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「ヒロシマ」テーマに石村展

22日までくまげの美術室

 周南市の熊毛中(秋山久夫校長、372人)に開設されている「くまげの美術室」で9日から周防大島町在住の画家、石村勝宣さん(70)の作品展が開かれ、被爆地の「ヒロシマ」をテーマに油彩画11点を出品して関心を集めている。22日まで。

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 石村さんは美祢市生まれだが広島に住んでいたことがあり、被爆者の遺品を見たり、体験談を聞き、作品にしていいのか、悩みながらも作品にしなくてはと描くようになった。展示作品のうち「原爆の子の像」に子どもたちが祈りを捧げるF130号の「よき祈りよ こもれ」、原爆ドームを見学する子どもたちを描いたF130号の「死と焔の記憶に」は原爆をテーマにした原民喜の詩「永遠のみどり」の一節をタイトルにしている。
 炎を背景に蝶が飛ぶ様子を描いたF100号の大作「炎」やヒロシマに関連した記事が掲載された新聞紙に包まれた人物が手だけを出している「肖像」などと、被爆地に咲く花をイメージしたボタンなどの作品を展示している。11日は同校の生徒や市民に作品について解説もした。運営に携わるスタッフの一人は「リアルな絵で迫力がある」と話している。
 石村さんは個展を中心に作品を発表しているが、くまげの美術室で最初の企画展に作品を出品した周南市の画家、河村純一郎さんの紹介で今回の作品展が実現した。
 このスペースは芸術鑑賞の機会が限られている生徒たちや住民に優れた作品を見てもらおうと空き教室を改装して昨年5月に開設。企画展は学校応援団「くまげの美術室」実行委員会の主催。この1年間に生徒を含めて延べ3,195人が訪れ、ボランティア485人が参加している。
 無料。開場は午後1時から4時半まで。問い合わせは末広さん(090-7508-2546)へ。

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