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県議選 あさって投票

投票率30%台まで低下?
低調な政策論争で無関心に拍車

 任期満了に伴う県議選周南市区(定数5)は7日が投票日。現職3人、新人3人、元職1人が入り乱れて一見は激戦の様相だが、選挙戦の中核の政策論争は盛り上がりを欠いている。投票率自体が前回の47.05%をさらに下回り、最悪の場合30%台に落ち込む可能性すら否定できない。各陣営の戦いぶりや情勢を分析した。(山上達也)

県議選周南市区のポスター掲示場

県議選周南市区のポスター掲示場

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政策類似、市長選の影響で混戦

 今回の県議選は14日告示の市長選に転進する前回1位の藤井律子氏や、坂本心次候補を後継指名した前回3位の河村敏夫氏という有力現職2人の引退に伴う保守系新人の乱立▽市内に厚い地盤がある高村正彦・正大両衆院議員の秘書経験者3人の出馬▽国民民主党公認の戸倉多香子候補以外の6人が“自公”系候補で占められているなど、これまでにない特徴がある。
 一方で政策論争は極めて低調で、人口減少対策、産業振興、防災対策、福祉政策など多くの候補の政策が似通っている。さらに現職と新人が前哨戦を展開してきた市長選が投票日の一週間後に告示を控えており、各候補の当落の行方を不透明にしている。
 期日前投票者数は2日現在3,439人で、全選挙人名簿登録者数の2.82%。前回同日比では537人増。
 7日は午前7時から98カ所で投票を受け付け、山間部や離島を除いて午後8時で締め切る。開票は午後9時15分からキリンビバレッジ周南総合スポーツセンター。問い合わせは市選管(0834-22-8521)へ。

各陣営の戦いぶり

 坂本陣営は市議4期で培った支持層の上に後継指名を受けた河村敏夫県議の地盤をどこまで取り込めるかがカギ。河村県議は坂本候補と選挙カーに一緒に乗って支持を訴えて懸命。出身地の鹿野地域や徳山地域の中山間部で健闘し、終盤戦でさらなる上積みを図る。
 有田陣営は出身の桜ケ丘高の同窓生の結束が次第に強まっているのが好材料だが、それを確実に票の積み上げに結びつけられるかがカギ。出馬表明が2月18日、事務所開きが3月17日と7陣営中、最も後発なだけに、ラストスパートの勢いが当落を左右しそうだ。
 新造陣営は「唯一の自民党公認・現職」で地域や企業に浸透を図る。2日に学び・交流プラザで開いた個人演説会は約200人。高村支持層が有田、友広候補と重複する分、ただ一人の新南陽地域在住の候補者として新南陽票を積み上げ、全域に支持を広げる。
 松並陣営は全面支援する前市長の島津幸男市議の支持層と、熊毛の地元票をどこまで固めるか。島津市議は連日選挙カーに候補と同乗して支持を訴える。島津氏の前回市議選の4062票を固め、松並候補の若さを生かし切る戦いができれば当選圏が見えてくる。
 友広陣営は前回落選の雪辱を果たそうと懸命。60歳を超え、定年退職した同級生が動きやすくなったのも好材料。友広候補も高村氏の秘書経験者で、新造候補や有田候補と支持層が重なるが、落選中の4年間に足で稼いだ一票一票の積み重ねで克服を図っている。
 上岡陣営は「公明党だから大丈夫」など他陣営から流れる上岡安泰説の払しょくに燃える。陣営は「安泰なんてとんでもない。新人乱立のあおりを一番受けているのはうちだ」と危機感をみなぎらせており、徹底した支持層の再点検で引き締めを図っている。
 戸倉陣営も「唯一の野党」「唯一の女性候補」を訴えるが、それが安泰ムードにつながることを警戒。1日は玉木雄一郎国民民主党代表が櫛ケ浜漁港で応援演説をした。前回支援を受けた島津幸男市議が、今回は松並候補の全面支援に回った不安材料の克服がカギだ。

【きょうの紙面】
(2)周南市の防災情報収集伝達システム稼働
(3)歯科衛生士の下松デンタルアカデミー着工
(4)新元号「令和」の書初め大会
(5)徳山高専で164人の学生生活スタート

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