コラム・エッセイ
運が良いとか悪いとか
ちょこっと豆知識 立入塾古典的なジョークを一席。
「絶世の美女と言われるモデルが、天才科学者に突然プロポーズしました。彼女曰く、私とあなたが結婚すれば、私のように美しくてあなたのような頭脳明晰な子供ができますよ。しかし科学者はあっさりと彼女の申し出を断りました。
彼女が理由を尋ねると科学者は、あなたが言うように、私そっくりの酷い容姿で、あなたのようなおつむの子供が生まれると思うと二人の結婚は絶望的です。」
世の中には自分は世界一不幸だと思っている人がいます。世界一までとは言わなくとも、人生は自分の思い通りにならない事ばかりだと嘆く人は少なくないはずです。
それはジョークに出てくる美女と同じで、願うことはすべて自分にとって都合が良い結果に必ずなると望み、上手く行かないのは、自分が運の悪い人間だからだと決めつけてしまいます。
人の持つ運は平等で同じだと言いわれます。良いことも起これば、悪いこともあります。結果に対してどのように向き合うかによって、同じ結果でも自分は運が良いと思う人もいれば、運が悪いと決めつける人がいるわけです。
プロポーズを断った科学者が言ったように、何事も悪い方向へと進む事も、すべてが上手く行くことが無いように、ありません。
失敗続きで行き詰って絶望感を持っている人は考え直すべきです。そろそろ自分のターンが来る頃だと。
下調べもせず、地図も持たず、更に看板や標識を無視して、初めて降り立った駅から迷わず目的地に辿り着くことは奇跡が起きない限りあり得ません。
春が来て新年度が始まります。新生活を始める人はもちろん、今年も相変わらずと言う人も、そして自分の殻に閉じこもったままの人も、何かしらのアクションをするべきです。
自分が望む目的地に(目的地がないと言うならば、それを探すことから始めましょう)辿り着くために。見えない運に任せるのではなく。
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