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豚生産 2倍の5万頭に

鹿野ファーム 県外流通見据え

 周南市の養豚業「鹿野ファーム」は豚の生産頭数をこれまでの2倍の年5万頭に増やす計画を本格化させる。国内畜産振興を促す農林水産省の畜産クラスター事業の助成を受けて豚舎を増設した。生産増によって、山口県内にとどまっていた精肉、加工品の出荷先を県外にも広げる。

増設された豚舎

増設された豚舎

 計画によると、鹿野ファームとグループ企業の三原ファーム(岩国市)が山口東部畜産振興クラスター協議会をつくり、共同で豚舎を増設した。
 鹿野ファームの新豚舎は8棟で建築面積は計1万600平方メートル。乳離れした子豚を飼育する豚舎1棟も新設した。既存の主要豚舎4棟と合わせて増産体制を整える。
 従来の年間生産頭数は両社で計2万4,100頭だったが、今後は4万9,400頭に増やす。このうち3万8千頭分を精肉、7千頭分を加工品として販売し、残りは食肉市場に売りに出す。
 鹿野ファームの豚肉は「鹿野高原豚」のブランドで知られている。生産に限度があり、県内流通にとどまっていたが、増産によって県外市場にも出荷できる。
 計画は2016年度からの3カ年事業で新豚舎は3月末までに全棟完成した。子豚の受け入れも始め、夏以降に市場に出回る。
 事業費は26億4千万円で国が2分の1を補助する。農水省は海外産食肉の輸入増に伴う国内畜産業の衰退を食い止めようと、畜産クラスター事業を打ち出し、畜産業者の増産を財政支援している。
 鹿野ファームの隅明憲社長(58)は「県内の消費者によろこんでもらえるよう努めてきた製品作りを今後は県外の消費者にも知ってほしい」と話している。

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