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周南市議会臨時会 駅ビル指定管理者がCCCに

駅ビル指定管理者がCCCに
コンビナート電力利活用も
周南市議会臨時会・審議は翌日未明まで

 周南市議会臨時会が10日開かれ、新徳山駅ビルの「市徳山駅前賑わい交流施設」と「市立徳山駅前図書館」の指定管理者にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定する議案を可決した。議論が白熱し、資料請求による一時中断などもあったことから日付をまたいで閉会したのは11日午前3時47分だった。

 建て替え中の新駅ビルは最短で2017年11月の開館を目指しており、指定管理者の公募にはCCC一社のだけが応募、書類審査と公開審査で同社を候補とし、今回、指定管理者への指定を求める議案を提出した。
 質疑では古谷幸男議員(嚆矢会)が駅ビルの内装工事費用の内訳を市が提示できないことについて「市が費用を負担するのに内訳がわからないのは変では」とただし、福田健吾議員(静林会)も「納税者目線が抜け落ちている。税の使い方がおおざっぱだと思う」と述べ、久村信幸中心市街地整備部長は「指定管理者が決定しなければ協議ができないというのが現状。図書館での家具などの配置など、極力金額を抑える努力をしながら整備を進めたい」と理解を求めた。
 午後5時過ぎから委員会審議が始まり、環境建設委員会(坂本心次委員長)の駅ビルの指定管理者指定議案の審査でも、市が新施設の内装費を負担することなどが問題になった。
 本会議の審議再開は11日午前1時。坂本環境建設委員長、田村隆嘉予算決算委員長の委員長報告があった。田村委員長の報告の途中で古谷議員が報告内容の確認を求める議事進行発言をして30分足らずで中断し、3時15分に再開。

未明まで続いた本会議=11日午前3時20分ごろ

未明まで続いた本会議=11日午前3時20分ごろ

 討論では反対意見として友田秀明議員(嚆矢会)が「本来の目的の中心市街地活性化に滞在型の図書館で対応するのは疑問。内装費も不明確」▽福田健吾議員は「内装費用の全体が明確にならず、上限も明示されていない。市が全額負担するのであれば責任が果たされていない」▽島津幸男議員(無会派)は「市庁舎建設などに加え、巨額の出費が上乗せされる。指定管理料が高額で、このような負担を次世代に課すことはあってはならない」▽魚永智行議員(共産)、中村富美子議員(同)は「蔵書問題など他の自治体でいろいろ問題を起こしているCCCに任せるのは認められない」と訴えた。
 一方、賛成意見として米沢痴達議員(新誠会)は「公にはない民間ならではのノウハウによるにぎわい創出に期待。本の選定は市が管理することもあり、賛成する」などと述べた。
 このほか㈱トクヤマ徳山製造所の余剰電力を新駅ビルなど中心市街地の施設に活用する「コンビナート電力利活用推進事業」の建設工事委託料三億円を計上する一般会計補正予算案では藤井康弘議員(静林会)が「産業製作として周南市の未来を開くことになる」と賛成意見を述べた。
 採決ではいずれも賛成多数で可決されたが、未明まで続いた審議に疲れた表情の議員や執行部も見られた。