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国際文化センター竹風会が45周年

国際文化センター竹風会が45周年/ブラジルから寄せ書きも/18、19日・一粒からの平和展
 周南市和田の夏切に本部を置く国際文化センター竹風会(野村光風理事長)が創立45周年を迎えた。これを記念して「一粒からの平和展~命育み花一輪」を18、19日、市文化会館3階展示室で開き、80人がそれぞれテーマを決めて生けた生け花作品を中心に展示し、ブラジル本部から贈られた寄せ書きも掲げる。

野村理事長(後列左)ら張り切るスタッフ

野村理事長(後列左)ら張り切るスタッフ


 同会は1971年に下関市で故太田竹風さんが竹風流いけ花竹風会として創立。「花を愛する心は 人間を愛し、世界を愛する心である」という理念の下、生け花を通じて国際交流を目指し、73年には竹風さんの次女で光風さんの姉、井上喜玖子さん(77)夫妻がブラジルに移住して生け花の普及に努めた。
ブラジルから届いた寄せ書き

ブラジルから届いた寄せ書き


 夫妻は苦心を重ねながらブラジルに根をおろして活動を広め、竹風さんも何度もブラジルを訪れて尽力。竹風さんは92年の9回目のブラジル訪問中に81歳で亡くなった。ブラジルは井上さんの次女、本多佳風さんが後継者となり、生け花だけでなく日本語、日本料理、書道、着付けなど日本文化を伝える活動を続けている。
 日本では85年に本部を旧徳山市の市街地に移し、野村さん(73)が理事長に就任したあとの94年からは自然豊かな夏切に本部を置いている。本部には花を育てる畑や花器を焼くための陶芸の窯もあり、大人や子どもの教室も現在は本部で開いている。佐賀県と北九州、大阪、下関などにも支部がある。
 教室では子どもたちには温かい心を持った立派な社会人になるようにと生け花を中心に和室での礼儀なども教える一方、作品は自由に生けさせ、手直しもしない形で指導している。
 大規模な展覧会は5年に1回開いており、今回の展覧会には生け花を小学就学前の子どもから高校生までのコスモスグループの約40人、一般会員の風たちグループなど大人が賛助出演を含めて25人と、書道グループ、硬筆グループも出品する。
 小学生は「天の川」「家族」、中学生は「野球道」「笑門来福」など、大人は「優しい時間」「夢をつかみとる」などそれぞれテーマを決めて生ける花も探して作品にまとめる。自分で焼いた花器を使う人も多い。
 今回は自分で育てた花と自分で焼いた花器の生け花展を開きたいという竹風さんの遺志を引き継ぎ、この展覧会のころに花が咲くように本部のそばの畑でコスモスを育てている。
 野村さんは「私がリーダーとなるのはこれが最後。大田前理事長との約束を守りたい」と話し、周南支部長の小柳宗風さんの「命の塔」などに使うことにしている。野村さんは「一粒からの…」と題した作品を予定している。
 ブラジルからはポルトガル語で「おめでとう」の言葉とコスモスの図柄の幅1.5㍍、縦2.48㍍もある布製の寄せ書きも届いている。敬老の日にちなんでお年寄りに向けたメッセージとイラストの色紙も展示し、作品に添える席札も手づくりする。
 このほか子どものころ、竹風会で学んだことがあり、現在は“ハーブ王子”と呼ばれている野草研究家の山下智道さんの講演会も18日午後2時から展示室そばの和室で開く。
 展覧会は18日が午後1時から7時まで、19日が午前10時から午後6時まで。会場では熊本地震の被災地への義援金も受け付ける。展覧会の問い合わせは同会本部(08344-67-2948)へ。