重しつつ住民の安全を第一に考えることが大切です。
 ――市民の皆さんにメッセージを。
 秋野 豪雨災害の復興を早期に成し遂げ、県の活性化と光市の課題解決に向け全力でまい進していきます。
 [プロフィール]
 1960年生まれ。広島大学付属高、慶応義塾大学経済学部卒、同大学院修了。富士通社員を経て光市議1期、県議5期を務めた。県セーリング連盟会長。虹ケ丘。

光市の課題を県政通じ解決
自由民主党公認・現(3)
河野 亨さん(56)

190326kawano

 ――早いもので4期目に挑戦ですね。
 河野 3期12年間のうち8年間、文教警察委員会に属して委員長も務めました。光高と光丘高の統合の議論も経験しました。 
 ――統合は市民に理解されていますか。
 河野 統合する以上はいい形にすべきです。2校が別々ではいい形にならないと、いろんな機会を通じ説明させていただいてきました。
 ――村岡知事はどう評価しますか。
 河野 若さと行動力がある数字に強い優秀な政策マン。子育て支援策、農林水産業の担い手策など打ち出す政策も県民目線です。
 ――市川市長への評価はいかがですか。
 河野 市立病院問題や里の厨、三島温泉という市政の課題をすべて片付け、予想以上に成功させていますね。
 ――昨年の豪雨災害は大被害が出ました。
 河野 国が進める国土強じん化政策に呼応して復旧に取り組みます。光―下松間の道路新設も必要です。
 ――上関原発計画はどう考えますか。
 河野 エネルギー問題は国が方針を出し、その上で県民の安全安心を第一に考えるべき課題です。
 ――市民の皆さんにメッセージをどうぞ。
 河野 4期目も光市の課題を県政を通じて解決できるよう、しっかり頑張ります。
 [プロフィール]
 1963年生まれ。光高、成蹊大学経済学部卒。ファノス常務を経て県議3期目。自民党県連副幹事長、県議会文教警察委員長を務めた。県地方議員連絡協議会会長。虹ケ丘。

【きょうの紙面】
(2)周南市選管が投票所入場券を重複発送
(3)終活セミナーで「古美術の世界」
(4)周南市の水産物市場でふく魚介類供養祭
(5)東川にぼんぼり点灯、花の見ごろは月末?

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選挙戦想定し準備怠らず

[県議選]下松市区立候補予定者インタビュー

 29日の県議選告示まであと4日。7人が5議席を争う周南市区に対して、ともに定数2の下松市区、光市区は無投票の雲行きだ。
 しかし選挙戦を想定して準備を怠らない各現職はどんな思いでこの選挙戦に臨もうとしているのか。2日間にわたって両市区の立候補予定者のインタビューを紹介する。(五十音順=聞き手・山上達也)

若さと行動力で走り抜く
自由民主党公認・現(1)
森繁 哲也さん(39)

190325morishige

 ――市議から県議に転進して1年ですね。
 森繁 県の予算規模は下松市の30倍もあり、資料も膨大。政策的な守備範囲は広いです。すでに一般質問を2回しました。
 ――県でどんなことに取り組みましたか。
 森繁 まず昨夏の豪雨被害の復旧です。1人の災害犠牲者も出さないための対策にこだわってきました。
 ――2期目のテーマはありますか。
 森繁 即効薬のない人口減少対策を何とかしたい。仕事の創出で若者の県外流出を防ぎます。医師不足の解消も課題です。
 ――娘さん2人の子育ての最中ですね。
 森繁 4月から小3と小1の娘がいます。時代に合った子育てを提案していきます。
 ――国井市長はどう評価しますか。
 森繁 行政マン出身で県議経験もあり、手腕も手堅い。そろそろ国井カラーを出してもいいと思います。
 ――村岡知事はいかかがですか。
 森繁 政策の「やまぐち維新プラン」もしっかりしている優秀な行政マン。若さと行動力で、私も共に走り続けたいです。
 ――市民へのメッセージをどうぞ。
 森繁 政治に無関心でも政治に無関係な人は1人もいません。ご意見やご要望をどんどんお聞かせ下さい。
 [プロフィール]
 1979年生まれ。下松高、中央大学法学部卒。市議3期を務めた後、昨年1月の県議補選で初当選した。フォーチュンマネジメント社長、社会医療法人同仁会理事。駅南。

初心忘れず地域のために
自由民主党公認・現(6)
守田 宗治さん(67)

190325morita

 ――7期目への挑戦ですね。
 守田 6期24年はあっという間でした。この2年は副議長として公正公平に、各会派の立場を理解する努力をしてきました。
 ――柳居俊学議長は全国都道府県議会議長会会長ですね。
 守田 議長代理で多忙な分、多くの県民に接して勉強をさせていただいています。
 ――村岡知事はどう評価しますか。
 守田 優秀で手堅い行政マンであり、私の出身地の笠戸島のアイランドトレイルで完走したほどのスポーツマン。県民に親しみやすい人柄だと思います。
 ――県政の課題は何だと思いますか。
 守田 人口減少に歯止めをかけること。安心して子どもを産める支援策や、職場の確保による若者の流出防止対策が必要です。
 ――市政の現状はどう見ますか。
 守田 国井市長のカラーが出始め、下松を全国発信させる意欲を感じています。
 ――昨夏の豪雨で笠戸島は大被害でした。
 守田 島で育った私の責任として、寸断された県道の早期仮復旧に県議の立場で全力で取り組みました。
 ――市民へのメッセージを。
 守田 下松の肥やしになる初心を忘れず、地域のために県を動かす力になります。
 [プロフィール]
 1951年、笠戸島深浦生まれ。下松高、日本大学商学部卒。吹田愰衆院議員秘書を経て市議1期、県議6期。自民党県連幹事長を務めた。現在は県議会副議長。東陽。

【きょうの紙面】
(2)周南市異動、技監と検査監の兼任解消も
(3)下松市異動、上下水道局長に古本氏
(4)災害復旧へ光商議所青年部通じ全国から善意
(5)春の動物園まつりでインスタワーキング

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新人参入、苦戦の現職も?

[県議選]記者座談会 乱戦の周南市区

 県議選(29日告示、4月7日投票)まで1週間になった。周南市区(定数5)はベテランの勇退、鞍替えで新人3人を含む7人が出馬、乱戦模様だが、下松市区(同2)、光市区(同2)は無投票が濃厚。平成最後の県議選の情勢や特徴を4人の記者で話し合った。

若返った周南市区
 A 注目の周南市区の顔ぶれを見ると自民党系が多いね。
 B 前回の立候補は6人だったから7人は8年ぶり。現職は自民、公明、国民民主党から1人ずつだが、新人、元職は全員が自民系ということか。
 C 前回の自民系は4人だから1人増えたことになる。引退する河村敏夫氏は坂本心次氏を後継者に指名した。市長選に出馬する藤井律子氏には後継者はいないが、市長選で藤井氏支援を表明した元市長の島津幸男市議が県議選では熊毛地区の松並弘治氏を推している。このあたりの票の動きが気になる。
 B 松並氏が台風の目になりそうだね。友広巌氏、新造健次郎氏とともに有田力氏は高村正大衆院議員の元秘書で、坂本氏も若いころ、県議の藤井真氏の秘書を経て市議で当選を重ねたが、松並氏は政治の経験がほとんどない。この点でも動きが注目される。
 A これに現職の公明党の上岡康彦氏、国民民主党の戸倉多香子氏がどう絡むか。自民系同士の激戦になればそのあおりで苦戦ということも考えられる。
 D 年齢を見ると若返ったね。元職の友広氏の62歳が最年長で5人が50歳代、松並氏は40歳代だ。選挙のやり方も変わってくるだろうね。
 C 実働部隊は同級生など候補と同年代が中心になるから、連絡はスマホでラインやメール。ラインなどだと文書のやりとりもできるし、時間を問わず、連絡できる。固定電話を使う発想は最初からないんじゃないかな。 
 B しかし有権者に直接会って訴えることは後援会活動や選挙運動でも基本だ。メール一本で投票してくれる人はいないよ。
 D 投票率は高齢者の方が高いことも確かだ。ところで光高で活躍した松並氏、桜ケ丘高の有田氏と高校球児が2人いることも話題になっているね。
 B 桜ケ丘高は柳井の元県議会副議長の長谷川忠男氏や藤井正彦元新南陽市長、大田良充元熊毛町長の母校。地元に住む同窓生も多い。有利かもしれないね。
 C あとは新造氏が新南陽、坂本氏が鹿野、上岡、戸倉、友広氏が徳山高出身だ。
 A ところで河村氏の後継指名はどこまで効果があるんだろうか。
 B 一票はモノではなく、有権者の気持ちそのもの。気持ちをつかめるかどうかだね。
 C それに河村氏の支持者は新南陽地区を中心に出身企業の東ソーの関係者が多いんじゃないのかな。新造氏も新南陽地区が地盤だし、取り合いになりそうだ。
 A 藤井氏の1万3千票はどうなるんだろうか。
 D 自民系に流れるのか、唯一の女性候補になった戸倉氏に有利になるのか、気になるところだ。
 A 今回の選挙では高村氏の秘書出身者が現職の新造氏、元職の友広氏、新人の有田氏と3人いることも話題になっているね。
 B 前回は新造氏が4位で当選したが、今回は友広氏が浪人中の4年間の積み重ねを得票に結びつけそうだ。有田氏も独自の戦法で当選を狙っている。
 A 現職の木村健一郎氏、新人の藤井氏が激突する市長選との絡みはどうだろうか。
 B 藤井支援の松並氏以外の陣営は市長選へのスタンスは明確にしていない。陣営内に木村、藤井派が混在しているから選挙が終わるまではふれないのが無難という判断だろうね。

190322

末来につながる夢を
 A 若い人が多い割には主張している内容に新鮮味がないのが残念だ。少し前までは空港を開港させる、橋を架けるなど大風呂敷を広げる政治家がいたが、パンフレットを見ると福祉や教育、中山間地振興、防災など名前を隠したら誰の政策なのかわからないぐらい似通っている。
 D 山口県を世界最先端のAI活用都市にするとか、世界から強豪選手が集まるスポーツ施設を建設するとか、多様なエネルギーの研究都市にするとか、せめて徳山高鹿野分校、徳山北分校を統合して国内外から若者が集まる新しい教育機関を創設するとか、明治維新発祥の地の山口県の政治家らしく夢を語ってほしいね。
 A 投票率はどうなるだろうか。立候補者が増える分、増えそうなものだが。
 B 前回の周南市区は過去最低の47・52%で、投票総数は約5万5千票。激戦になって各陣営が票を掘り起こして平均9千票なら7人で6万3千票で投票率は50%を超えるが、8千票なら5万6千票にとどまる。
 C 大量得票する候補はいないが有力候補ばかり。当選に必要な得票数は上がる可能性もある。組織票がある上岡氏や唯一の女性、野党系の戸倉氏も含めて厳しい戦いを強いられそうだ。
 A 下松、光市区は無投票の可能性が高いがどうしてだろう。
 B 下松市にはこれといった大きな失政や問題がないからかもしれない。市長選は3回連続無投票、市議選も2回連続で告示直前まで無投票の可能性があった。
 D 問題がないのか、問題があってもそれを明るみに出すことをためらう風土があるのか、先日、大城の赤字問題が浮上したが、下松市もそろそろ変わってくるのではないか。
 B 光市も県議の2議席を自民と非自民が分け合っていて分け入るすきもない感じだ。
 C しかし、両市とも以前は政争が活発だった時期もある、同性婚や外国人の受け入れなどこれまで表面に出てこなかった課題が論じられる時代で世界も動いている。今回はなくても4年後はわからない。
 A いずれにしても末来につながる活発な、夢のある論戦を期待しよう。

【きょうの紙面】
(2)周南市が児玉源太郎の報告書作成へ
(3)㈱トクヤマに高校卒の30人が入社
(4)下松中で討論会、徳山大の留学生も参加
(6)久米市民センターの愛称「くめみん」披露

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16年目の視座~周南市の課題

【中心市街地】活性化基本計画が成果 再開発や2次計画の期待も

工事が進む徳山駅前広場

工事が進む徳山駅前広場

賑わい交流施設などに130億円

 周南市の徳山駅周辺。昨年2月にオープンした図書館、蔦屋書店、スターバックスコーヒーなどがある駅前賑わい交流施設は高校生から高齢者まで多様な人たちが訪れている。商店街にはシャッターが下りたままの店舗もある一方で、衣料品店や鮮魚店、青果店など以前からある店に加え、新しく開店した雑貨店や飲食店も目立つ。商店街の周囲ではマンションが建設されている。
 2013年から18年3月まで、駅周辺の102ヘクタールを対象にした中心市街地活性化基本計画に基づいて進んだ街の整備。「ぞうさんのさんぽみち」と名付けられた南北自由通路、賑わい交流施設、駅前広場の徳山駅周辺整備だけで市は130億円を投じた。広場はまだ工事中だが、みゆき口と名付けられた北口の広場は今年の秋、みなと口の新幹線口の広場も20年度に完成する。
 この計画にあがった事業はハード、ソフトを合わせて77。市のまとめでは未実施は6事業だけ。この期間中の新規出店は152店舗で目標としていた149店舗を超えた。街中の歩行者も12年度には2万5,278人だったが昨年12月の調査では2万8,883人。こちらも目標の2万8千人を超えた。

半数以上が「満足」

 市の委託で徳山商工会議所が昨年4、5、7月に実施したアンケート調査では回答した330人のうち満足が14%、やや満足が40%。両方を合わせて半数を超えた。普通が24%で不満は9%、やや不満が13%だった。
 市内全域では人口減少が進み、少子化で小学校の児童数も減少傾向だが、中心部を校区とする徳山小の児童数は13年度が677人、14年度644人、15年度657人、16年度679人、17年度691人、18年度689人と横ばい。
 将来に向けて徳山駅前地区再開発事業も進む。民間の計画だが、市も再開発推進課を設置して後押しし、再開発に必要な都市計画決定が6月にできるように3月29日から4月15日まで計画案の縦覧、5月中旬に市都市計画審議会の開催を予定している。
 今年12月には桜馬場通のアド・ホックホテル跡にショッピングセンターのフジが進出する。活性化計画対象地域内の久々の大型店。既存の商店街と共存共栄策

も必要だ。市はフジの進出を「ありがたいこと」と前向きに受け止めている。
 19年度予算には徳山駅以外の新南陽駅周辺整備や櫛ケ浜駅のトイレ改修も予算化された。22年に開港100周年を迎える徳山港ではポートビルの建て替え工事も進む。新幹線駅、バスターミナルと港が隣接する山口県の玄関口、交通結節点でもある徳山駅周辺。その整備は第二ステージへ進もうとしている。
 3月11日に開かれた市議会中心市街地活性化対策特別委員会で基本計画の検証結果が示された。その成果を踏まえ、国の支援が得られるよう、2期の中心市街地活性化基本計画の策定、国の認定を目指すべきだと結ばれている。
 大型店が撤退したあとの衰退からの出口がようやく見え始めた徳山駅周辺。その活性化を推進しないという選択肢は周南市にはない。(延安弘行)

【きょうの紙面】
⑵地価公示・周南地域でも上昇傾向強まる
⑶㈱トクヤマ、日新製鋼から新庁舎に記念品
⑷特養「ほしのさと」にベトナム人実習生
⑹23日、徳山商店街でさくらえびす祭

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「お客様の声を大切に」

[この人に聞く]ゆめタウン下松支配人 浅木 典夫さん(49)

 下松市のザ・モール周南が「ゆめタウン下松」に衣替えして4月で半年。2月にはフードコートがオープンした。これまでの経緯から、ゆめタウン下松も市や地域との一層の連携が求められる。現状と今後の見通しを浅木典夫支配人(49)に聞いた。(聞き手・山上達也)

 ――支配人ご就任から1年ですね。
 浅木 開店半年前から準備に携わってきました。下松市や下松商業開発、JXTGエネルギー(旧日本石油精製)との複合施設ですが、覚悟していた苦労もなく、皆さんに本当によくしていただいて気持ちよく開店に向けた準備ができました。
 ――従業員は順調に確保できましたか。
 浅木 例えばフードコートに100人を採用する時、まず参加自由の「仕事説明会」を開いて、履歴書など持参不要で誰でもお話を聞いていただく機会を設けました。その中で興味を持っていただけたら履歴書提出や面接に移る形にしたら、目標の人員はほぼ確保できました。人手不足の折、本当にありがたかったです。
 ――何ごとにも工夫が必要ですね。店舗運営や商品陳列では何に心がけていますか。
 浅木 生鮮食品は地産地消に極力こだわって、先日も県から県内産の農林水産物や加工品販売の「やまぐちコーナー」の認定をいただきました。売り場はできるだけコンパクトにわかりやすく、お客様の視点を大切にお買い物していただけるようにしています。今後も不断の取り組みとして続けていきます。
 ――市や地域との関係はいかがですか。
 浅木 下松市は人口が県内の市町で唯一増え続け、私たちも大きな元気をいただいいます。商工まつり、総踊り、福祉保健まつり、被災地支援の「頑張ろう日本フェア!」などこれまでザ・モール周南さんが市や下松商工会議所、下松商業開発と一緒に取り組んでこられたことには、今後も協力していきます。
 ――イズミのハンドボールチーム「広島メイプルレッズ」の交流も期待できますね。
 浅木 下松市とイズミは相性がいいなあと感じることの一つに、広島メイプルレッズの存在があります。下松出身の選手もおりますし、2月には日本ハンドボールリーグ下松大会でメイプルレッズが北國銀行と熱戦を展開して、皆さんに喜んでいただきました。
 ――今後の店舗運営の方針は。
 浅木 お客様の視点に合わせて商品構成の検討を絶えず続けていきます。そのためにはお客様の声を大切にしたい。ご意見やご要望があればスタッフにどんどん声をかけて欲しいと思います。
 ――お客様へのメッセージをどうぞ。
 浅木 お買い物だけでなく、ゆっくりと楽しい時間を過ごしていただける施設でありたいと思っています。下松市や下松商業開発、スターピアくだまつとの連携で、イズミだけでは補い切れない機能が生まれていきます。常に生まれ変わる新生「ゆめタウン下松」にご期待下さい。

190319

[プロフィール]
 1969年、岡山県倉敷市生まれ。広島修道大学商学部を卒業してイズミに入社した。「ゆめタウン」の島根県の斐川店、浜田店▽県内の山口店、防府店、新南陽店▽熊本市の熊本サンピア店で店長を経験。山口店長は2回務めたので下松で8店目の店長(支配人)になるが、これまでで最大規模の店だ。趣味はドライブとショッピングセンターめぐり。家族は妻、一女一男。

【きょうの紙面】
(2)共産党が戦前の幹部、市川正一の碑前祭
(3)光市が中外製薬、武田薬品と連携協定
(4)サンデー早朝野球リーグ戦が開幕
(5)月刊誌「PHP」の徳山友の会発足

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7件で価格漏洩の可能性

[官製談合事件]2年分の入札調査結果発表

 周南市の木村市長は15日、市議会本会議の行政報告で官製談合防止法違反容疑で職員が逮捕、起訴された事件のあった2016年、17年度の土木建設関係の入札437件の価格漏洩の可能性を調査した結果、7件について警察に情報提供したことを明らかにした。

行政報告をする木村市長

行政報告をする木村市長

 この事件では入札の設計金額を事前に業者に漏らした容疑で職員が逮捕された。事件は山口地裁で公判中だが職員は容疑を否認している。一方、情報を受け取った業者には有罪判決があった。行政報告はこの事件と設計金額に間違いがあり再入札すべきなのにしなかった不適切な処置の防止策を説明した。
 2年分の入札は職員6人が2カ月かけて調査。落札と不落札の境目となる判断基準額との差が1万円以下の入札60件をまず抽出。その中から複数の単価について積算が困難、公表されている単価と異なっていた、単価に誤りがあったにも関わらず、判断基準額と同額または近似値の7件を見つけた。
 行政報告は第3者が委員となっている市入札監視委員会からの防止策の答申で示された提言、不適切な事務処理に対して求めた市コンプライアンス審査会からの意見に基づいた防止策を説明するもの。
 防止策としてはコンプライアンス(法令順守)のための職員研修の徹底、地域貢献、実績などを評価する総合評価入札方式による入札の拡大検討、設計金額は担当課以外へは切り上げ処理して端数を隠して決裁に回すこと、技監と検査監の兼務の解消、技監の関わり方の見直し、職員と利害関係者との関係についてのマニュアル作成などをあげた。
 議員からは条例の見直しをしないのか、警察に情報提供した入札の件名は明らかにできないのか、総合評価入札導入にあたっては市内業者の声を聴くべきではなどの質問があった。執行部は条例改正の考えはなく、警察の捜査のため件名は明らかにできないと答弁。市内業者の声を聴くことは実現へ検討し、たくさんの業者が入札に参加できるようにしたいと述べた。
 この日はこの入札情報漏洩、不適切な処理に関連して住田英昭副市長の給料を4、5月の2カ月、10分の3減額する条例も提案、賛成多数で可決された。
 また行政報告に対する質疑での島津幸男議員の「市役所に汚職土壌がある」と述べた発言に対し、兼重元議員(自由民主党周南)から市職員全体や市議まで汚職があると誤解されるとして処分要求が出されて懲罰特別委員会(12人)が設置され、同委員会の審議のためこの日に終了予定だった3月議会が22日まで延長された。
 同委員会は委員長に古谷幸男議員(自由民主党嚆矢会)、副委員長に田中和末議員(刷新クラブ)を選出、18日朝から委員会を開いて審議した。

【きょうの紙面】
(2)下松市の旧消防庁舎跡に防災棟完成
(3)徳山駅前図書館にあそらぼテラスオープン
(4)光市中学生リーダー・ジュニアクラブ閉講式
(5)人命救助の華陵高2年生に県教育長表彰

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県内2校目の歯科衛生士学校に

[金曜記者レポート]
下松・来年開校へ期待高まる
歯科医師「右腕」不足解消も

 下松市東柳1丁目に来年4月、広島市の学校法人三宅学園(三宅雄次郎理事長)が歯科衛生士専門学校を開校する。県内では山口市の県高等歯科衛生士学院に次ぐ2校目の歯科衛生士養成学校で、歯科衛生士を目指す人に学ぶ場の提供や地元の歯科医院への人材供給など幅広い効果が期待される。(山上達也)

造成の終わった建設用地(後方はハローワーク下松)

造成の終わった建設用地(後方はハローワーク下松)

5月には三宅学園と市が歯科衛生講演会

 歯科衛生士は厚生労働大臣が免許を交付する国家資格。歯科医師の下で歯科予防処置や歯科診療補助、歯科保健指導などに携わる。3年課程の歯科衛生士養成所(専門学校、短大、大学)を終了し、国家試験に合格すれば資格を取得できる。
 全国に約12万人の歯科衛生士がいるが、歯科衛生士養成所は全国に165校。県内でも県高等歯科衛生士学院に進学するか、広島県や福岡県の専門学校などに進むしかなく、遠距離通学か、学校の近くにアパートを借りるなどして通うなど保護者や本人の経済的負担が大きい。
 そんな背景から三宅学園の下松進出には大きな期待がかかる。同学園は下松市との交流に意欲的で、昨年5月には同学園が広島市で経営する広島デンタルアカデミー専門学校の学生約100人が笠戸島の国民宿舎大城で合宿研修した。
 今年5月18日には市主催の歯科保健講演会を同学園と市歯科医師会の共催でほしらんどくだまつで開いて、開校に向けて市民の関心を高めていく。

若者定住、雇用促進に期待

 同学園は学校の敷地となる市有地908.44平方メートルを3,975万円で購入。4月にも校舎の建設に着工する予定で、来年4月に1学年50人定員で開校する。3学年そろうと全校150人の専門学校になる。
 この問題は2月25日の市議会一般質問で自身が歯科衛生士でもある山根栄子議員(鐡)が取り上げ、国井市長は「学校開設により若年層を中心とした進学の選択肢の増加や、周辺地域からの通学も考えられ、若者定住や雇用促進に向けた一助になると期待している」と答えていた。
 市は三宅学園の進出を物心両面で手厚く支援している。同市は市内に学生80人以上の大学や短大、専門学校などを開設する際、用地取得に要した費用を5千万円を上限に開校後に助成する「市大学等開設補助金」を設けて、用地取得費を実質的に無償化している。
 さらにその学校が雇用する市内居住者など一定の要件を満たす従業員に1人当たり30万円を、2千万円を上限に補助する「市大学等の新設に係る雇用奨励金」制度も設けている。これらは市の「まち・ひと・しごと創生」事業の一環で、昨年4月から5年間の時限措置で新設したものだ。

飲食店、コンビニは「バイト」に期待

 昨年1月には市と三宅学園、市歯科医師会(原野有正会長)が連携、協力に関する基本協定を締結しており、原野会長は「歯科医師にとって歯科衛生士は右腕。歯科衛生士は慢性的に不足しており、その養成を担う専門学校が下松にできることは心強い。歯科医師会も全面協力していく」と期待を込める。
 三宅理事長も「ハード面、ソフト面を充実させ、地域に望まれる学校を開設したい」と意気込んでいる。
 さらに働き手の不足に悩む市内の飲食店やコンビニエンスストアにも、150人の学生が通う専門学校の開設は朗報。ある飲食店主は「アルバイトの人材が確保できれば、商売の幅を今よりもさらに拡大できる」と期待している。

【きょうの紙面】
(2)大城管理者の債務超過対策の方針素案説明
(3)西海工業が薬品製造装置を洗浄する装置開発
(4)徳山東インターに久米小児童の絵画パネル
(5)徳山中央L.C.が共楽養育園卒園者に祝金

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