一言進言

投票率ダウン?

投票率ダウン? ~話題少ない周南市議選~(4月26日掲載)
■ 西田宏三周南市議から2カ月ほど前に丁寧な引退宣言ハガキが届いた。身を引く議員からのお礼のハガキは珍しいだけに感心した。西田市議とは意見も合わないこともあったが、はっきり発言する議員として印象に残る。これからは湯野地区の発展にさらに頑張ってほしい。伴凱友市議も実直な市議だった。道の駅でカステラを売ったと議会で追及されたが、田舎の小さなカステラ屋は細々始めた商いだ。反原発運動など、正義感の強い人だった。
■ 周南市議会議員選挙は5月15日に告示が迫り、立候補予定者もそろってきた。過去と比較しても新鮮味のない選挙になりそうだ。何よりも若手候補者が少ない。青年会議所など地域の青年団体関係も皆無だ。新人、元職で注目株はもちろん島津幸男元市長だ。また市議に復活しそうだが、市長選で大敗しただけに市長復活は容易ではないだろう。市政に影響力を持ちたいなら、若手の論客を送り込むことも一つの方法だ。若手では得重謙二元市議が日新製鋼労組から出る。日新製鋼は新日鉄住金の子会社になる。本社の意向は知らないが、光市では市議選に候補者の擁立をやめている。日新製鋼も親会社の意向を無視できないだろう。とりわけ前回は得重氏の日常活動が多大に影響して落選したと思われる経緯から、どんな展開になるか注目されそうだ。
■ 共産党の議席復活も注目だ。前回評判の良かった形岡瑛氏らが落選し、中村富美子市議一人だけになったが、今回出馬予定の魚永智行元市議もなかなかの論客。せめて2議席はほしい政党だ。公明党は組織がしっかりして票割も確実。投票率が下がりそうな中で優位な戦いを進めている。民進党関係が少ないのが気になる。旧民主党の地方組織が地域に根付いてない証明だ。民主党として県会議員も送り出してきたが、市議の公認候補一人抱えられないのは残念だ。戸倉県議はじめ、旧民主党の活動に期待しよう。
■ 執行部に鋭く食い下がり、行政への不満を抱く市民の代弁者たる市会議員が少なすぎる。議員諸氏の活動は市民生活に直結する。提案もさることながら、行政の業務を監視し、市民目線に変えていくのも大きな役目だ。市民の意見に上から目線で「俺が一番偉いんだ」とばかりに批判をブログに書き込む市議もいるが、もっと市民と真しに議論し、説明できる市議が多く登場してほしいものだ。
■ 新人候補でよくわからないのが田村浩一氏だ。商店街から清水芳将市議が現職で出ている中で、行政マンを辞めての出馬だ。元徳山市議の故田村繁平氏の孫らしいが、街中でも知る人が少ない。どこを票田とするのか、興味がわくところだ。いずれにしても少数激戦になる。これと言ったテーマもなく、選ぶ方も大変だ。投票率は確実に下がるだろう。具体的な公約を掲げる市議が何人いるか。明るい住みよいまちを、などあたりさわりのないスローガンを掲げて立候補するのだけはやめてほしい。(中島 進)