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光市議選・23日投票 決め手は“候補の人柄”?

政策論争なく混戦状態
 光市議会議員選挙は23日の投票日まであと2日に迫り、定数18に現職15人、元議員1人、新人7人の23候補が入り乱れて混戦状態が続いている。これといった争点がなく、下水道料金の引き下げなど具体的な政策を訴える候補も限られていて、“人柄”が最大の争点という状態。県内の地方選挙で初めて18歳以上が投票することになるが、同日程の市長選挙は12年ぶりの無投票になり、投票率の行方も注目される。最終盤の情勢を報告する。(山上達也=文中敬称略)

地域推薦組 人脈、政策、組織からめて
 大半を占める無所属候補のうち地域推薦組は16人。うち現職と元職は12人。主に前回の得票順に追う。
 現職のうち前回2位の磯部登志恵は室積を中心に幅広い人脈と日常活動を武器に支持を拡大。3位の林節子は大和の支持層を固め、旧光市にも広がる人脈を票につなげる。4位の森戸芳史は日常活動を追い風に地元の三島と候補のいない周防を軸に広げる。
 5位の議長の中村賢道は虹ケ丘などの地元票とかつて勤務した新日鉄のOB票で健闘。6位の前議長、中本和行も地元の三島から市内全域に広がる人脈で堅調な戦いぶり。元職で旧市で副議長の河村龍男は2回の市長選出馬で広がった支持層をどう票につなげるかが課題だ。
 11位だった大田敏司は「医療と福祉のまちづくり」を訴えて大和の地元票を固め、幅広い人脈もからめる。13位の田中陽三は候補者中最年少の若さを強調し、地元虹ケ浜や妻の出身地の大和で支持を拡大。14位で旧市元議長の西村憲治は光井で地元票を手堅く固め、公共交通確保などを訴えて支持が広がる。
 15位の萬谷竹彦は若さと実行力を訴え、個人演説会も開いて支持拡大に燃える。16位の笹井琢は上関原発反対を鮮明にして、1日15回の街頭演説で保革双方に支持を広げる。18位の大楽俊明は最下位当選で苦戦したが、熱心な自治会活動と地道な運動で議席維持を目指す。
 新人も奮闘。雪辱組では仲山哲男が、引退する前回競合した現職の木村則夫の支持層に浸透し、当選圏突破に燃える。岸本隆雄は河村と支持層の競合が痛いが、積極的な街頭演説で前回次点の雪辱に懸命だ。
 初挑戦組は梅津敏英は陶芸家や市民ミュージカルの会会長で人脈が広く、期間中は作務衣で運動して目を引く。西崎孝一は約4,400票を得た前回県議選ほどの勢いは見られず、終盤の追い込みが注目される。

政党公認組 組織外の支持拡大が課題
 政党公認候補は党組織をバックに堅調な戦いぶり。公明党現職の森重明美は創価学会の票を固めて組織外にも支持を拡大し、前回並みの得票でトップを目指す。
 共産党は現職の土橋啓義が大和、光井、室積の党支持層から保守層まで手堅く固める。新人の田辺学は党議席を引き継ぐ現職、四浦順一郎の個人票をどれだけ取り込めるかが課題で、ポスターにも四浦の写真や名前、メッセージを入れている。
 幸福実現党新人の早稲田真弓は幅広い人脈と候補者中ただ一人上関原発建設賛成を訴えるなど保守層を引きつける政策を武器に、同党県内初議席を狙う。

企業・政党推薦組 武田OB票の行方は?
 企業推薦は武田薬品の現職、畠堀計之だけで、他陣営に関係者が多いOB票の分散阻止に全力。推薦を受ける連合山口の各単産にも浸透を図る。
 政党推薦組は民進党が2人。現職で副議長の木村信秀は連合山口の推薦で系列の労働組合を畠堀と二分し、地盤の島田を軸に支持を拡大。新人の榎並宏子は母親クラブなど社会活動の人脈やかつて住んだ三井や現住所の光井で健闘している。

期日前投票は微増 投票率は60%台維持?
 期日前投票は19日現在で1,313人が投票し、全有権者に占める期日前投票率は2.96%で、前回同日比で68人多い。ともに市長選と同時だった前回の投票率は66.69%、前々回は71.71%で、60%台を維持するのか注目される。
 投票日の23日は市内33カ所で午前7時から午後8時まで投票を受け付け、午後9時20分から市総合体育館で開票。11時ごろには大勢が判明しそう。Kビジョンでは午後10時半から開票速報を放送する。問い合わせは市選管事務局(0833-72-1400)へ。