一言進言

周南市の人事に一言

周南市の人事に一言 ~何を基準に異動させるか~ (4月5日掲載)
■ 行政マンにとって、人事は最大の関心事だ。市民にとっても、担当者で対応が違うことに驚く。各市で人事異動が発令された。適材適所と言われるが、なかなか内部の評価と外からの感想は違う。意欲的な行政マンもいれば、無難にこなすことに熱心な人とさまざまだ。できればアイデア満載の人物を企画畑に。つつがなく業務をする人は事務畑にと願うばかりだ。
■ 昔、職員にできるだけ市民と交流をと文書で通達を出していた担当者に同窓会の案内をすると「個人的なことだから」と拒否した人物がいた。自分は一切市民との交流はしないくせに、職務的に通達を出すその姿勢にがっかりした。行政の人事はかように内向けなのだ。上司に受けがいい人物は大概が市民には不評の人が多い。
■ 周南市は仲間が多いので、どうしても詳しくなるが、影で誰かが指図しているかのような人事が目立つ。経験的に一番不可解だったのが、観光コンベンション協会を立ち上げる時だった。数年間関係したが、その間、毎年担当部長が変わった。予算の関係もあるので、何とか理解しあえるようになったら、もう次の部長になって、その都度一から説明し直した。
■ 市民活動と深くかかわる部署は人間関係を築くだけで手間がかかる。専門的な知識も必要だ。財務など事務方とは根本的に違う。今回、中心市街地整備部の部長、次長が同時に変わった。中心市街地活性化協議会にかかわった関係で、相当やりあった相手だけに何とも寂しいが、駅ビルが今からというタイミングでナンバーワン、ツーがいなくなるのはどうしたことか。これまで話してきた内容が、引き続きすんなりいくのか。街の活性化は周南市の目玉施策だ。地域の人たちとの連携なくてはなし得ない事業だ。しっかり腰を据えて、10カ年計画ぐらいで進めないとできない。
■ 周南市は2市2町が合併、職員の間の融合もいま一つ出来ていない感がある。ましてや、うわさ的に旧新南陽の関係者などが市長の取り巻きを形成、人事もその人の意向で左右されているとの話が絶えない。困ったものだ。人事は目標を設定し、達するまで異動させないぐらいの厳しさも必要だろう。高村坂彦元徳山市長などは非常に厳しかったが、的確な人事をすることで、大事業を成し遂げたと伝説になっている。広報取材までを外部に委託するようでは、職員と市民の接点を大切にした異動も望めないか。(中島 進)