ヘッドラインニュース

掛川君(住吉中3年)レスリング日本一

※6月18日(火)~20日(木)まではSSL化のため更新をお休みさせていただきます。

中学全国大会で優勝

 周南市の住吉中3年、掛川零恩(れおん)君(14)=徳山チビッ子レスリングクラブ=が茨城県水戸市で8、9日にあった「沼尻直杯全国中学生レスリング選手権大会」の男子75キロ級で優勝した。中学生の全国大会制覇は山口県勢で22年ぶり。11月に台湾で開かれるU―15アジア杯の出場権獲得が確実視され、「将来は五輪で優勝したい」と意気込んでいる。

決勝戦で相手のバックを取る掛川君(赤)=日本レスリング協会提供

決勝戦で相手のバックを取る掛川君(赤)=日本レスリング協会提供

 同級には全国から20選手が出場した。試合は2分2ラウンドで掛川君は初戦判定勝ち、準々決勝フォール勝ち、準決勝判定勝ちで決勝戦に進んだ。相手は小学6年生の時に出た全国大会の決勝で負けた茨城県の金子勇翔君で今大会も優勝候補の筆頭だった。試合は掛川君が終始優勢に運んで4対1の判定で勝利し、リベンジを果たした。
 全国制覇は小中学校時代を通じて初めて。クラブにとっても初の全国チャンピオンとなった。
 掛川君は会社員の父、浩二さん(49)とルーマニア出身の母、マリアさん(39)の長男。浩二さんがクラブの指導者を務め、3歳でレスリングを始めた。小中学校時代を通じて全国大会は常連だったが、小学6年生の時の準優勝を最高にあと一歩頂点に届かなかった。
 今大会はパワーで相手を圧倒する戦術を立てウエートトレーニングに重点的に取り組んだ。本番前2週間で体重を7㌔落として臨み、念願の金メダルを手中に収めた。
 沼尻杯は元全国中学生レスリング連盟会長の故沼尻直氏の功績をたたえた大会で、中学生の全国大会では東京都知事杯全国中学選抜選手権(11月)と並ぶ。今回の優勝でアジア杯の切符を事実上手にしたほか、7月に光市で行われる国体県予選(少年の部)に出場する。
 浩二さんは「指導には素直に従い、パワーレスリングを志向する。練習は週3日で、毎日練習するメジャーなクラブに比べたら練習量が絶対的に少ないが、練習の効率化や自主トレーニングでハンデを埋めたい」と話す。
 零恩君は「決勝の相手は実力ナンバーワンで胸を借りるつもりで向かった。優勝の実感はなく、まだフワフワしている。これからも練習を重ねて世界で通用する選手になりたい」と意気込みを語っている。

【きょうの紙面】
(2)周南市が予算の「しゅうニャン市」減額提案
(3)徳山周南法人会が総会、門田さん講演
(4)徳山港に大型客船にっぽん丸着岸
(5)山彦俳句会の「山彦」25周年祝賀会

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[官製談合事件―周南市―]

「元社長は国沢さんから金額聞いた」
地裁公判 福谷産業積算担当者が証言

 周南市発注工事を巡り官製談合防止法違反の罪に問われた元市都市整備部次長、国沢智己被告(60)の公判が12日、山口地裁で開かれ、工事を受注した同市の建設会社、福谷産業の積算担当社員の男性(不起訴処分)が証人として出廷し、「(同社の福谷徳三郎)元社長(66)は国沢さんから設計金額を聞いたと思っていた」と証言した。
 理由について「元社長は民間工事の設計で国沢さんからアドバイスを受ける関係だったし、国沢さんは工事の金額を知る立場にあった」と述べた。
 福谷元社長が市発注工事の設計金額を入札前に聞いた回数については「12~15回だと思う」と、前回公判で福谷元社長が「13~15回」と述べた内容におおむね一致する証言をした。
 担当社員は「積算ソフトを使って自力で工事価格を積算したが、単価の分からない部分があり、元社長に『難しい』と言ったら、約1週間後に元社長から(設計金額を示す)数字の書き込まれた紙切れを渡された」と述べた。
 その上で「積算を修正し、その金額に近づくよう調整した」と証言。福谷産業から押収された積算ソフトのデータに、当初は積算額が設計金額と5万円以上の開きがあったのが最終的に同額になる修正過程が残っている痕跡を裏付けた。
 数字の記された紙切れは「人に見せるものではない」とシュレッダーにかけて処分したという。
 警察から任意の事情聴取を受けた際に積算ソフトのデータを示され、「これだけ細かく数字が押さえられたのなら言い逃れできないと思い、正直に話した」と語った。
 次回公判は7月24日で国沢被告の被告人質問が行われる。国沢被告は5月23日に地裁の保釈決定を受けた。

県 福谷産業に営業停止命令

 周南市の官製談合事件で、県は12日、福谷産業(福谷光恭社長)に建設業法に基づき営業停止命令を出した。土木の公共工事が対象で期間は26日から1年間。
 山口地裁は3月、同社の福谷徳三郎元社長が2016年11月入札の周南緑地公園、17年12月入札の徳山動物園の2つの市発注工事で元市都市整備部次長、国沢智己被告から設計金額を教わって落札し、公契約関係競売入札妨害罪で有罪判決を言い渡し、確定した。

【きょうの紙面】
(2)大河内幼稚園児がバケツ稲の植え付け
(3)西京コンサートに中学生103人、3企業招待
(4)徳山東RCがカナダで研修の中学生激励
(5)久米小で通学路の防災ウォッチング

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残るは富田東、福川南の2館

児童館を子育てセンターに
周南市・まず現状の公表を

 周南市は主に未就学児とその保護者を対象とした子育て支援センターを整備するため5カ所あった児童館を閉館させる方針で、昨年3月に櫛浜コミュニティセンター併設の櫛浜児童館、今年3月に久米地区の東福祉館児童館と今宿地区の尚白園児童館を閉館し、6月に尚白園子育て支援センターを開設した。続いて新南陽地区の富田東、福川南児童館を閉館させ、富田東、福川南子育て支援センターに転用する計画だが、時期は未定。一方で、17年には市民に閉館の方針の説明会を開いており、今後、どうするのか注目される。(延安弘行)

必要な新たな「居場所」

 児童館は児童福祉法に基づいて設置され、18歳未満の子どもに健全な遊びを与え、健康を増進し、情操を豊かにすることが目的。18歳未満の子ども、その保護者などが自由に来館できる。
 5館のうち3月に閉館になった東福祉館と継続中の富田東、福川南児童館は児童クラブを併設。児童クラブは小学1年から6年までの児童が対象で保護者の就労要件があり、誰でも利用できるわけではない。開所時間も授業終了後に限られている。
 このため閉館にあたっては、利用していた子どもの新たな「居場所」づくりが不可欠。未就学児は子育て支援センターを利用できるが、児童は児童クラブか児童クラブを利用できない児童や中学生以上は市民センター、コミュニティセンターなど市民交流施設が代替する必要がある。児童クラブも市は小学校の校舎内に移す方針で小学校との調整が必要になる。

東福祉館は子育てセンター作れず

 一足早く閉館した櫛浜児童館は新櫛浜公民館(市民センター)の建設、老朽化していた櫛浜コミュニティセンターの解体時期でもあり、櫛浜市民センターが児童の居場所づくりの機能を持つことになった。尚白園、東福祉館はもともと隣保館に併設しているため、隣保館が居場所の機能を補う形になっている。
 東福祉館の児童クラブは久米小の児童クラブが定員を超える利用があることから継続。久米小は児童数が増加していて児童クラブの定員も35人から70人に増やしたが80人を超える利用があり、一方で東福祉館は50人の定員に対して25人で、これを定員まで増やす。このため使用する部屋が増え、子育て支援センターは作れなくなり、計画を変更した。

児童館を「こどもセンター」に

 残る新南陽地区の2館のうち富田東は合併直前の2002年、福川南は合併後の05年の開館で、富田東は富田東小の敷地内にあり、17年度の利用者は5,359人。このほかに定員110人の児童クラブがある。福川南も福川南小に隣接していて17年度の利用者は4,343人。児童クラブの定員は50人。

富田東児童館

富田東児童館

福川南児童館

福川南児童館

 閉館、子育て支援センターの開設には児童クラブの小学校校舎内への移転、市民交流施設を子どもたちの「居場所」とすることが前提となる。しかしいずれも検討を重ねてきたが結論が出ていないため、17年の前回の説明会以後は市民向けの説明会を開いていない。
 中核的子育て支援拠点施設の機能には子育て支援センターに加えて「子育て支援者のネットワーク・活動拠点」「母子保健サービスの提供」それに「地域の子育て支援の核」がある。周南市は昨年から公民館を「市民センター」として機能を拡大したが、新南陽地区の児童館も未就園児だけでなく、幅広い子どものための「こどもセンター」として新たな機能を付加できないだろうか。
 児童館の閉館は児童館が持っていた健全な遊びの指導、子どもたちの健康増進、情操を豊かにするという機能の地域、学校、家庭との連携による拡大、充実に結びつける絶好の機会でもある。
 「閉館」のマイナスイメージだけが独り歩きする前に、児童館閉館後の体制が児童福祉法で定義された18歳以下の子どもたちを支えるものになるためには何が必要なのか、検討状況を含め、市民に公表して広く議論すべき時期ではないだろうか。 

【きょうの紙面】
(2)17日から光市、18日から下松市議会一般質問
(3)5月は周南市内で5社倒産
(4)16日、ママさんバレーボールinくだまつ
(5)聖光高で花の日礼拝、集団行動、決意発表

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雅起ミュージカル再び

8月18日「人魚姫の物語り」公演

 脳出血で倒れて闘病中の周南少年少女合唱団の元指導者、石川雅起さん(63)=周南市須々万=のオリジナルミュージカル「人魚姫の物語り」が妻で一緒に同合唱団を指導した由美子さん(62)が代表を務める雅起ミュージカルClubによって8月18日午後6時から周南市文化会館で再演される。9日に初めて衣装をつけた出演者全員の練習が徳山社会福祉センターで開かれて盛り上がった。

衣装をつけた出演者

衣装をつけた出演者

 雅起さんは新南陽高で音楽を教えながら同合唱団を指導、定期演奏会ではアンデルセン童話をもとに自ら作曲、降り付けをしたミュージカルを発表していた。また周南冬のツリーまつりなど地域のイベントでも活躍し、宝塚歌劇団に入団した教え子もあった。
 しかし、倒れてからはほとんど寝たきりで、話すことも身体を動かすこともできず、目のまばたきで自分の意志を表す状態が続いている。
 今回の公演のきっかけになったのは1昨年8月6日に実現した雅起さんのオリジナルミュージカル「マッチ売りの少女」の公演。かつての団員や新南陽高ブラスバンド部員、OB、一般公募で集まった人の手で再演が実現した。
 この時は石川雅起オリジナルミュージカル愛好会だったが、昨年1月1日に現在の雅起ニュージカルClubを発足させ、次の公演に向けてスタートした。
 今回の出演は2歳から最高齢は68歳までの公募などで集まった人たち30人と同市の内冨陽子さんが主宰している山口バレエアカデミーの子どもたち15人。
 主人公の人魚姫は田布施町の中学3年、桐川純怜さん。桐川さんは2年前のマッチ売りの少女でも主役の少女を演じている。子どもたちはクラゲや海の微生物のポリプになり、海王や船乗り、陸の王様、王子様などが登場、山口バレエアカデミーの子どもたちは海の中やお城の舞踏会などで踊り子として登場する。
 音楽、照明も使った本格的な舞台で、人魚姫の報いを求めない無償の愛を描く、衣装は手作り、初めて舞台に立つ人も多いが由美子さんの指導で歌や振り付の練習を重ねている。
 由美子さんは「雅起が情熱を込めて作った楽譜などだが、何もしなければごみになってしまう。これを活かすことが私にできること」と話している。
 チケットは高校生以上1,000円(当日1,200円)、3歳以上中学生以下500円(700円)。市文化会館、スターピアくだまつで扱っている。
 問い合わせは由美子さん(080-3871-6029)へ。

【きょうの紙面】
(2)参院選の野党共闘候補支援へ政策協定調印
(3)光市で若手職員の地域ふれあい協働隊任命式
(4)愛犬家団体が49頭の犬と松寿苑訪問
(6)ビートルズ語り、演奏、福屋教授がイベント

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全国総文祭に全校生18人

和田中が三作神楽発表
地域で募金呼びかけ

 周南市の和田中(中村浩校長)が8月22、23日に富山県富山市の富山県民会館をメーン会場に開かれる第19回全国中学総合文化祭富山大会に全校生18人で出演することになった。参加には約180万円かかるが、その一部を地域で用意するため、住民が出場支援実行委員会(山根光正会長)を発足させ、募金を呼び掛けている。

中学音楽祭の三作神楽発表

中学音楽祭の三作神楽発表

京都で舞う生徒

京都で舞う生徒

 三作神楽は1300年前から和田地区に伝わる伝統芸能で国指定重要無形民俗文化財。7年目ごとの式年祭では神殿を建て、長時間かけて23もの演目を太鼓や笛などの演奏に合わせて舞い、古風な形をとどめているとされている。激しく動きまわる舞も多く、天井からつるしたひもに足をかけて逆さになる勇壮な「三方荒神の舞」もある。
 子どもたちは和田小、和田中を通して学校の授業で三作神楽保存会から指導を受け、和田小中学校文化祭、市中学音楽祭でも発表している。3年生は今年5月の修学旅行でも京都の地下街、ゼスト御池の広場で京都の人たちに見てもらった。
 大会は各校が申し込むことで出場でき、同校は学校教育目標である「自分の良さをみつけ表現しよう」を実現させるための一環として参加を決めた。
 全国大会では毎年、練習している「弓の舞」を演じ、太鼓や横笛も生徒が演奏する。毎月1回の練習を大会に向けて6月から毎週1回に増やし、夏休み中も練習を続ける。
 出演時は3泊4日の日程を予定し、費用は県教委,県中学文化連盟、同校PTAからの補助金に募金を加えてまかなう。募金の目標額は101万6,140円。問い合わせは同校(0834-67-2102)、和田市民センター(67-2069)へ。

【きょうの紙面】
(1)参院選山口選挙区前哨戦
(2)下松市教委が学校、地域の協働活動推進員委嘱
(3)産業観光ツアー「夏休み親子教室」募集
(4)久保小5年生が田植え体験

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前県産業戦略部長の佐田氏

周南市副市長に就任

 周南市議会の臨時議会が7日に開かれ、富田出身で元県産業戦略部長の佐田邦男氏(60)の副市長選任に同意する議案が満場一致で可決された。議会終了後、辞令交付式が開かれ、佐田氏はこの日、副市長に就任した。

辞令を受け取る佐田氏

辞令を受け取る佐田氏

 藤井市長は4月の市長選で現職を破って当選したが、前職の任期満了日の5月24日に副市長も辞任したため空席になっていた。
 質疑では兼重元、得重謙二、中村富美子、田村隆嘉、米沢痴達議員が「市長が市議会でビジョンなどを説明する所信表明が先ではないのか」「県とのつなぎ役、連携とは具体的に何なのか」「どうして市職員ではいけないのか」などとただした。
 佐田氏について市長は行政全般に通じており、市長を補佐し、市職員をひっぱっていく副市長にふさわしい人であり、県との連携をより強くするため、県にもお願いして就任してもらったことや、ふるさと周南市への強い郷土愛を持っていることなどを説明した。

質疑で答弁する藤井市長

質疑で答弁する藤井市長

 討論では藤井康弘、土屋晴巳、田中和末、兼重議員が賛成意見を述べ、市長の質疑に対する答弁は納得できるものではなかったがと条件を付けた議員もあった。しかし反対意見はなく、満場一致で可決された。
 辞令交付式のあと、佐田氏は「改めて責任の重さに身が引き締まる思いだが、周南市の職員としてスタートできてうれしい」と出身地の副市長就任に張り切っていた。任期はこの日から4年間で2023年6月6日まで。佐田氏は富田東小、富田中、徳山高、立命館大経済学部卒で県総務部次長、教育次長、県産業戦略部長を歴任して3月に退職した。

【きょうの紙面】
(2)徳山めぐみ幼稚園の村田園長が知事表彰
(3)高校生が開発した商品を高校生が販売
(4)室積小5年生が伊保木で田植え体験
(6)室積光さんが「都立水商1年A組」など文庫本

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4カ月待ちの学校も

[金曜記者レポート]
認知機能検査、高齢者講習は早く予約を
高齢者免許センター開設が効果

 2017年の道交法改正で70歳以上の高齢者は運転免許証の更新前に高齢者講習、75歳以上は認知機能検査と高齢者講習を受けなければ更新できなくなった。講習は自動車学校で受講するがすぐには予約がとれない自校も多く、全国的に問題となっている。このため山口県警は4月から自校でしていた認知機能検査を各警察施設でできるようにし、県警運転免許課内に受検の予約の窓口になる高齢者免許センターを開設した。講習も受講がいつ可能か、ホームページで各自動車学校ごとに示している。山口県では、現在の待ち時間は10日ほどから4カ月になっている。(延安弘行)

高齢者が加害者の事故も…

高齢者が加害者の事故も…

75歳以上の更新は3万7千人

 全国の70歳以上の免許保有者は2018年が1,129万6,951人、75歳以上でも563万8,309人、山口県はそれぞれ16万3,494人、8万4,481人。75歳以上だけでも年間3万7千人が更新時期にあたると見られ、免許を返納しなければ認知機能検査、高齢者講習を受けなければならない。受講期間は更新期間が満了する前6カ月以内となっている。
 これに対して自動車学校は23校。各校の所在地や個別の事情で受講可能日は大きく異なる。5月29日現在で最も遅い小郡自動車学校は2時間講習が9月28日、3時間講習が10月3日と4カ月先でないと受講できない。下関自校も2時間、3時間とも9月28日になっている。最も早いのは岩国自校で6月7日、6月10日。
 周南でも学校によって異なり、南陽自校はそれぞれ7月5日、6月21日▽光自校が7月19日、7月24日▽周南自校が8月22日、6月15日▽下松自校が2時間、3時間とも9月6日になっている。
 認知機能検査は高齢者免許センター、高齢者講習は自動車学校に電話して予約する仕組み。手数料は認知機能検査は750円、2時間講習で5,100円、3時間講習は7,950円。

認知機能検査で3分類

 75歳以上はまず「認知機能検査」を総合交通センターなど13カ所の警察施設で受ける。周南地域では周南西幹部交番、下松署が会場になっているが光署管内はない。検査結果は3分類され、記憶力、判断力が低くなっている場合は医師の診断を受け、認知症だった場合は運転免許を更新できない。認知症でなければ3時間の高齢者講習を受講する。
 記憶力、判断力が少し低くなっている場合は3時間の講習を受ける。3時間の講習は運転適性検査、双方向型講義、実車指導に個人指導など。記憶力・判断力に心配がない場合は70歳以上と同様の2時間の講習を受ける。
 同センターの開設後、待ち時間は最長でも4カ月のため、更新期間満了の約6カ月前に届く「高齢者講習通知書」「認知機能検査及び高齢者講習通知書」を見てすぐに申し込めば更新までに講習などを終えることができる。
 同センターでは検査、講習についてだけでなく、運転免許証の自主返納の相談も受け付けている。受け付け時間は平日の午前9時半から午後4時までで、電話番号は083-975-3322。

【きょうの紙面】
(2)3警察署合同で災害警備訓練
(3)レノファに光市ご当地選手が市役所訪問
(4)各市の聖火リレー通過点を発表
(5)浅江小4年生がニジガハマギクの挿し芽

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石英レンズを中学理科教材に

東ソーSGMが下松市に寄付

 周南市の石英ガラス製造メーカー、東ソー・エスジーエム(手嶋寛社長)は4日、中学校の理科の教材で使ってほしいと石英ガラスで製作した凹と凸のレンズ3セットを下松市に贈った。市教委は市内3校に配って理科教育に使う。同社は近く周南市内の中学校15校にも贈る予定。

石英ガラスのレンズを説明する手嶋社長

石英ガラスのレンズを説明する手嶋社長

 同社は高純度の石英ガラスを制造する国内でも屈指の企業で、半導体、液晶パネル、光学製品など多彩な精密製品の素材を生産している。凹凸レンズは地元の中学生に科学に対する関心を高めてもらおうと、通常業務のかたわら従業員が研究を重ねて作った。
 寄贈したレンズは直径22センチ、厚さ最大2.3センチ、重さ約2キロ。レンズの純度が1億分の1と極めて高く、光の焦点を調べたり実験する理科の授業に役立つという。20セット作って同社の従業員が多く住む周南市と下松市に贈ることにした。
 レンズセットは手嶋社長(62)や吉村了治工場長(57)、高橋仁志総務部長(51)が市役所に持参した。手嶋社長は「子どもたちが少しでも科学に興味を持つきっかけになってほしい」と期待。受け取った国井市長は「ものづくりに子どもたちが一層関心を持ってもらえるように、中学校で有効に使わせていただきたい」とお礼を述べ、河村崇教育長と連名の感謝状を贈った。

【きょうの紙面】
(2)自民党県連が定期大会、新役員決定
(3)YMGUTSがトップスポーツクラブ指定
(4)東洋鋼鈑が下松市に300万円寄付
(6)15日、室積光さんの「遠い約束」公演

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日立英国鉄道陸送イベント

7月14日の日立英国鉄道陸送イベント
安全対策充実へ500万円のクラウドファンディングで募金開始

 下松市の日立製作所笠戸事業所(川畑淳一事業所長)で生産中の英国向け高速鉄道車両の第2回目となる陸送の公開イベントが7月14日に開かれるのを前に、事業費の一部を募るクラウドファンディング(CF=インターネット上の募金活動)が1日から始まった。7月1日までの1カ月間に500万円の募金を目指す。

記者会見で握手する弘中委員長(左)と国井市長

記者会見で握手する弘中委員長(左)と国井市長

 市や下松商工会議所などで作る実行委員会(委員長・弘中善昭同商議所副会頭)が5月30日に市役所5階会議室で開いた記者会見で発表した。
 それによるとCFは5千円から100万円までの11コースがあり、金額に応じて山下工業所製の打ち出し板金プレートなど特製記念グッズや、市内産の特産品がもらえたり、イベント当日に限定120人の特別観覧エリアが確保されるなどの特典がある。

販売を予定している日立グッズ

販売を予定している日立グッズ

 イベントの事業費は総額1,500万円。うち500万円をCFでまかない、警備員を昨年3月にあった陸送公開イベントの時の2倍の約200人確保するなど安全対策の充実に使うという。
 ただし募金額が締め切り日までに500万円に達しない場合、寄せられた金額は申し込み者に全額返金する。弘中委員長は「英国向けの鉄道車両の出荷は最終盤を迎えており、この公開は最後のチャンス。安全に楽しんでもらえるイベントになるよう、皆さんのご協力をお願いしたい」と話していた。
 イベントでは2両の鉄道車両を同事業所正門前から第2公共ふ頭までの約2キロをトレーラーがけん引する。くだまつスポーツセンターでは“HITACHI”のロゴ入りの箸、ものさし、バッグなど特製グッズや軽食、飲み物のブースを設けて販売する。
 記者会見に同席した国井市長は「官民共同の運営で多様なノウハウを活用してイベントを成功させたい。子どもたちに夢を贈りたい」と話して弘中委員長と握手していた。
 CFの特典の詳細は実行委のホームページやフェイスブックで公開している。問い合わせは下松商工会議所(0833-41-1070)へ。

【きょうの紙面】
(2)住宅工事などのクナイグループが感謝祭
(3)光、新南陽商工会議所で従業員表彰
(4)周南市老連の輝き周南大学に65人入学
(5)徳山ライオンズクラブが石見神楽公演

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大津島回天神社創建へ

人間魚雷の戦没者祭る
馬島の記念館近くに

 周南市の大津島の馬島に人間魚雷回天の搭乗員の戦没者を祭る「大津島回天神社」が今年11月に創建されることになり、9日に現地で地鎮祭が開かれる。5月30日に同神社設立準備委員会(河村敏夫委員長)が宮の前の山崎八幡宮(河谷昭彦宮司)で記者会見して計画を明らかにした。

記者会見に出席した準備委員と原田さん(後列右)

記者会見に出席した準備委員と原田さん(後列右)

神社の完成予想図

神社の完成予想図

 人間魚雷回天は太平洋戦争末期に登場した旧海軍の特攻兵器。大型魚雷をもとに開発され、搭乗員が乗り込んだまま敵の軍艦に体当たりした。大津島にはその訓練基地が置かれた。搭乗員は20歳前後の若者だった。大津島には遺影、遺品、遺書を展示する回天記念館や慰霊碑はあるが、戦没者を祭る神社はなかった。
 神社の建設予定地は馬島の連絡船の桟橋近くで、観音像の隣。桟橋から記念館に向かう途中でもある。みかげ石で社殿、灯籠、鳥居などを造る。社殿には終戦まで訓練基地で楠木正成を祭っていた木製のほこらを納める。
 このほこらは「海軍上等機関兵曹八木誠之助命神霊外四柱命神霊」「海軍少佐樋口孝命神霊外六柱命神霊」「海軍中佐上別府宜紀命神霊外九拾四柱命神霊」の3基の霊璽(れいじ)とともに戦後、大津島の氏神の山崎八幡宮が預かり、毎年、11月20日に慰霊祭をしてきた。
 山崎八幡宮は帝人徳山事業所内にあった白浜神社に祭られていた回天烈士の御霊も同事業所の撤退で白浜神社がなくなることから2017年11月から預かっており、回天神社創建に伴って一緒にお祭りする。
 回天神社は山崎八幡宮の末社となるが、創建は前県議の河村さん(79)を委員長に設立準備委員会を作って進めている。土地は大津島出身の石丸輝太さんが創建に必要な敷地と周辺を合わせて256.25平方メートルを同八幡宮に寄付した。
 社殿などの建設に1千万円が必要だが、そのうち600万円は新南陽出身の溝口祥子さんが寄付した。溝口さんの夫の早稲田大学時代の友人が回天の搭乗員で、太平洋のマリアナ諸島近海で戦没した水知創一大尉だった。このため溝口さんの夫は生前、回天顕彰会(原田茂会長)が開く追悼式にも毎回出席していたことから協力した。200万円は帝人から寄付があり、残額は原田さんらが募金を呼び掛ける。
 河村さんは「子どものころ、徳山湾の島の砂浜に打ち上げられた回天の残骸を見たことがあり、以前から何とかしたいと思っていた」、記者会見に同席した原田さんは「神社を建てる場所からはコンビナート企業もよく見え、安全と世界の平和につながるよう祈りを込めてお参りしたい」と話していた。
 問い合わせは同八幡宮(0834-62-2410)へ。

【きょうの紙面】
(2)周南市が防災計画修正、7月豪雨検証反映
(5)光市の虹ケ浜で砂浜を走るビーチラン
(6)徳山商店街の周南「絆」映画祭に1,500人
(7)御即位記念「奉祝の雅楽」、9月29日開催

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