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石丸さん(周南市)に県文化功労賞

「大津島から」で叙情豊かな絵画世界
 今年度の県文化功労賞の受賞者に周南市の洋画家で国画会会員の石丸康生(こうせい)さん(61)ら6人と1団体が選ばれた。表彰式は15日午前11時から山口市の県庁正庁会議室で開かれる。

石丸さん(県提供)

石丸さん(県提供)

 今回の受賞者は石丸さんのほか、萩市の陶芸の中村真一さん(69)、下関市の音楽指導の松浦美彦さん(62)、山口市の邦楽の阪井春玲さん(76)、狂言の土村広隆さん(76)、一般文化部門で秋吉台の植物の記録、紹介を続けている中沢妙子さん(77)と萩市の萩美術協会。
 石丸さんは多摩美術大学卒。高校で美術を教えながら1993年から国画会の国展などに出品し、現在は同会会員。2004年には県芸術文化振興奨励賞を受賞している。
 精力的、創造的に活動し、ここ10数年は生まれ故郷の大津島をイメージの原点とする「大津島から」のシリーズを発表しており、この連作が「白を主調色に抽象性に富み、叙情豊かな絵画世界を創出している」と評価された。

子育てサポート企業に東ソー認定

東ソー・子育てサポート企業に認定 育児休暇実績やガイドブック作成
 仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組む「子育てサポート企業」の認定(通称・くるみん認定)に周南市に南陽事業所を置く総合化学メーカー、東ソーが選ばれ、7日、山口市の山口労働局(小松原正俊局長)で認定通知書が交付された。

左から小松原局長、畑部長、高木課長=山口労働局提供

左から小松原局長、畑部長、高木課長=山口労働局提供

 子育てサポート企業は次世代育成支援対策推進法に基づき、男性の育児休業取得者がいること、小さい子どもがいる従業員の勤務時間短縮措置など9つの認定基準を満たすと認定され、県内では18社目。
 東ソーは従業員3,419人、うち女性304人。2014年8月1日から16年7月31日までの2年間の取り組みとして、男性63人が育児休暇を取得し、女性の育児休業取得率は100%。妊娠・出産・育児ガイドブックを作って社内広報誌で周知、希望者に配った。
 また全社で午後8時以降の残業を原則禁止、朝型勤務を導入するなど働き方改革を推進し、リフレッシュ支援休暇を全社員に周知した。会社見学会や工場見学会に2,502人が参加、144人のインターンシップも受け入れた。
 7日は南陽事業所の畑道規総務部長、高木謙勤労課長が訪れ、小松原局長から認定通知書と“くるみん人形”を受け取った。

「来巻元気ポタージュ」完成

ニンニク入りでクリーミー「来巻元気ポタージュ」 20日の下松市農業公園秋祭りで販売
 下松市来巻で作られた“来巻にんにく”を使った新しい特産品「来巻元気ポタージュ」が完成し、8日、市役所で国井市長らにお披露目して試食会が開かれた。20日に来巻の市農業公園で開かれる同公園秋祭りで販売する。

完成を喜ぶ国井市長ら

完成を喜ぶ国井市長ら

完成した来巻元気ポタージュ

完成した来巻元気ポタージュ

 このポタージュは市や下松商業開発、下松商工会議所、くだまつ観光・産業交流センターなどの市都市農村・共生対流推進協議会(会長・清水信男市経済部長)が開発したもの。
 2012年のくだまつ特産品開発プロジェクトの来巻にんにくを使った特産品&レシピコンテストのレシピの部で市長賞を受賞した米国出身で笠戸島江の浦のメリット・ブルースさん(57)の作品をベースに改良を重ねた。
 市農業公園では来巻地区特産のニンニクのブランド化を図っており、これまで焼き肉のたれやニンニクみそを開発していて、今回で3つ目の製品になる。
 製造はたれ、みそに続いてポタージュも平生町の丸三食品(銭広正孝社長)に委託している。ニンニクの香ばしさとジャガイモ、タマネギ、ナガネギ、セロリ、パセリを煮込んで出した“とろみ”がほどよく、クリーミーな舌触りが人気を集めそう。
 試食した市長は「うまい」と何度もうなずき「これで下松を全国に売り込みたい」と意欲を見せた。
 180グラムのレトルトパック入りで、値段は税込み500円。20日以降の販売先は今後検討する。問い合わせはくだまつ観光・産業交流センター(0833-45-1192)へ。

子育て支援へ“ほっと”できる場所

子育て支援へ“ほっと”できる場所 チャイルドハウス「ひなたぼっこ」がNPO法人化にめど
 子育てに悩んでいる母親や子どもがほっと一息できる場所を作り、さまざまなアプローチで子育てをサポートしていこうと、光市のチャイルドハウス「ひたなぼっこ」(原田幸子代表)がこれまで土曜だけだった活動を4月から水曜も加えて放課後にも利用できるようにするなどし、活動を充実させている。

原田代表

原田代表

 同会は2014年5月に発足して市総合福祉センター・あいぱーく光を拠点に活動を始めたが、昨年から市の元気なまち協働推進事業やソロプチミスト日本財団の支援も受け、活動の場を島田6丁目の原田さんの実家だった民家に移した。今年度はNPO法人化を目指して取り組み、来年1月までに認証される見通しになっている。
活動中の子どもとスタッフ

活動中の子どもとスタッフ

 スタッフは保育士や福祉施設の元職員、元教師など7人。主に光、下松市の自閉症や不登校、情緒障害などの子どもと母親を対象にして、一緒に遊んだり、母親の相談に応じて子育てを支援している。
 活動日は水曜と第2、第4土曜。土曜は午前9時、水曜は午後1時から午後5時半まで。一人々々の子どもを大切にし、遊んだり、おやつを食べたり、下松スポーツ公園などへの“お出掛け”やクッキングデー、サツマイモの栽培、収穫などの農作業、音楽療法の体験などもあり、多様な内容で「ちょっと一息つける」場にしている。
 今後はさらに活動日を増やしたい考えで、活動の内容はフェイスブックでも発信している。参加費は半日が500円、1日が1,000円、入会金1,000円。見学も歓迎している。
 問い合わせは原田さん(090-7546-1739)へ。

句集「外交官・松岡洋右の俳句」

句集「外交官・松岡洋右の俳句」 松岡満寿男さんが発行 「戦争抑止、アジア団結に奔走」
 光市室積出身で戦前の第2次近衛文麿内閣で外務大臣を務め、日本の国際連盟脱退や日独伊三国同盟、日ソ不可侵条約の締結など重要な局面を担った松岡洋右(1880~1946)の句集「外交官・松岡洋右の俳句」が、洋右のおいの長男にあたる元衆院議員の松岡満寿男さん(82)=室積=によって出版された。(山上達也)

句集を持つ松岡満寿男さん

句集を持つ松岡満寿男さん

 この句集は満寿男さんが理事長だった旧満鉄(南満州鉄道)社員や満州引き揚げ者の扶助組織、満鉄会が今年三月に解散した際、国立国会図書館に寄贈した資料の中にあった雑誌「公論」に洋右の句160首を見つけたことから。日記代わりになっている俳句に「戦争抑止、アジア団結への必死の奔走が読み取れる」と出版を決めた。
 洋右は室積の回船問屋の四男として生まれ、実家の没落を機に13歳で渡米し、苦学しながら篤志家の援助でオレゴン州立大学を卒業。外務省に入省して外交官として17年勤務し、41歳で退官して衆議院議員に山口2区から2回当選。満鉄総裁を経て外相になった。
 しかし軍部のフランス領インドシナ進駐に反対したため近衛内閣から追放され、結核も悪化、戦後、A級戦犯に問われた極東軍事裁判(東京裁判)の開廷から間もない1946年6月に66歳で死去した。
 満寿男さんは34年満州生まれ。戦後は苦労して引き揚げて室積で小、中、高校時代を過ごし、早稲田大学政経学部を卒業。光市長だった父の三雄氏の死去を受けて71年、新日鉄を退職して36歳で市長になり、3期務めた。
 その後国政に転じ、自民党や日本新党、新進党から参院議員2期、衆院議員1期。細川護熙内閣では日本新党代表幹事として与党8党のまとめ役となった。
松岡洋右

松岡洋右

 洋右の句は日独伊三国同盟成立後の41年3月21日から4月22日まで外相として満州からシベリアを経てモスクワ、ベルリン、ローマを外遊した際に詠んだもの。
 たまたま満寿男さんの句が掲載された俳句誌を見た衆議院前議員俳句会の会長で元衆院議長の田村元さんが満寿男さんを句会に誘って「君は松岡洋右の一族なのだから洋右の句集を出してはどうか」と勧められた。ちょうど洋右の句が「公論」から発見された時でもあり「公論」の句を中心に洋右の句集を出版することになった。
 3月には東京国際大学の福井雄三教授の「松岡外交が実現していれば日米開戦はなかった」とする「よみがえる松岡洋右」(PHP研究所)が出版されるなど、近年、国内外で洋右の研究、再評価が始まっている。
 福井教授は国家の崩壊と運命をともにした人物であるだけに負のイメージが強い洋右について、東京裁判の直後に亡くなったため自己の立場を陳述する機会がなく「死人に口なし」で「すべての罪を松岡へ」という暗黙の合言葉がA級戦犯たちにあったことを近衛文麿の「近衛手記」などから紹介している。
 満寿男さんは「この国の復興に尽くした政治家たちの五七五は現在の我々が忘れている何かを示唆してくれるのではないか」と句集の出版を急いだという。
 句集は2部構成で、第1部は「大空に道なき道をみつけけり」「欧亜しきるウラルこゆるや雪の中」「両雄の握手せし地や雪深し」など公論の145句▽第2部は41年7月以降の22句で「さみだれや針一本の命かな」「悔いもなく怨もなくて行く黄泉(よみじ)」などの句があり、各所にモスクワ再訪、日ソ中立条約成る、大連より飛ぶ、皇都帰着などと入って歴史をともに歩いているような編集となっている。
 満寿男さんは「洋右も外交で苦労した。国の栄枯盛衰は外交一つにかかっている。今の政治家も先人の句集から何かを学んでほしい」と話している。
 1,800円(税別)で、東京四季出版からネット販売されている。

イオンタウン周南久米 Ⅰ期は23日オープン

マックスバリュと専門店も
 周南市久米の県道櫛浜久米線沿いで建設が進んでいる大型ショッピングセンター、イオンタウン周南久米が23日午前9時にオープンする。今回はⅠ期分として核店舗のスーパーマーケット、マックスバリュなどが営業を始める。

建設中の店舗

建設中の店舗

 イオンタウンはⅠ期分だけで敷地面積13,000平方メートル、延床面積は4,960平方メートルで、マックスバリュを含めて14店舗が並ぶ。運営管理はイオンタウン㈱(本社・千葉県千葉市)。
 営業時間はマックスバリュが午前7時~午後11時(予定)、物販・サービス専門店が午前10時~午後9時、飲食店が午前11時~午後10時。Ⅱ期のオープンは来年春を予定している。
 専門店はドラッグストアのウォンツ、メガネのヨネザワ、ハワイアンスイーツのワイハテーブル、携帯電話のau、格安スマホの窓口、タイヤ館のカーメンテナンス窓口、ホワイト急便第一ドライ、コインランドリー、ヘアサロンピースなど。4月にはのん太鮨などの開店も予定されている。
 イオンタウンのショッピングセンターは全国で138、県内は5施設、マックスバリュ西日本の店舗は県内39、全体では181施設になる。
 施設内はユニバーサルデザインを導入、AED(自動体外式除細動器)を設置し、無料の車椅子も配備している。マックスバリュでは県産の野菜や有機野菜のコーナーがあり、肉も地元にこだわった商品、総菜も鹿野ファームの豚、和牛を使う。

熊毛北高創立100周年記念式典

ファッションショーや記念講演も 熊毛北高創立100周年・式典で祝う
 周南市の熊毛北高(河村志郎校長、216人)の創立100周年記念式典が2日、サンウイング熊毛多目的ホールで開かれ、在校生や村岡知事、同窓会、育友会、近隣の学校などの約400人が1世紀にわたる歴史の節目を祝った。
 同校は1809年に三丘領主、宍戸就年が創立した徳修館にルーツを持ち、1916年4月に設立された三丘村立徳修実科高等女学校が前身。49年に現在の校名に改称して男女共学となり、卒業生は累計1万人以上。現在は普通科と県東部唯一の家庭課専門学科となるライフデザイン科に女子201人、男子15人が在籍している。

/あいさつする河村校長/校歌を歌う生徒たち

/あいさつする河村校長/校歌を歌う生徒たち

あいさつする河村校長

あいさつする河村校長

校歌を歌う生徒たち

校歌を歌う生徒たち

 式辞で河村校長は「地域に必要とされる人材育成に取り組みたい」と話し、村岡嗣政知事もあいさつし、木村市長が祝辞を述べた。
 生徒を代表して生徒会長の3年、和崎朱音さん(18)は「私たちがすべきことは伝統を守り続けること。困難にあっても先輩たちの努力を誇りに乗り越えたい」と発表。また100周年記念で同窓会が校旗を新調し、式典実行委員長の吉岡達文同窓会長から河村校長に目録が手渡された。最後に全員で校歌を斉唱した。
 その後は生徒が作った衣装によるミニファッションショーがあり、ウエディングドレスなど華やかな姿で登場して注目を集め、100周年の歩みを紹介する動画も上映された。
 最後にミャンマーで看護師としてへき地医療などに従事している河野朋子さんの記念講演会「海を渡って見えた世界~ミャンマーでの医療活動を通して」もあった。

川柳で周南を紹介

川柳で周南を紹介 “自転車のまちづくり”も 徳山大学・周南まちづくりコンテストで発表 川柳で周南を紹介
 周南市の徳山大学(岡野啓介学長)は10月30日、「周南を元気にするアイデア」をテーマにした周南まちづくりコンテスト2016の表彰式とフォーラムを同大学で開き、一般部門最優秀賞の岡山市職員、流尾正亮さん(36)や大学部門で最優秀の徳山高専5年、石渡裕さん(20)ら5人が受賞したアイデアを発表した。

表彰される流尾さん

表彰される流尾さん

表彰される石渡さん

表彰される石渡さん

 このコンテストは今回が7回目。毎年、大学祭のポプラ祭の日に表彰している。アイデアは全国に募集したが、応募は中学部門、大学部門が1件ずつ、一般部門が8件で、高校部門の応募はなかった。最優秀賞の2人のほか、中学部門で市内の晃英館中学2年の奥田旬君、一般部門で同、川崎貴裕さんを優秀賞にし、全応募作から同市内の渡辺竜美さんを徳山商工会議所賞に選んだ。
 流尾さんは同市戸田の出身で、今も年に1、2度は帰郷していることもあって応募した。題名は「大好きなまち周南プロジェクト~五・七・五に想いをこめて」。
 これから周南の主役になる子どもたちを育てるために、周南のいいもの、宝ものを川柳で紹介し、市民カルタの制作、川柳のテーマになったスポットを取材して回る市子ども大使の任命、スマートフォンを使う拡張現実の技術で徳山動物園などで説明を聞いたり、架空の動物を捕らえられる「とくやまどうぶつえんGO!」を提案した。
 石渡さんは「自転車のまちづくり」と題し、公共施設やバス停に自転車置き場を作ることや自転車のレンタルの仕組みを提案。合わせて卒業研究として取り組んでいる菊川地区の通学路の自転車事故を防止する手法も説明した。
 渡辺さんは「周南のチカラを合わせて創る『周南の王子』絆ロボシュウナンオー」で、周南工業地帯の製品、知識を終結させたロボットの制作、活用を提案。
 奥田君は「しゅうぞうと修造が踊る『熱いぞ周南!』」と題して、徳山動物園のマスコット「しゅうぞう」がタレントの松岡修造さんと踊る動画を作成して市をPRする▽川崎さんは「周南市をアスリート養成のまちに」と題して子どものうちから継続的に一貫したトレーニングを積める環境整備などを提案した。
 表彰式には受賞した5人が出席し、岡野学長らから表彰状が渡された。

「あかもぐふりかけ」が水産庁長官賞

県水産加工展で受賞 光・友松商店が製造
 第48回県水産加工展で光市室積4丁目の友松商店(友松義典社長)の「あかもぐふりかけ」が水産庁長官賞を受賞した。原料のアカモクは海藻で、周防大島産のものを同社で加工し、しっとりとしてかむと粘りがあり、かつおの風味が広がるふりかけに仕上げた。

表彰状、トロフィーと「あかもぐふりかけ」

表彰状、トロフィーと「あかもぐふりかけ」


 同社は1892年創業。ひじきやちりめん、えび、煮干しいりこなど海産物、乾物を室積の本店、島田1丁目のアルク光店前のベスト店、下松市望町2丁目の味の蔵店とインターネット通販でも販売している。
 今回の水産加工展には41社が106点を出品。農林水産大臣賞、名誉大賞各1点と水産庁長官賞、県知事賞各5点などを選び、10月27日に山口市の翠山荘で表彰式があった。
 アカモクはワカメ、めかぶ、昆布などと同類の海藻。生命力が強く、長くなると7メートルぐらいにまで成長する。フコイダンとフコキサンチンを多く含み、ねばりがあってシャキシャキとした歯ごたえがある。
 漁師はゆでて食べているが、日持ちがしないため市場に出回ることは少ない。このため同商店ではひじきの加工技術を使って「乾燥あかもく」と「あかもぐふりかけ」を作った。「乾燥あかもく」は湯を加えてねばりが出るまでかきまぜ、みそ汁、酢のもの、そうめんなどに使う。納豆や豆腐とあえてもおいしいという。ふりかけはおにぎりやごはんにかけて食べられる。
 値段はふりかけが80グラム、乾燥が20グラムで各350円。問い合わせは同店(0833-78-0475)へ。