ヘッドラインニュース

「市民の声が届く市政を」

藤井氏が周南市長選出馬宣言

 4月14日告示、21日投票の周南市長選に出馬する藤井律子県議会議員(65)=栗屋=の後援会の緊急集会が24日、ホテル・サンルート徳山で開かれ、藤井氏は「市民の声が届く市政の実現を目指し、必ず勝ち抜きます」と支持者約200人を前に市長選出馬を表明した。市長選には3期目を目指す木村健一郎市長(66)=周陽=も出馬を表明しており、市長選の出馬表明者は藤井氏で2人目。

支持者と気勢を上げる藤井氏

支持者と気勢を上げる藤井氏

 集会で箱崎寿美枝後援会長は「県議5期目の椅子を前に、いばらの道を歩もうとする律子さんを全力で応援しよう」と支持を呼びかけた。藤井氏は前日の23日に自民党県連に県議選の公認辞退を申し出たことや、村岡知事や弘中勝久副知事に市長選出馬のあいさつをしたところ「共に頑張りましょう」と激励されたことを紹介。
 「市民の皆さんから“よくぞ決断してくれた”と大きな励ましをいただいた。退路を断ち、新しい時代の新しい幕開けを信じて出馬を宣言します」と言い切り、市職員から逮捕者が出た官製談合事件や“しゅうニャン市”キャンペーンなど現市政の問題点を指摘して市政刷新を訴えた。
 高村正大衆院議員の有田力秘書や、青木義雄、友田秀明、福田健吾、福田文治、古谷幸男市議、各地区の藤井氏の後援会長が壇上に立ち、須金地区後援会の二家本興治会長の発声でガンバローを三唱して気勢を上げた。
 終了後、報道陣の取材に応じた藤井氏は、3月上旬と見られる2月定例県議会の閉会日まで県議を続けることや、県議選に後継者は擁立しない考えを明らかにした。
 藤井氏は出馬表明の記者会見を2月上旬に開く。活動の拠点となる後援会事務所は2月12日に秋月3-2-15に開設する。

【きょうの紙面】
(3)生活保護世帯の子にランドセル、かばん贈る
(4)周南市美術博物館に長谷川利行の絵など寄贈
(5)夜市小で丸太切り体験、林業グループ指導
(6)西京銀行桜木支店で梶谷さんがビーズ展

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県議選、市議補選に連動?

[記者レポート]
一躍注目の周南市長選
下松、光の県議選は無投票濃厚

 3選を目指す木村健一郎市長(66)だけと思われていた周南市長選(4月14日告示、21日投票)に突如、自民党の藤井律子県議(65)が出馬の意向を明らかにした。それに伴って県議選(3月29日告示、4月7日投票)周南市区(定数5)も若手市議など新人出馬の機運が高まってきた。一方で下松市区、光市区(ともに定数2)は現職以外に出馬表明者がなく、無投票の雲行きだ。3市の情勢を追った。(山上達也)

木村市政2期のあり方問う機会に

 周南市長選が無風から一転、激戦の様相を帯びているのは、市職員から逮捕者が出た官製談合事件や「しゅうニャン市」キャンペーンなど木村市政のあり方に潜在的な疑問を抱く人たちの層が形成されつつあったところに、県議選で連続4期トップ当選という「選挙巧者」の藤井県議が名乗りを上げたためだ。
 藤井県議の後援会は後援会員の名簿管理など日常活動が充実している半面、木村市長の後援会は日常的な動きが見えない。木村氏が現職の強みをどこまで生かすか、藤井氏が木村氏をしのぐ支持層を獲得して心をつかめるかが勝敗を決しよう。
 木村市長と過去3回戦った元市長の島津幸男市議(73)の市長選擁立論もあり、26日に市内で開く島津氏の後援会の新春のつどいで方向性を打ち出す。島津氏の動向も市長選の情勢を左右しそうだ。

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市議補選は公明、共産は候補立てず

 半面、無風なのが市議補選(欠員1)だ。当選しても任期は1年余り。現時点で立候補表明者はいない。
 公明党の故金井光男氏の死去による欠員だが、同党は独自候補は立てない。前回補選に公認候補を立てた共産党は県議選山口市区の現職の再選の運動で手いっぱい。保守系新人に立候補を模索する動きがあるが不透明だ。
 しかし県議選に市議が立てば欠員が増え、立候補者が増える可能性もある。
 一方で下松市や光市の県議選は無投票の雲行き。下松市は前回次点の元市議が再挑戦を模索していたが断念。光市も現職の2人以外に出馬の動きはない。
 県議選も3市とも県政と市政の連携のあり方、防災対策、子育て支援、公共交通網の確保などテーマはたくさんある。なぜ下松市と光市は無投票状態なのか。選挙は政治家だけのものだろうか。

意外と低い「供託金没収点」

 選挙に立つことは難しいことではない。日本国籍を有し、公職選挙法が定める年齢要件や住所要件(地方議員選のみ)を満たせば可能。立候補に必要な供託金も当選すればもちろん、落選しても公選法が定める「供託金没収点」以上の得票があれば全額返還される。
 供託金返還の候補者はポスター制作費や選挙運動用はがきの郵送料、宣伝カーの費用などの選挙運動費用が公費負担になる。候補者の資金力で選挙戦が左右されないためだ。
 選挙は主権者たる国民一人一人のもの。選挙に立つ“被選挙権”の行使の意義を今一度かみしめたい。

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【きょうの紙面】
(2)東洋鋼鈑の社内駅伝大会に80チーム
(4)(5)「笑顔をありがとう」徳山・新南陽商議所互礼会
(6)26日、絵本作家、黒井さんの子育て講演会

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内容は部外秘

[官製談合事件]
職員逮捕で倫理研修
対象は周南市の全職員

 官製談合の疑いで昨年11月に幹部職員が逮捕、起訴された周南市で22日、法令順守などをテーマにした「公務員倫理・コンプライアンス研修」が始まった。会場は市文化会館大ホール。午前、午後を合わせて800人が参加したが、詳細な内容は「部外秘」で、講師が誰かも明らかにされなかった。
 この研修の対象は非常勤を含めた約1,500人の全職員。この日午前中に450人、午後は350人が受講した。24日にも同様の研修会を開き、残りの700人が参加する。全職員参加の研修会は同市で初めて。

あいさつする木村市長

あいさつする木村市長

参加した職員

参加した職員

 最初に木村市長があいさつして「この研修をきっかけに公務員に重要な倫理観とは、コンプライアンスとは、市役所で働くとはどういうことか、考えて実践してほしい」と述べ、信頼回復に取り組もうと呼び掛けた。
 小林智之行政管理部長は同市の服務規定、利害関係者からの贈与、接待など禁止行為、違法行為を見つけたときのための公益通報制度などコンプライアンス体制を説明した。
 そのあと約2時間、職員研修を請け負う㈱インソースから派遣された講師が公務員による不祥事の現状、コンプライアンス違反の影響、起きる原因、不祥事を起こさないための行動指針などを話したとしているが非公開だった。
 この業者選定は3社から見積もりを取り、最も低額だった同社が選ばれた。講師は「豊富な実績に基づきリスクマネジメントやコンプライアンスなどの研修講師として活躍している」としているが氏名は明かされず、契約額も公開されていない。
 11月に逮捕、起訴されたのは市都市整備部次長兼区画整理課長だった職員で、技監兼検査監だった2017年当時、徳山動物園のリニューアル工事で落札した建設会社の社長に設計金額を漏らした疑いで社長と同時に逮捕され、市役所も家宅捜査を受けた。12月にも、周南緑地の整備工事で同様にこの社長に設計金額を漏らした疑いで再逮捕、起訴された。

【きょうの紙面】
(2)30日、周南市で水素イノベーション講演会
(3)末武地区で認知症見守り声かけ訓練
(4)光市駅伝、下松駅伝で力走
(5)光市のひったくり現行犯逮捕に感謝状

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削りくずを燃料に

スギタニがmokko

 周南市西松原の木材加工・販売のスギタニ(杉谷一則社長)が木材の削りくずの圧縮固形機を導入した。切りくずを直径、高さが6センチほどの円筒形にすることができ、mokko(モッコ)と名付けて今月から薪(まき)ストーブの燃料用などに販売している。

mokkoを持つ杉谷社長

mokkoを持つ杉谷社長

ドイツ製の圧縮固形機

ドイツ製の圧縮固形機

 同社は木材を住宅用などの部材に加工してハウスメーカー、工務店向けに販売。年間で13トンの削りくずが出るが、以前はストックヤードで保管してまとまった量になると産業廃棄物として処理料を支払って業者に引き取ってもらっていた。
 このため以前から経費削減の一環として削りくずの有効利用を考えていたが、ドイツ製の高性能の圧縮機があることを知り、今回、中古品を購入できた。
 削りくずだけで固めることができ、乾燥させた主に杉、ヒノキなどを加工しているため乾燥の手間も不要で、すすや灰も少なく、よく燃える。同社の事務所に置いているストーブで使ってみて燃料として使用できることがわかり、今回、売り出した。
 杉谷社長(54)は「捨てていたものを再生して使っていただくことができるだけでうれしい」と話している。円筒形のモッコが75個入った12キロ入りが600円。同社の店頭と戸田の道の駅「ソレーネ周南」でも販売する計画。問い合わせは同社(0834-21-8371)へ。

【きょうの紙面】
(2)鉄道車両部品のスミヨシ下松工場起工式
(3)㈱トクヤマで地震想定の消火訓練
(4)蓮生・まこと幼稚園でこども報恩講
(5)柳哲雄さんの「大島干潟を里海に」掲載

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中国人留学生を採用

中特ホールディングス
就職交流会受け

 周南市の廃棄物処理業「中特ホールディングス」(橋本福美社長)は中国人留学生の袁夢(えん・む)さん(25)を正社員として採用した。留学生の山口県内の企業への就労を促す就職交流会「DISCOVER YAMAGUCHI」で雇用に結び付いた。袁さんは「仕事を覚えて早く一人前になりたい」と張り切っている。

職場で同僚と談笑する袁さん(中央)

職場で同僚と談笑する袁さん(中央)

 袁さんは中国湖北省出身。日本に興味があり、母国の大学で日本語を学んだ。2016年に来日し、山口県立大大学院(山口市)に入学。昨年9月に修了し、翌月に同社に入社した。CS営業部に配属され、先輩社員に同行して営業先を回っている。
 「まじめで一生懸命」と職場の評判は上々。正月休みには学生時代にアルバイトをしていた老人ホームが「職員の休暇で人手不足になる」とボランティアで入所者の身の回りの世話をした。
 「DISCOVER YAMAGUCHI」は西京銀行(本店周南市)と山口大、県の進める事業で、県内企業への就職を望む留学生と、外国人を雇い入れたい県内企業をつなぐ交流会を開き、採用に結び付ける。
 同社の外国人の新卒採用は初めて。同社は海外進出を見据え、外国人採用率の向上を経営目標に掲げている。
 山口労働局によると、周南地区の外国人労働者は昨年10月現在、887人で前年同期の1.7倍に増えている。外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法が4月に施行され、外国人労働者は急テンポで増加する見通しだ。
 袁さんは「先輩は仕事を覚える時間を与えてくれるので気持ちに余裕を持って臨める。会社と社会の役に立てる社員になりたい」と抱負を述べる。
 同社企画広報室の吉本妙子室長(51)は「誠実な性格で好感が持てる。コツコツ積み重ねれば必ず花は咲くと信じ、海外事業で中核を担う人材に育ってほしい」とエールを送っている。

【きょうの紙面】
(2)市長の給与半減、周南市議会に提案へ
(3)29日、ほしらんどくだまつで認知症講演会
(4)徳山大学などで大学入試センター試験
(5)小川元徳山市長の葬儀、300人が参列

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突如!藤井県議出馬!

周南市長選に大波乱

 アッと驚く大波乱になったのは周南市長選。現職県議の藤井律子氏(65)が立候補を決意、近く記者発表する模様になった。無風と思われていただけに、関係者の衝撃は大きい。

「夢が持てる市政を」 近く記者会見

藤井氏

藤井氏

 藤井県議は故藤井真県議の妻で、2003年に真氏の後継者として出馬し初当選。現在4期目。この間、自民党県連総務会長、県監査委員などを歴任、15年からは同党県連副会長をしている。
 昨年秋ごろから有力後援者などが市長選に出馬をと要請していた。かたくなに断り続けていたが、市政の沈滞は許されないと、現職県議の座を投げ捨てての出馬を決意したようだ。
 立候補の詳細は近く記者会見を開いて発表するとしているが、「将来に夢を持てる周南市にしなくては」と話している。
 県議用パンフレットも作成済みで、後援会のメンバーも驚いているが、後援会関係者は「今のままでは周南市の方向がはっきりしない。藤井県議には市民に分かりやすい、希望が持てる市政運営を願っている」とようやくの出馬決意に喜んでいる。
 木村陣営の反応は複雑で、「困ったな」と頭を抱える後援者も続出する気配。島津幸男元市長(73)の動きもまだ未確定で、木村陣営にはもともと反島津で結集した人が多いだけに、どう動くか未知数だ。
 市議の1人は「物事を前に進める意味では木村市長よりましかもしれない。しゅうニャン市キャンペーンの不評が大きく響いている。市民の不満は大きい」と語っていて、立候補を歓迎する声は早くも広がりつつある。

県議選無投票回避か?

 藤井氏の県議続投断念に伴い、県議選予定立候補者が一人欠員になることから、新たな候補者が名乗りを上げる可能性も高い。若手市議の中から数人の名前があがっており、今後1カ月の間に動きが出てくる模様。複数以上だと県議選も投票に持ち込まれる事態に。

《解説》
 突然の藤井県議の市長選出馬決定は、巷(ちまた)では早くも話題沸騰だ。自身が新人の掘り起こしに奔走していただけに、「責任を取った」との声も聞かれる。木村市政が県議たちと接触することなく市政運営をしていたことも、木村市長への不信感を増幅させたと思われる。特に「しゅうニャン市キャンペーン」は後援者からの不満が多く、「頼むからやめさせてくれ」と懇願されていたようだ。
 「共に」など抽象的な言葉しか発しない木村市政への不満も高まっていた。市民が要望した箱モノは日の目を見ず、役所主導の大型箱モノだらけに不安を感じた市民も多い。とりわけ木村市政は親しい人たちの話に耳を傾けることが少ないと話す人がいるのも気がかりだ。
 県議選の無投票が有力視されていた中で、藤井県議が現職市長に挑む苦難の道を選択したことに、一般市民からどんな反応が示されるのか、どんな希望を市民に示すことができるか、一気に注目される選挙になりそうだ。(中島 進)

【きょうの紙面】
(2)小川元徳山市長追悼、周南の将8に布石
(4)8年前の自分に再開!島田小でタイムカプセル
(6)ゆめタウン徳山で特別支援学校作品展
(6)「世界の映画の最前線」、市山さん講演

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台湾特急車両600両

【日立笠戸】1,600億円受注に期待ふくらむ
英国鉄道に続く“特需”に

 日立製作所は15日、台湾国営の鉄路管理局から特急鉄道の車両600両を約1,600億円で受注したと発表した。車両は2021年以降、すべて下松市の笠戸事業所(川畑淳一事業所長)で生産する予定で、地元経済に大きな波及効果が期待される。(山上達也)

 日立笠戸は英国の高速鉄道車両864両を受注して15年7月から出荷を始め、昨年末現在ですでに全体の4分の3の出荷を終えている。受注した車両の約8割は半完成の状態で出荷し、英国やイタリアの現地法人の工場で仕上げる仕組みになっている。
 しかし今回の台湾からの受注は全車両を日立笠戸から完成品として出荷するもので、日立笠戸だけでなく協力企業31社の日立笠戸協同組合(弘中善昭理事長)にとっても魅力的な受注といえる。
 今回日立が受注したのは台湾の在来線を走る12両50編成の特急車両で、営業最高速度は140㌔。台湾は鉄道の輸送力向上や老朽車両の更新のため、15年に発表した車両購入計画で、10年間で1,300両以上の新型車両を導入する方針を打ち出している。
 日立は1960年代から台湾で鉄道事業を手がけており、2007年から台湾新幹線の車両や運行管理システム、変電設備を受注、納品。品質の高さや安全性、保守管理のアフターサービスの充実で高い評価を受けている。

日立笠戸構内を視察する現台湾総統の蔡英文氏(2015年10月7日)

日立笠戸構内を視察する現台湾総統の蔡英文氏(2015年10月7日)

台湾用車両の前の蔡氏(右から2人目)ら

台湾用車両の前の蔡氏(右から2人目)ら

 さらに15年9月に台湾から当時は野党の民進党主席だった蔡英文氏が岸信夫衆院議員の案内で日立笠戸を訪問し、台湾出荷用の鉄道車両の製造現場を視察した。蔡氏は翌年1月の台湾総統選で当選しており、このことも日立の受注に有利になったと見られている。
 弘中理事長は「英国受注に続いて台湾から安定した仕事をいただき、これほどうれしいことはない。技術の向上と納期厳守をより徹底して“ものづくりの街・下松”にふさわしい製品の出荷に貢献したい」と話している。
 日立の鉄道関連の売上高は18年3月期で約5,600億円。英国や米国など海外受注分が8割を占めている。

【きょうの紙面】
(2)下松市で職員が不当要求などの対応訓練
(3)光市国際交流のつどいで異文化セッション
(4)あかい坊で厄払いなどの大護摩供養
(5)下松市障害福祉セミナー、「働く」経験談も

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災害復旧工事で入札不調

【周南市】辞退業者続出

 周南、下松、光市では7月豪雨災害で大きな被害を受けた河川、道路の災害復旧工事の入札が11月から1月にかけて実施されているが、周南市の入札で辞退する企業が相次ぎ、入札が不調となって随意契約で依頼する工事が増えている。
 同市の災害復旧工事はいずれも市内の企業を指名する指名競争入札で、請け負う建設会社を決める。ただ毎回10数社を指名するが、入札の参加者がいない場合、入札は取りやめ、1社だけになった場合も入札を執行できない。
 12月12日は河川港湾課主管の災害復旧工事1件の入札が参加企業が1社になったため執行できなかった。19日は24件の入札があり、7件で落札企業が決まったが17件は1社だけか、参加企業がなく執行中止、取りやめ。
 このうち10件は道路課主管。同課は再入札か災害復旧は急いで工事をしなければならない場合もあり、随意契約を進めているが、9日までに2件で随意契約ができただけ。7件は河川港湾課でこちらも随意契約の方向で進めている。ところが引き受けてくれる建設会社を見つけるところから始めなければならず、契約できたのは12月12日分の1件だけ。9日も7件の災害復旧工事の入札があったがいずれも不調。
 12月と1月を合わせて32件の工事のうち、契約できたのは随意契約の3件を合わせて10件にとどまった。建設会社の人手不足や工事件数が多いことなどが要因と見られている。
 一方、下松市の今回の災害復旧工事ではこれまで13件の入札のうち1回目の入札では参加企業が少ないなどで8件が不調になったが、2回目の入札では5件の落札企業が決まり、残り3件もすでに随意契約している。
 光市では1月まで27件の災害復旧工事の入札のうち不調は4件だけ。原則として再入札になるが、随意契約にする場合もある。いずれも大半の工事の請負企業が決まっている。

【きょうの紙面】
(4)久米のどんど焼き、防災体験で3世代交流
(5)徳山東L.C.が55周年でベンチ、椅子寄贈
(6)19日、周南市で桂梅團治らの新春寄席
(7)3月10日まで周南市出身、磯崎有輔彫刻展

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連載開始3カ月で単行本発行

週刊少年ジャンプ
下松出身林さんの「ジモトがジャパン」

 下松市生野屋出身の漫画家、林聖二さんが集英社の週刊少年ジャンプに連載中の「ジモトがジャパン」の単行本の第1巻が4日から発売されている。連載開始の昨年の10月1日号からわずか3カ月後の単行本の発行は異例の早さで、4月にはアニメ化も予定され、地元下松や、母校の末武中、光高を中心に話題になりそうだ。

単行本「ジモトがジャパン」の表紙

単行本「ジモトがジャパン」の表紙

 林さんが描く「ジモトがジャパン」は全国の47都道府県すべてを愛する主人公、日ノ本(ひのもと)ジャパンが秘伝の拳法「都道府拳」を操りながら、地元ネタを面白く伝えるギャグ漫画。1回の掲載話で1つの都道府県が登場する形で、単行本には第1話の山形県から、埼玉県、静岡県、沖縄県、秋田県、東京都、第7話の大分県までを掲載。
 同単行本には林さんが以前描いてウェブ版「ジャンプ+」に連載した「地球人間テラちゃん」も収録。表紙のカバーを外すと「地球人間テラちゃん」の表紙を見ることができる。巻末にファンからの応援メッセージも載せた。
 林さんは見開きの表紙カバーの裏に「地元っていいですよね。そんな気持ちで描いています。この本を手に取ってくれたすべての人と、生んでくれたすべての地元に感謝!! 僕の地元のじーちゃんも喜んでくれると思います」と感謝のメッセージを書いている。
 B6判192ページ、定価は税込み475円。下松市南花岡のサンリブ下松1階の書店、ブックランド都野には「林聖二先生は下松市出身です」と表示したコーナーを設け、この単行本や連載第1回の掲載号からバックナンバーをそろえて販売している。

【きょうの紙面】
(2)日立笠戸、東洋鋼鈑で出初め式
(4)下松市、周南市でも成人式
(5)長田団地の自治会、どんど焼きで交流
(6)小原流徳山支部45周年で花宴

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周南3市の食糧、飲料水の備蓄

[金曜記者レポート]物資供給へ応援協定、3日分の準備も呼びかけ

 災害時、避難勧告、避難指示などの防災情報に従って市が開設した避難所に避難した場合、食事などが提供される。周南、下松、光市の備蓄食糧、飲料水の現状や、備蓄分を補う物資提供のための民間会社などとの応援協定を調べた。

防災用品の展示=下松市役所

防災用品の展示=下松市役所

 周南市の備蓄食糧は水を加えるだけで食べることができるアルファ米が1万4,950食。本庁分として旧清掃事務所にそのうち8,500食、新南陽総合支所に3,100食、熊毛総合支所に2,300食、鹿野総合支所に800食を置いている。今年2月末に賞味期限が来るものはすでに地域の防災訓練などで使っており、実数はこれより少ない。
 飲料水は500ミリリットル入りで3万4,560本。本庁分はそのうち20,040本、新南陽総合支所が9,384本、熊毛総合支所が3,600本、鹿野総合支所が1,440本となっている。
 下松市は県が同市で発生すると想定している最も大きな地震などで見込まれる避難者数をもとに算定。1万2千人が避難するが、食糧の提供が必要なのは3千人と推測、その3日分を市役所と羽山の学校給食センター、下松スポーツ公園内の備蓄用の倉庫で保管している。
 光市の備蓄食糧はアルファ米が3,100食、ペットボトルが3,050本。光ケ丘のテクノキャンパス、市役所近くのスポーツ館、大和総合公園、周防コミュニティセンターの4カ所の備蓄倉庫に置いている。

スーパーやコープと

 各市とも災害時の応援協定もさまざまな企業と結んでいる。下松市は県などの公共機関も含めて27件の協定の名称、締結先、概要などをホームページで公開している。食糧などの提供を求めている協定締結先には、コカコーラウエストジャパン、マックスバリュ西日本、キリンビバレッジ、ひろや、生活協同組合コープやまぐち、丸久、サンリブ、イズミなどがある。
 周南市は民間との協定だけで47件あり、食糧などはマックスバリュ西日本、キリンビバレッジ、フジ、丸久、イズミ、ポプラ、伊藤園、コープやまぐちなど。
 光市も40件ほどの協定を締結し、食糧などは丸久、マックスバリュ西日本、生活協同組合コープやまぐちなどがあり、避難所開設時には弁当などの提供も求めている。

支援の手届くまで

 各市とも備蓄や応援協定で災害にそなえる一方、市民には避難物資を届けることができない場合も想定して、3日間以上、生活を支えられる非常備蓄品の準備を呼び掛けている。
 下松市では市役所1階のロビーに食糧やそのほかの非常持ち出し品などを展示し、チラシも置いて呼びかけている。光市や周南市でも出前トークで呼びかけたり、市広報、ホームページにも記事を掲載している。周南市で作成中の市民向けの防災ガイドブックにも災害に備えて何を用意すればよいのか、具体的に説明することにしている。
 災害発生から3日間は人命救助を最優先しなければならない時期でもある。しかし、地震災害では余震が続き、豪雨災害も雨が降り続くなど二次災害の危険もあり、応援の手が届かないことも考えられ、食糧などは日ごろから市民自身が準備することが必要になってくる。行政に頼るべきところは頼るが、自助、共助でまかなえる部分は市民自身による準備が求められそうだ。(延安弘行)

【きょうの紙面】
(2)若者の地元就職促す企業ガイドブック
(4)伊藤公資料館が「伊藤博文の生涯」発行
(5)徳山港振興会が船の安全祈願祭
(6)下松市のきらぼし館で寶会が書作会

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