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スーパーフォーミュラで初のダブルタイトル

インギングがチーム、ドライバーズ
 周南市南浦山町のインギング(卜部治久社長)のレーシングチーム「プロミュー・セルモ・インギング」が自動車レースの最高峰、全日本スーパーフォーミュラ選手権でチーム、ドライバーズ両方のチャンピオンを獲得した。ドライバーズ優勝は2年連続、チーム優勝は初めてで、8日に山口市維新公園の山口トヨペットショールームで優勝報告会を開いた。

レースマシンと選手、監督たち=インギング提供

レースマシンと選手、監督たち=インギング提供

 同チームは1995年に同社と同じく卜部グループに属するトヨタカローラ山口を母体にするレーシングチーム「サムシング」が前身で、08年からフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)に参戦している。
 スーパーフォーミュラは最高時速310キロ超の専用マシンで競うレースで、今年は11チームの19人が4月24日から10月30日まで鈴鹿サーキットなど5会場で7戦をした。
 国内外の有力選手が出場する中、インギングからは国本雄資選手(26)と昨年優勝した石浦宏明選手(35)が最終戦まで優勝争いを繰り広げ、国本選手が参戦6年目で初のドライバーズチャンピオンに輝き、石浦選手も5位に入賞してチーム優勝に貢献した。
 報告会には両選手と浜島裕英総監督、立川祐路監督も出席した。同社は「来シーズンはチーム力にさらに磨きをかけてドライバーズ、チームのダブルタイトル連覇を目指す」と話している。

東ソー物流・リーチスタッカーを導入

40フィートコンテナ対応、効率アップへ
 周南市野村の東ソー物流(佐伯哲治社長)は大型コンテナの移動や積み上げたり、トラックへの積み下ろしなどをする荷役機械、リーチスタッカーを新たに導入し、9日、臨海町のN6新南陽公共ふ頭で従業員ら約60人を対象に説明会を開いた。

40フィートコンテナを持ち上げるリーチスタッカー

40フィートコンテナを持ち上げるリーチスタッカー

 このリーチスタッカーはニチユ三菱フォークリフト製の「RS450マイ・スター」で、最大荷重は45トン。40フィートコンテナを高さ15メートルの最大5段まで積むことができるほか、自動垂直水平制御機能で手前のコンテナを抜かして奥のコンテナを扱うこともでき、最新の安全監視機能も備えている。
 これまで同社が使っていた最大荷重24トンのフォークリフトでは40フィートコンテナを扱えず、トラックに載せたものをスロープを利用して積み下ろしていたが、今回の導入で荷役の効率が高まり、1日当たり作業量は従来の3倍になるという。
 9日はニチユ三菱フォークリフト東京支店の担当者がこの機械について説明したあとデモンストレーションもあり、コンテナをつかむスプレッダーが伸縮して空の3トン以上の40フィートコンテナを軽々と持ち上げ、回転させて3段に積み上げるなどの能力を披露した。
 同社は11月末にこの機械を導入して現在試運転中で、このふ頭用の1台のほか、工場用にも1台を来年3月に導入する。
 佐伯社長は「年々、コンテナが大型化している中で、安全性と効率を高めるために導入した。コンテナでは薬品なども扱い、積み方で製品にダメージも出るため品質確保にもつながる」と話していた。

東ソーに最優秀賞、出光に優秀賞

自衛防災組織技能コンテストで市内企業が1、2位独占
 消防庁が石油コンビナート事業所の自衛防災組織の技能や士気の向上へ開いている「石油コンビナート等における自衛防災組織の技能コンテスト」で周南市から東ソー南陽事業所(田代克志所長)が1位の最優秀賞、出光興産徳山事業所(八山光秀所長)が2位の優秀賞を受賞し、7日に市役所を田代所長、八山所長らが訪れ木村市長に報告した。

左から時安さん、田代所長、市長、八山所長、砂川さん

左から時安さん、田代所長、市長、八山所長、砂川さん

 コンテストは3年目。1チーム7人で大型化学高所放水車などを使って5分以内に安全に放水できるかを競う。全国の43組織が参加し、ビデオ動画による予選で選抜された25組織が現地審査を受け、最優秀1、優秀4の計5組織が総務大臣表彰を受けた。優秀賞の中では出光が最も得点が高かった。
 市役所にはチームのリーダーとなる中隊長を務めた東ソー総合サービス南陽支店防災センター係長の時安真浩さん(42)、出光プランテック徳山警防課直長の砂川僚さん(43)も訪れ、市消防本部の指導も受けて臨んだことなども報告した。
 市長は「市の安心安全の取り組みへの追い風となり、市民も一段と心強く感じると思う」とたたえた。
 東ソーは参加条件の変更で今回が初出場。時安さんは「3交代で練習時間も中々取れない中、チームワークに力を入れた。今後も改善して防災技術のレベルアップを図りたい」と喜んでいた。
 出光は2年前は最優秀賞、昨年も優秀賞で3年連続の総務大臣賞。今回は昨年のメンバー7人のうち6人を入れ替えており、砂川さんは「組織として防災能力が高まった。市民に安心してもらえるコンビナートを目指す」と話していた。

40年も戸仲が「戸中」に

光市の県道の案内看板・現状にもあわず
 光市室積の県道石城山光線の丁字路に県が建てた行き先案内板に「戸仲」と表示すべき地名が長年「戸中」と表記されていることがわかった。県道路整備課は「早急に確認したい」と話している。

「戸中」と書かれた看板

「戸中」と書かれた看板

 5日の市議会一般質問で市内の公共看板が来訪者にわかりやすいかをただした笹井琢議員(彩り)が指摘した。同県道は塩田の石城山の山頂付近から田布施町城南や同町と光市の市境の大峰峠を経て室積の国道188号に至るまでの約20キロ。問題の案内板は大峰峠から室積の市街地に向かう人に向けて立てられ、左矢印の先に国道、右矢印の先に「戸中」の地名が書かれている。
 笹井議員によると少なくとも40年は「戸中」と表示されていたとみられる。
 戸仲は光井地区の中心部の旧地名で、現在も国道の交差点や自治会の名称にその名をとどめている。
 一方でこの案内板の矢印通りに右折するとカーブが多く狭い市道が千坊台団地まで続き、現在はほかに走りやすい道がいくつも整備されているため、戸仲に行くドライバーが実際にこの市道を通ることは考えにくいことも指摘した。

中村さんに総務大臣表彰

自治会長21年、周南市連合会長も
 周南市自治会連合会の前会長、中村利孝さん(81)が自治会など地縁による団体功労者として総務大臣表彰を受賞し、5日、市役所で木村市長に報告した。

中村さん(左)と市長

中村さん(左)と市長

 この表彰は今回、県内からは1人だけで、中村さんは出席しなかったが、11月29日に総務省で表彰式があった。
 中村さんは新南陽市の職員を定年退職した1996年から現在まで福川の戸数70の寿町自治会長を引き受け、2012年5月から2年間、新南陽自治会連合会長、同年7月から県自治会連合会副会長、14年2月から周南市自治会連合会長を6月まで務めた。
 この日は表彰状と記念の銀杯を手に訪れ「皆さんの代わりにもらったようなもの」と笑顔を見せて、今後は福川駅周辺に住民のいこいの場を作りたいと街づくりに意欲を見せていた。

高純度窒化アルミニウム粉末工場増設

投資額12億円、44人を雇用 (株)トクヤマ徳山製造所・2018年4月運転開始
 総合化学メーカー、㈱トクヤマ(横田浩社長)は周南市の徳山製造所徳山工場内に高純度窒化アルミニウム粉末の製造設備を増設することを決めた。2017年1月に着工して2018年4月に営業運転を開始する予定で、2日、県庁で横田社長と村岡嗣政知事、木村市長が出席して増設に伴う調印式が開かれた。

調印式の左から木村市長、村岡知事、横田社長=(株)トクヤマ提供

調印式の左から木村市長、村岡知事、横田社長=(株)トクヤマ提供

 窒化アルミニウムはアルミナと窒素の化合物で、高い熱伝導性、絶縁性があり、電力の制御や変換などをするパワー半導体デバイス向けの放熱材量として使われる。放熱市場は伸長著しく、需要の拡大が見込まれている。
 徳山製造所では独自技術の還元窒化法で年間480トンの高純度窒化アルミニウムを製造しているが、増設によって年産120トンが増強され、年産600トン体制となる。
 投資額は約12億円で、増強に伴い44人の雇用も予定している。

新南陽保健センター存続要望

2,132人が賛同署名、危険で駐車場もないが…
 周南市の「新南陽保健センターの存続を求める会」は1日、市が今年度末に廃止する方針の宮の前の同センターの存続を求める要望書を賛同者2,132人の署名とともに市に提出した。市は要望書を提出した世話人に館内には階段しかなく、足元が見えない妊婦や乳児を抱いた父母には危険なため、すでにほとんどの事業を学び・交流プラザなどに移していることなどを説明して理解を求めた。
 同センターは旧新南陽市時代の1984年に完成。鉄筋コンクリート2階建て、321.67平方メートル。研修室や栄養改善実習室もあって新南陽地区の保健活動に使われてきたが、エレベーターがなく、駐車場も8台分しかないことから廃止を決め、議案を6日から始まる12月議会に提案する。
 要望は住民の健康維持、増進が1カ所でできるようにすることと、同センターを今まで通りに利用できるようにすることの2点。この日、徳山保健センターで世話人の古市の早川徹さん(67)、中畷の足立隆俊さん(71)から中村純子こども健康部長、中村広忠同部次長、磯崎恵理子健康づくり推進課長が要望書を受け取った。

中村部長(右)に要望書を渡す左から足立、早川さん

中村部長(右)に要望書を渡す左から足立、早川さん

 早川さんらは最近、同センターを利用する機会はなかったが、市議会議員から廃止の方針を知らされて11月から署名運動を始めたと話し、廃止の経緯などの説明を求めた。
 これに対し、中村部長らは利用者の危険という声に応じて昨年6月から検討を始め、市母子保健推進協議会や食生活改善推進協議会にも意見を聞いたと述べた。より多くの人が参加しやすいよう、健診やセミナーは特定の場所に集まってもらうのではなく、対象者により近い場所で実施することを目指していることも説明し、これらは市議会には報告していると話した。
 早川さんらは駐車場を広げることやエレベーターの設置は予算を付ければ可能と主張。短期間で2,000人の署名が集まった背景に、市は公共施設の統廃合を含めた再配置も進めているが、市議会で説明しても市民には伝わらず「知らない間に廃止が決まった」と感じている新南陽地区の住民も多いことから、早い段階で市民に説明の文書を配るなど広報活動の充実も要望した。
 これに対しては、市は保健事業にしか使っていないため利用者が限られることから不特定多数の市民に知らせる活動はしなかったが「丁寧な説明が必要だった」と述べた。
 市はがん検診やマタニティセミナー、育児相談、3歳児健診などの会場を、駐車場が広く、バリアフリーで1階に調理室がある学び・交流プラザや新南陽ふれあいセンター、子育て支援センターに今年度から全面的に移している。現在、新南陽保健センターでは母子健康手帳の交付だけをしているが、これも来年度は新南陽総合支所一階に移す計画。また廃止後、建物は撤去せず再利用を検討する。

故津田投手の顕彰碑、看板改修へ

地元団体が募金活動開始
 プロ野球の広島カープで活躍して「炎のストッパー」と呼ばれ、32歳で亡くなった周南市和田出身の津田恒実(旧名・恒美)投手の功績を次世代に残そうと、地元住民で作る津田恒美顕彰の会(松田富雄会長)は和田にある顕彰碑の修復などに向けた募金活動を始めた。100万円を目標に12月20日まで集める。

プレートが劣化した顕彰碑と松田会長

プレートが劣化した顕彰碑と松田会長

国道376号沿いの案内看板

国道376号沿いの案内看板

 津田投手は和田中時代に軟式野球を始めて南陽工高では春、夏2度の甲子園に出場、カープでは球団初の新人賞にも輝き、25年前のリーグ優勝にも貢献した。2012年に野球殿堂入りし、市野球場の愛称も「津田恒実メモリアルスタジアム」になっている。
 和田中敷地内にある顕彰碑は津田投手が亡くなった翌年の1994年に建立されたが、ステンレス製のプレートの一部が削れるなど老朽化。今年はカープが4半世紀ぶりにリーグ優勝し、地元住民の機運も高まったことから今回の募金活動が決まった。顕彰碑には野球殿堂入りしたことも加える。
 現役途中で病に倒れたが、闘志をむきだしに勝負するその姿はファンの目に焼きつき、今も顕彰碑見学や墓参りに東京など遠方から訪れるファンやゆかりの人も多く、募金で顕彰碑のほか国道376号沿いにある津田投手の写真入りの案内看板も改修する。墓の場所を示す看板も新たに建て、パンフレットも作成する。これらは来年1月末までの完了を予定している。
 松田会長(71)は「この先、永遠に津田恒美の姿をこの地に残し、多くの子どもたちに勇気と希望を与える象徴としていきたい」と話している。
 募金は1口が個人1,000円、法人・団体は1万円。郵便振替による募金口座の番号は01350-5-105244。芳名帳や募金申込書でも受け付ける。問い合わせは事務局の和田公民館(0834-67-2069)へ。

周南3市の周遊促進へ

まちあるき&ドライブガイド発行 女性目線、スタンプラリーも
 周南広域(光・下松・周南)観光連携推進協議会(原田康宏会長)は周南3市の周遊ガイドブック「山口県周南市・下松市・光市 SETOUCHI まちドラ(まちあるき&ドライブガイド)」を発行した。パワースポットやカフェ・ランチスポットなど女性に人気を集めそうな場所をまとめ、モデルコースも示してめぐってもらうスタンプラリーの要素も加えている。

発行された「まちドラ」

発行された「まちドラ」

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 来年9月から12月まで県とJRグループが展開する「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」にあわせ、周南エリアでの周遊促進と交流人口の拡大を図ろうと作った。
 ガイドブックは4つのカテゴリー別に魅力を紹介。そのうち「パワースポット」では福徳をもたらすとして信仰されてきた〝周南七福神〟をまとめ、「カフェ・ランチスポット」では景観や料理などが自慢の20店を掲載している。
 「癒(いや)しスポット」としては光市の象鼻ケ岬、海商通り、下松市の笠戸島夕日岬、国民宿舎大城、周南市の周南工場夜景が登場。
 「雑学スポット」では光市の初代内閣総理大臣となった伊藤博文の伊藤公記念公園、下松市のユニークなひげが特徴の長岡外史にまつわる外史公園、周南市の三光寺の乳房観音、漢陽寺とお茶など計6カ所を雑学とともに紹介している。
 スタンプラリーは計15カ所のスタンプ設置場所を巡って3、5、7個のスタンプで応募でき、7スタンプのコースは3人にふぐコースセット、大城ペア宿泊券、かんぽの宿ペア宿泊券が当たる。いずれも各市で最低1カ所のスタンプが必要。2018年1月まで3期に分けて募集する。
 A5判16ページのカラー。1万部作り、3市の観光・商業施設や県関連施設、県内主要JR駅構内などに置く。問い合わせは同会事務局の周南市観光交流課(0834-22-8372)へ。スタンプポイント次の通り。
 周南=三光寺、道の駅「ソレーネ周南」、まちのポート、東善寺やすらぎの里、シーホース▽下松=閼伽井坊、妙見宮鷲頭寺、国民宿舎大城、笠戸島家族旅行村、くだまつ観光・産業交流センター(ザ・モール周南)▽光=清鏡寺、冠念寺、冠山総合公園、伊藤公記念館、ささ乃や