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「回天」の史実、漫画で知って

「回天」の史実、漫画で知って
周南3市の15高校に「特攻の島」贈る

 周南市の周南観光コンベンション協会(原田康宏会長)は2次大戦中、徳山湾に浮かぶ大津島に訓練基地があった特攻兵器「回天」を題材にした漫画「特攻の島」を周南、下松、光市の高校全15校に贈ることにし、2日、徳山高(倉田伸治校長、935人)で贈呈式があった。

原田会長(右)から漫画を受け取る山近さん

原田会長(右)から漫画を受け取る山近さん

 「特攻の島」は佐藤秀峰さんが週刊漫画タイムスに連載中の漫画で、大戦末期、乗ると生きては帰れない人間魚雷、回天に搭乗する若者たちの苦悩などを史実をもとに描いている。
 同会は回天の悲劇の歴史を語り継ぐ「平和の島プロジェクト」を2014年から展開し、オリジナルカレーなどの商品も販売しており、今回寄贈した本はプロジェクトの収益金で購入した。昨年は周南市内の全中学校と下松、光市の図書館にも贈っている。
 徳山高には原田会長(47)が訪れ、代表して3年の図書委員長、山近麗子さん(18)が受け取った。中学1年で東京から周南市に引っ越してきた山近さんは回天のことはよく知らないが「ぜひ読んでみたい」と話し、原田会長も「回天のことを知る入り口として気軽に読んでもらい、一生懸命生きることにつながればいい」と話していた。
 現在は既刊の1~8巻を各校に届けており、最終巻となる9巻も発売後に購入して全高校に贈る予定。