ヘッドラインニュース

周南市「水素炭酸水」2カ月飲用へ

周南市「水素炭酸水」2カ月飲用へ
職員20人がモニター試験
岩谷産業・全国初のサーバーで

 産業ガス大手の岩谷産業は開発中の「水素炭酸水サーバー」の飲用モニター試験を周南市と宇部市で開始した。周南市では市役所港町庁舎の職員20人が10月末までの約2カ月間、水素炭酸水を毎日飲んで味やサーバーの使い勝手などを報告する。

水素炭酸水を飲む職員

水素炭酸水を飲む職員


 このサーバーは山口大学などと共同で研究開発し、県の「やまぐち産業戦略研究開発等補助金」の医療関連分野一般枠に採用されて2014年度から18年度までの5年間で約7,000万円の補助金を受けた。
 研究開発のテーマは水素の抗酸化作用を利用した医療・健康分野への応用開発。水素水に炭酸ガスを加えることで飲みやすく、より水素が水に溶けるようにしている。水素炭酸水のサーバーの開発は全国でも初めてで、来年4月の販売開始を目指している。
 周南市には㈱トクヤマ徳山製造所内に同社と岩谷産業の合弁の液化水素製造の会社、山口リキッドハイドロジェンの工場があり、有数の水素利活用地域であることから職員がモニター試験に参加することになった。水素炭酸水に使う水素ガスも同製造所から運ぶ。
 6日には港町庁舎に岩谷産業中央研究所の小池国彦部長らが訪れて対象の職員への説明会があり、昨年度、同社が実施した炭酸水と比較した安全性・有効性試験では、最高血圧の低下、肝機能のγ(ガンマ)―GTPの改善がみられ、健康を害するようなデータは確認できなかったことなどを説明した。
 同庁舎に置く試作サーバーからは1ℓ当たり約0.8㎎の水素ガスが入った水素炭酸水が出て、対象の職員は出勤日に1日1杯330ml以上を飲み、レモネードにするなど何かと混ぜてもいい。アンケートでサーバーの改善点や体の調子なども報告する。
 水産課の安東陽子さん(34)は「微炭酸で飲みやすい。子育てで疲れることが多く、何かいい変化もあればうれしい」と話していた。