2022年07月04日(月)

コラム・エッセイ

第五十七手 「囲碁の大会運営②」

「碁」for it 小野慎吾

 前回は大会を行う際にどのように囲碁愛好家に周知するかを中心に紹介しました。今回は大会運営を中心に紹介しよう思います。大会の周知方法はハガキが一番多い事は前回に紹介しました。大会に参加しようと思う選手が実際にエントリーする方法は大きく分けて二通りに分けられます。

 一つは当日のエントリーです。ハガキに大会実施日、受付時間・対局開始時間を記載して、それに合わせて当日に選手に来てもらう方法です。このメリットは何といっても大会参加への気軽さです。突如用事が出来たら大会に参加しなくても全く問題ありません。

 逆に予定していた用事が早く終わったりしたら「おっ、今日は大会があったな。参加してみよう」などふと思い出して参加も出来ます。ただし、大会運営側の側面から見た場合、参加選手が当日に何人来てもらえるのかが予想しにくいです。

 また、大会に対して予選通過のできる選手の数が決められているため、参加選手が少ない、多い場合のどちらでも用意したトーナメント表の改善が必要です。山口県は大抵当日エントリーを軸に大会運営をしています。

 もう一つは事前参加制です。大会告知をハガキ、メールなどで行いそれに対して返信ハガキ、返信メールで選手から参加可否の判断をしてもらいます。このメリットは何といっても大会運営側からしたら、参加選手数が大会実施日前にわかるため、予選通過数に合わせてキッチリとしたトーナメント表、運営がしやすい事が挙げられます。デメリットとしては、何らかの要因で返信ハガキ、返信メールをしてもらったにも関わらず大会運営側が確認できず、結局当日になって参加者が増えるケースも少なくありません。

 その場合、大会運営側で参加してもらうのか、ご遠慮願うかを判断しなければなりません。また突如増えたため、キッチリとしたトーナメント表を組んでいた場合、どこに試合数を増やさないといけないのか、またそれが公平なのかをジャッジメントする必要があります。お隣の広島県では、大抵事前参加制を用いて運営されているという事でした。

 個人的には当日参加の方が参加する側からしたら気軽なため、運営側は大変ですが一人でも多く参加してもらいたいので当日参加を今後も頑張って続けていこうと思っています。

 多くの大会はトーナメント戦と言う一発勝負を用いていますが、中には1回負けただけで帰るのは忍びないため、リーグ戦などで複数対局が出来る大会なども少ないですが存在します。ですが、トーナメント戦だからこそ、実力者の方が偏った枠が出来たり、一発勝負でたまたま勝てたりする事が面白いと感じるプレイヤーがいる事も事実です。次回は「私の師匠①」をご紹介したいと思います。

  長く大会が続くように「碁」for it(頑張る)!

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