一言進言

デジタルアート展に嫉妬する

デジタルアート展に嫉妬する~もっとわくわくするイベントを~

□「ポケモンGO」は国内でも一気に広がった。私も少しやってみたが、確かに現実の場面でモンスターを捕まえるのは面白い。周南市の永源山公園に多く出るとか、下松市のザ・モール周南の中にレアものが見つかったとか、話題はどんどん拡散していく。交通違反が6日間で400件を超えたとか、奇妙な社会現象になった。長く続くとは思えないが、しばらくは盛り上がるだろう。1、2件事故が起こると禁止令が出るかもしれない。
□任天堂の株価が急騰するなど、経済効果が先に出たが、スマートフォンの充電器も飛ぶように売れているらしい。持って歩くから充電が追い付かないそうだ。ジュースも伸びている。人を集めるツールには使えそうだ。商店街ではお金を出してレアなモンスターを購入、集客に利用するところも出てきた。周南地区でも今のうちにやってみる価値があるかもしれない。早い物勝ちだ。
□お隣りの防府市では現在「チーム・ラボ」によるデジタルの“学ぶ!未来の遊園地”が開かれている。自分が書いた魚が壁面を泳いだり、最新のデジタル技術を駆使した会場は連日にぎわっている。デジタルアートの技術は速いスピードで進化していて、大阪城を炎上させたり、プロジェクターを使った映像世界は国内外で大きな反響を呼んでいる。
□周南地区では手づくり感いっぱいのイベントは多々ある。それはまたいいが、最先端のデジタル技術が楽しめる場は新鮮で魅力的だ。コンビナート企業がひしめくここ周南で、たまにはこうした最先端の技術を使ったイベントが開かれてもよかろう。テレビ画面も有機ELを使った布状のものまで出現している。確か出光あたりが関わって開発したはずだ。各社が持つ最先端技術を使ったイベントも開催可能だろう。
□原料を供給しているが、その先の製品は世界中に広がっている。周南地区のそのすごさを具現化できたら、立派な展覧会になろう。周南地区に若者を呼び戻すきっかけづくりにどれだけ貢献できるか。旧徳山市時代に開いていた産業祭は企業のブースも設営され、地場企業の技術やものづくりが市民の目にふれる機会を作っていた。
□ステンレスで作った名刺は驚くような薄さだった。女性は鏡変わりに使えて、なかなか便利だと評判になった。半導体の原料もあれば、デジタル機材に欠かせない原料も作っている。デジタルアート展が周南地区ではなく、防府市で開かれたことに嫉妬する。宇部市のときわ公園でも「チーム・ラボ」によるイベントが開かれている。冬のツリーまつりのイルミネーションも珍しくなくなってきた。ここらあたりで、わくわくするようなイベントができないものか。(中島 進)