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井川前下松市長が自伝出版

「微笑みに勝る化粧なし」86年の人生つづる
 4月まで下松市長を4期16年務めた河内の井川成正さん(86)が自伝「微笑みに勝る化粧なし」を出版した。農家の貧しい母子家庭に育ちながら裸一貫で会社を起こし、幼稚園経営、市議会議長から市長として市のために尽くしてきた日々などをつづっている。

自伝を持つ井川さん

自伝を持つ井川さん

 井川さんは1930年生まれ。久保尋常高等小学校を出て日立製作所笠戸工場(現笠戸事業所)に入り、37歳で鉄道車両部品製造の清和工業を創業。85年に学校法人妹背学園の理事長に就任し、幼稚園の経営も手がけた。
 44歳から市議会議員を7期、議長や合併問題特別委員長を務めた。周南合併が争点となる中、2000年の市長選挙に出馬して合併推進派の現職を破って当選、周南3市2町合併協議会から離脱して単独市政の道を選択した。勇退時は日本一の高齢市長だった。
 自伝は潮音町の写真家、絵本作家で、出版を働きかけた金井道子さんが経営する星の子社の出版で、A6判、192ページ。
 第1章の「貧しかった少年時代」から「市会議員として下松の発展に尽くす」「合併問題、そして市長に就任」などまで七章で構成。「笑いと花と童謡のまちづくり」や「遊び心が人をつくる」「道路一本で街が変わる」「財源なくして政策なし」など市長時代に掲げた政策の柱が、井川さんのどんな生きざまの中で生まれたのかも触れている。
 22日にザ・モール周南3階の星プラザ会議室で出版の記者会見を開いた井川さんは「何のことはない人生だが、市長を退任して一区切りついたこともあって長年お世話になった市民の皆さんへのお礼の気持ちを込めて出版した。ご一読いただけたらうれしい」と話した。
 定価は税込み1,080円。星プラザカウンターで販売している。1,000部発行。問い合わせは下松商業開発(0833-45-1100)へ。