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周防大島でアボカド栽培

周防大島でアボカド栽培/地域課題解決へ9団体/S1グランプリで発表
 地域の産業や福祉などの課題を解決するソーシャルビジネス事業プランを競う“さいきょうSIグランプリ2016”のTHE FINALプレゼンテーション会が10日、周南市桜馬場通のザ・グラマシーで開かれ、グランプリに「みかんの島からアボカドの島へ」と題し、周防大島町で暑い気候に育つ果物のアボカドを栽培する計画を発表した愛媛大学農学部の学生、橋堀亮太さんの3914RETURNSがグランプリを受賞した。

発表する澄村さん

発表する澄村さん


 この大会は西京銀行が開いて4回目で、今回から県が共催している。この日は応募があった21件の事業プランから選ばれた九団体が発表し、審査の結果、3914RETURNSは中山間地域振興賞、一般観覧者も加わる投票で選ぶMVPプレゼンターも受賞した。準グランプリは防府市の山口発達臨床支援センターが周南市で始めた21年間の知的障害児などを個々に指導する教育支援の経験を、さらに広げる計画が受賞した。
 グランプリの橋堀さんのプランは世界的な気候変動で気温が上昇し、愛媛県ではミカン栽培をアボカドに切り替える動きがあることから、祖父のミカン園がある周防大島でアボカドを生産するというもの。
 同島は高齢化などでミカン栽培は最盛期の10分の1になっているが、先祖のミカン栽培に取り組んだ知恵とハワイに移民したフロンティア精神が周防大島の強みと主張。収穫したアボカドは島外には出さず「おいしいものは地方にしかない、島に来て食べて買ってもらう」と述べ、加工も取り入れて100人の雇用を目指すとした。
 このほか周南市のスミヤの澄村知宏さんはおいしいコーヒーをどこでも提供できるキッチンカーで地域を回り、菓子なども販売する“移動コミュニティcafe”による買い物弱者対応プランを発表。
 音楽企画のFROM STRINGの上原喜行さんは東京、大阪のアーティストのライブと観光や食、教育などを組み合わせたイベントを県内で開き、新たな音楽との出会いづくり、山口県の情報の全国発信などを実現する計画を、これまでに開催したライブも紹介しながら説明した。